日常にサスティナブルな取り組みを
今日はずっと書きたかった「サスティナブル」な生き方についてのお話し。
「サスティナブル」というのは"持続可能な"という意味の英語「sustainable」で、とくに環境破壊せずに維持・継続できるという意味で使われることが多い。 出典
この言葉にわたしが出会ったのは割と最近である。
お恥ずかしながら、それまではエコやエシカルな取り組みに全く興味関心がなかったのだが、オーストラリアでの2年間の生活の中で徐々に意識改革がはじまり、帰国してから本当に少しずつだが「自分にできること」を考えるようになった。
その中で出会ったのが、この「サスティナブル」という言葉だ。
▼わたしにできるエコ活動
最初にわたしが行ったのは、インターネットで「エコ わたしにできること」と検索することだった。安直だと笑ってもらって構わない。
右も左も分からないわたしが、日常の中で自然と取り組めることは何かをまずは知りたかったのだ。
すると、大体のサイトでこんなことが挙げられていた。
・こまめに節電(冷房28度/暖房20度が適温、使わないコンセントを抜く...など)
・水を大切に使う(洗い物やシャワーでの水の出しっ放しをなくす)
・ゴミを分別する(リサイクルできる資源を普通ゴミで捨てない)
・マイ◯◯を持つ(マイボトル、バッグ、箸、ストロー、ブックカバーなど)
・移動はなるべく徒歩や自転車にする
・詰め替え商品を買う
・不要なレジ袋や過剰包装は断る
・リサイクルショップやメルカリなどを活用して使わなくなったものを譲る/買う
う〜ん。正直なところ、これらのことは日常の中で自然と行っている。わたしにとっては"当たり前"なことになっているから、もう少し踏み込んだ何かができないかと調べたところ...そうこの「サスティナブル」な取り組みを知ったのだ。
▼環境に優しいものを
私たちができるこのサスティナブルな取り組みのひとつに「ゴミを減らす」というものがある。
日本は世界の中でも焼却炉の性能が高く、ダイオキシンを出さない高温での処理が可能だという。近年、レジ袋の有料化が進みマイバッグ利用が主流となっているが、石油由来のプラ袋などはむしろ高温処理の燃料となるから燃やしたほうがいいという意見や、結局家庭のゴミ袋などで必要となるためプラ袋を買い足す矛盾が生まれるなどの指摘もあるそうだ。
それでも日本人が出すプラごみの一人当たりの割合は世界第2位と言われている。
できるだけ環境に配慮し、ゴミ自体を出さないことはいいことだろう。
ここでいくつかサスティナブルな暮らしに役立つアイテムをご紹介しよう_!
▷蜜蝋(ミツロウ)ラップ
布(コットン)にミツロウ・植物性オイル・天然樹脂を染み込ませたラップのこと。100%天然素材なので環境にも優しく、何度でも洗って使いまわせるアイテムで、使い捨てのラップよりも断然環境に優しい。
▷固形シャンプー
これひとつで通常の液体シャンプー350mLのプラボトルおよそ3本分。コンディショナーならなんと5本分というコスパの良さ。
ゴミも抑えられて、髪にもいいなんて使わない手はない_!
