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【事例紹介】中川いさみ先生のしあわせウサギ展の集客をお手伝いしました

久しぶりの更新です。今年7月11日にしあわせウサギ展のライブ配信をお手伝いしましたので、備忘録を兼ねて記録します。まとめるのが遅くなりました!w

しあわせウサギ展について

しあわせウサギとは?

中川いさみ先生の漫画・アニメ「くまのプー太郎」に出てくるキャラクター。しあわせをさがして30年(!?)の野うさぎで、「しあわせ〜」が口癖。

pixivより

しあわせウサギ展とは?

2022年6月24日(金)〜 2022年7月8日(金) TOBICHI東京(東京都千代田区神田錦町)にて開催された展覧会。
手帳でおなじみのほぼ日さんと、中川いさみ先生がタッグを組みました。
https://www.1101.com/tobichi/tokyo/exhibition/detail/?p=9744

prtimesより


展覧会の様子

https://twitter.com/shiawaseusagi11より
https://twitter.com/tobichi_1101より
https://twitter.com/tobichi_1101より

弊社がやったこと

しあわせウサギ展のオンラインプロモーションの一環としてインスタライブを行いました。弊社はライブ配信企画の全体をお手伝いいたしました。

■事前準備(企画〜設計、告知周り)

KPI:イベントの集客。
当初はライブ配信上でのグッズ物販(=ライブコマース)も検討していましたが、イベント本部の方向性として、やはり会場に足を運んでもらいたいこと、またグッズECサイトのリリースが想定より遅くなったことから、物販ではなくイベントへの集客を目的にしました。

配信媒体:インスタライブ。
公式アカウントのフォロワー数がInstagram<<<<Twitterだったので、Twitterのライブ放送機能を利用したかったのですが、画質があまり優れておらず、、、、しあわせウサギの精緻な原画を映すには向いてないと判断しました。

ちなみに本プロモーション開始前のフォロワー数は
Instagram:60人
Twitter:2000人以上

本企画を成功させるためには
・Instagramフォロワー数を限りなく増やすこと
・いかにTwitterからInstagramへ誘導するか
・いかにコンテンツをフォロワーの嗜好と合わせるか

がポイントでした。

定期的な告知:しあわせウサギの公式InstagramとTwitter。そして中川いさみ先生の公式アカウントで告知をしました。
Instagram:ストーリーとフィード(ライブ配信日1週間前〜当日まで毎日)
Twitter:ツイート、リツイート(3日に1回程度)
→1回ツイートするだけでInstagramフォロワーが結構増えました。誘導って大事ですね!

告知クリエイティブ:Twitterサイズのクリエイティブを2パターン作成しました。しあわせウサギのイメージを崩さないよう、緩めでカジュアルなテイストにしました(デザイナーのさとみさんありがとうございました!)

配信構成:お店の外でスタート→順に会場やグッズの様子写す→最後は「来場してね!」のメッセージでクロージング
いわゆる会場を歩きながら説明するスタイルにしました。
・出演者が会場を歩き、カメラが後を追う。→視聴者自身が実際に歩いているような感覚になってもらう
・写真スポットなど様々なしあわせウサギを見せる。→ここだけのしあわせウサギを知れる。限定感がある。

事前にライブ出演者に伝えたことは下記2点です。
①適宜コメントには反応し質問にも丁寧に答える
(例)グッズはどれくらいありますか、など
②中川いさみ先生が壁に描いたイラストなど、普段聞けない面白いエピソードも共有する(適宜アドリブ入れてもOK)

配信時間帯:7/11(月)16時半〜16時50分の20分間。
平日なのでお昼(12時〜13時頃)や18時以降にしたかったのですが、私のスケジュール都合上この時間帯に。
また経験上、30分以上の配信は大掛かりなスタジオやキャスティングでないとグダるので、コンパクトに15分〜20分以内に収めました。
視聴者をお腹いっぱいにさせてはだめ。ちょっと足りない、くらいがちょうど良いのです。

■当日(リハ〜本番のディレクション)

プロジェクトメンバーは3名。当日の役割分担は
柿沼(妊娠中のためリモートでディレクション)
ライブ出演者 1名(現地)
三脚カメラマン 1名(現地)

当日のスケジュール
15時00分~
ライブ出演者とカメラマン現地集合。会場下見、クライアントから簡単な説明インプットを頂く

16時00分~
テスト配信(リハーサル)。通信環境と画角・明るさ・音声、そして配信内容の確認。私はリモートで視聴しました。通信環境は最も事前確認が必要なところです。

16時30分~
ライブ配信開始!✨


配信内容:入り口で挨拶→会場入る→展示物の紹介限定グッズの紹介(金額も)→販売中原画の紹介→フォトスポット映す→中川いさみ先生が壁に描いたイラストの説明→クロージング(ぜひ来場してください!)


   

ライブ配信結果


Instagramフォロワー:3日間で+100名以上(60名→177名)に。
→配信後も順調に増加中、2022/08/13現在185名。


ライブ配信の最高同時視聴数:18名(平均15〜17名)→単純計算でフォロワーの約10%の誘導に成功しました。これはかなり良い数字です。他企画では大体3%なので。

コメント属性:すべてポジティブな内容でした。
「かわいい!」
「グッズ欲しい」
「連休中に会場行きます」 等々。


また、クライアントからも
・来場者は事前想定の倍だった
・来年春に今度は物販でライブ配信をしたい
とコメントを頂きました。

良かった点

・しあわせウサギのファンが視聴していたのでコンテンツとの相性がよくポジティブなリアクションが非常に多かった
・配信する内容が、グッズ・展示内容・会場案内・中川いさみ先生の面白いエピソード等々、てんこもりで中だるみせず、視聴者の離脱を防止できた
・事前に通信環境と音声を確認できたので通信トラブルもゼロ
・しあわせウサギ自体が映えるキャラクターなので画角も魅力的だった

改善点

・ピン留め機能で「何でも質問どうぞ!」的なコメント置いといたほうがもっと質問きたかも
・最後に「質問コーナー」を設けても良かった(より視聴者を夢中にさせる意図)
・反応率と効果測定のため、来場者が「インスタライブ見ましたよ」と伝えたら限定グッズがもらえるキャンペーンができたら良かった

特に3つ目のキャンペーンは、視聴者がどれくらい来場したかを測るためにマストですが、今回は準備が間に合わず。。。
誰がどれくらい原画やグッズを購入したか、もデータが取れればさらに良かったのですが、残念ながら今回はできず。
次はしっかり効果測定したいですね。

最後に

販売をKPIとするのではなく、集客につなげるための配信なのである意味「広告」と言えるわけですが、この手法は今後も活用できる可能性が高いと考えています。
しあわせウサギファンにイベント告知&中身を少し簡単に見せることで、「実際に自分の目で確かめたい!」と想起させることできたのかな?と。
物を売る「ライブコマース」ではないコンテンツとしてライブ配信を活用できました。
西野亮廣の「煙突町のプペル」の話じゃないですけど、
無料でオンライン公開→実際に足を運ばせる、の流れがうまくできた可能性が高いなという感覚でした。

最後になりましたがこのような貴重な機会をいただいたこと、
まひるさん、みほさん、そしてさとみさんに感謝申し上げます(^^)
ありがとうございました♪