1人のために

✩支援終了

私の仕事には関われる期限があります
一応、6ヵ月と決められています
でも6ヵ月でスムーズにいかないケースも多いです

これ以上、進展がないなー
いまは見守るしかないなー
その場合は包括支援センターなどに引き継ぎます


もし進展があったり
手伝いが必要になったら動きますが
積極的な支援はできないのです

それが決まりでもあって
メインは包括さんになるからです

また入り込みすぎると
ケアマネさんに引き継いだときに
ご本人や家族がこちらと比べたり
支援終了しても、こちらに連絡してきたりと
ケアマネさんなど引き継ぎ先との関係性が
うまく作れない場合もあります

本当は関わりたいところもありますが
橋渡し役のお仕事のため
仕方ないところでもあります

 ✩終了って？？

関係機関からしたら
終了の意味がわからないとなるかもしれません
まだ関わる必要ある人ですよね？？って

正直、6ヵ月で終われなくて
1年すぎてもそのままの人もいました


でもキリがないところもあるのも事実
だからどこかしらに繋いで終了はしています

決められた期間があるのは残酷なようで
あるからこそ早く動かないとってなるとこでもあります

ダラダラ支援しても意味がないので

どうしようもなくなったり
必要なときは浮かび上がってきます


そこを押さえてガツッと入る方が
さささっとうまくいくんです

待つことも大事

✩ウワサをすれば

噂をすればではないですが
ふと思い出して話をすると
だいたい本人や家族
別のところ(警察とか消防とか)
から問い合わせの連絡がきます

そうなると介入が結構スムーズです

そして1人のために
包括や色んな部署が協力して
連携して動きます

やっと安全に安心に生活できる環境が作れる

その人にとっての居場所をきちんと作れる

1人のために1人ができることを
いっぱい合わせると
どれだけ大きな力になるか


今まで自分に無価値感を持っていた人も
こんなにたくさん助けてもらってありがとう
って言ってくれることもあります

達成感とはまた違って
自分の価値に気付いてもらえることが
私はとても嬉しいです


やってあげてるとか思ってません
正直、仕事だからってところもあるけれど
それだけで動いてるわけでもありません

どれだけ1人の人が、あなたが
大切なのか知ってほしい
そのために動く人がいっぱいいます

それができるのが
福祉の仕事かなと思います