銃弾をかわすことは可能なのか?連続長距離狙撃は可能か?(ルパン三世の論理的な考察)

ルパン三世では、敵の銃弾を回避するキャラクターが存在する。では、現実にそんなことは可能なのか?

結論から言えば、不可能だ。拳銃の銃弾は秒速300〜400mと、音速に匹敵する。敵が銃を構えてから回避行動をとったとしても、早撃ちの名人ならば0.5秒以内に弾丸が発射される。0.6秒くらいしか回避に可能な時間はない。回避行動をとっても、身体のどこかには必ずあたるだろう(急所を外すのがせいぜいかもしれない)。

唯一、ルパン三世で回避行動が可能と思われたのは、次元大介とミラージュが長距離狙撃対決をした回だ(PART 5)。このときは、お互い600〜800mほど離れていたため、着弾までに1秒以上かかるため、集中状態ならば火薬(発射光)をみてから回避できる。ライフルスコープごしなので、長距離でも発射光は確認できる。目視の場合、光の速さで網膜に発火の情報が到達する。ただし、弾丸は音速と同じなので、音を聞いてからでは間に合わない。長距離狙撃は目視が全てだ。

他にも、次元大介は、555m離れた対象を寸分違わず何度も着弾させる神業をみせているが、空気抵抗や当日の湿度なども影響されるため、コンピューター制御しないと着弾は不可能だろう。

まあ、このように、小学校高学年レベルの算数と理科の知識を使えば、アニメや映画を論理的に考察することは可能だ。高校レベルまで極めれば、もっと楽しい考察が可能だろう。学校の先生は身の回りの不思議を解説するなど、面白い授業を心がけてほしい。

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