トランプ氏銃撃の犯人、実は高校時代は超優秀だったことが判明!だが、大学へ行けずに介護施設で働く・・・

約1400人が通うベセルパーク高校を2022年に卒業した容疑者は全米数学・科学の奨学金を受賞するほど優秀な学業成績を収めた優等生だったことが確認された。ペンシルベニア州南西部地域メディア「TribLIVE」(旧Tribune-Review)の2022年6月22日付の記事によると、容疑者は同年の全米数学・科学イニシアチブスター賞を受賞し、賞金500ドル(約8万円)を受け取っていた。

ライブドアニュース

米メディアによると、トランプ前大統領暗殺未遂事件のトーマス・クルックス容疑者(20)は介護施設で働き、高校時代は理数系科目の成績優秀者として表彰される一方、友人は少なく、いじめられていたとの証言もある。射撃部に入ろうとしたこともあったという。「昼食時は1人で座り、服装をばかにされていた」。高校の同級生は、容疑者が毎日のようにいじめられていたと振り返った。

東京新聞

本来は、絶対に、犯罪者に同情してはならない。これは、安倍晋三元首相を暗殺した山上徹也にもいえることだ。だが、どうしても、この容疑者に同情してしまうところがある。

私も、高校時代、がり勉で、周囲から揶揄されることがあった。三重県の田舎では、一橋大学や早慶を目指す人は少ない。それがどれだけ難しく、価値のあることなのか理解されることはなかった。私の他にも京大や阪大を目指す生徒もいたが、その人たちも変人扱いを受けていた。しかし、私や私の同級生は大学に合格し、進学できたので、報われた。

ところが、この犯罪をした青年は、大学へは進学せず、介護施設で働いていた。表彰されるほど優秀なのに、大学へ行けなかったのである。推測にはなるが、経済的な理由ではないだろうか?それで、社会に対して恨みをつのらせていた可能性がある。

2008年頃、東京の秋葉原で、無差別殺傷事件があった。この犯人、加藤智弘死刑囚は、やはり、幼少期に教育虐待を受けていた過去があったようだ。それにも関わらず、派遣社員の身分に甘んじていた。それが、犯行の動機になった。

格差是正や機会平等は完璧は不可能だ。どこかで妥協は必要だろう。しかし、運に見放された若者たちが、社会を恨み、このような犯罪に走ってしまうのはなんとも悲しいことだ。もちろん、犯罪者は裁かれるべきだし、本来は同情してはならない。だが、社会を改善していかないと、このような犯罪はこれからも起こるだろう。

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