▷竹歯ブラシ
定期的にゴミになってしまうプラの歯ブラシも、竹製に変えることで環境に優しい取り組みに。毎日使うものだからこそ、ちょっとした意識の変化でより良い方向に変えていきたい。
どれもデザインが可愛く、おしゃれなものが多いのが嬉しい。少しでも環境に優しいアイテムを使って暮らしを豊かにしたいものだ。
また最近、タイミングよくVOGUEの動画でモデルのローラがサスティナブルな生活やアイテムを紹介しているのでぜひ見て欲しい。
▼サスティナブルなブランド
サスティナブルファッションという言葉があるように、ファッション業界はいち早くこの問題に取り組んでいる。
長らく問題視されてきた"大量衣料廃棄問題"だが、少しずつこの問題に取り組むブランドが増えてきているのは嬉しい。
サスティナブルの定義も様々だけど、主に
・アニマルフリー(革製品や毛皮などを使わない)
・薬品栽培したコットンを使用しない(オーガニックコットン使用)
・リサイクル技術を用いて作られた繊維の使用
・フェアトレード(適正な価格と労働環境)
・流行に特化せず質の良いものを提供する
などが挙げられる。
そんな中でいま、我々ミレニアム世代にじわじわと支持を広げているアメリカのブランドがある。
▷ EVERLANE
サンフランシスコ発のエシカルブランドであるEverlane(エバーレーン)だ。
Everlaneは高品質なものを低価格で提供してくれ、なおかつ1つの製品製造に掛かった経費を全て公に公開することで信頼感も得ている今最も透明性のあるブランドの一つだ。
消費者としても、ここまで公にしてくれると安心して買い物ができるし、納得した上での購入になる。
こういったブランドは今後もどんどん増えていって欲しい。
長く着られる質の良いものを愛用するのはとっても素敵なことだと思う。
▷UNIQLO
▷ZARA
▷H&M
日本でお馴染みのみんな大好きユニクロやザラ、H&Mといったいわゆる「ファストファション」に分類されるブランドもサスティナブルな取り組みを行っている。
正直「ファストファション」というと"大量製造・大量廃棄"なイメージが強かった。
どんどん新作が発売されては流れていくイメージで、低価格が魅力的だ。わたしもいつも利用している。が、サスティナブルな印象はなかった。
しかし、現状はきちんとサスティナブルな取り組みを行っていることがわかったのである。100%オーガニックコットンを目指したり、リサイクルの技術を用いた繊維での製造や、古着の無料回収BOXの設置など様々だ。
H&Mに至っては、現在は堂々とホームページや店舗でも「サスティナビリティ」の提示を行っている。
こういった私たちの身近にあるブランドがサスティナブルな活動を行ってくれるのは嬉しい。
これからは、そういうブランドを利用することで支持していこう。
▼2030年を目標に
そもそも近年この取り組みが広がっていったのは、2015年の国連サミットで193カ国の首相のもと「SDGs(Sustainable Development Goals)」持続可能な開発目標を掲げたことがきっかけだったそうだ。
ご覧の通り、貧困や飢餓・環境問題・ジェンダーなどサスティナブルな取り組みというのは様々だ。これらは特に近年問題視されているものばかりで、私たちの身近にある課題でもある。
この17個を2016年〜2030年の間に実現させることを目標としているらしい。出典
あと10年の間に果たして私たちはこの目標を実現することができるのだろうか?
やはり世界中で一人ひとりの意識改革が進んでいかないと難しいであろう。
だが、小さな取り組みもやがて大きな変化をもたらすこともあると信じ、これからも自分にできる身近なことを継続して行ってゆきたい。
▼最後に
私たちは日々不自由なく暮らしているが、その便利さゆえに「大切なものを知らず知らずの内に失っているのかもしれない」とそろそろ気づくべきではないだろうか。
今まで正直エコや環境問題などに対して興味関心もなかったわたしだけど、最近は少しずつ意識改革が始まっている。
人に優しく、地球にも優しく
そんな当たり前な生活ができたら、なんだか清々しく気持ちいいではないか。
ここ最近はニュースやSNSでも人種差別に対する様々な意見や、ジェンダー問題などについて議論がされているが、これも大きな一歩ではないのかな?と個人的には思っている。
今までは議論すらされず、一方的に虐げられて来たという話も聞くからだ。
今、世界は確実に変わろうとしている。
暗い話題ばかりに目が行きがちな世の中だけど、そんな中でも「世の中をよくしよう」と動いている人たちが沢山いることに感謝をしたい。
そして、少しでもそんな社会の歯車の一つになれたらわたし自身も嬉しく思う。
まずは自分にできる身近なことから。
今日はそんな「サスティナブル」な生き方についてのお話しでした。
それでは、また。
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