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おかげさまです

なりたくない病気NO.1

それは認知症です

認知症になると治らない
どんどん忘れていって
自分でできることもなくなって
最後は亡くなる


そんなイメージでしょうか


かわいそうに
いい人だったのに
頭が良かったのに
信じられない

そんな言葉をよく耳にしました
その度に複雑でした

過去の自分と今の自分を勝手に比べられ
かわいそうにと思われて
それは今、認知症と向き合っている人にとっては
余計な言葉です

家族にとってもです

✩本当に受け止められた時

なりたくない病気と言われても
仕方ないかもしれません

だって治らないんだから


だからって諦められますか??


認知症予防ができるなら
やりたいと思って当たり前です


認知症だけでなく
自分や家族が病気になると
生活が変わります


その変化も怖い
今まで通りの生活が送れない

今まで通りの生活が送りたい
何なら今よりも良い生活が送りたい

何も間違っていないし
私もそう思います

両親が健康で長生きしてほしい
私のことを忘れないで欲しい
それは子どもからしたら
当たり前の思いでしょ



ちょっと私のお父さんは
私を忘れるのは早すぎましたが

だからもうショックだった頃は過ぎました
ショックだったけれど
その分、愛情は深まりました



お父さんからのギフトだから



✩変換できる


私は認知症に関する勉強会や研修など
気になるものは参加しています

先日、認知症研修たるものを受けました

zoomで受けたのですが
私はその方の第一声に
今すぐ切ってやろうかと思いました



私は認知症には絶対になりたくない
家族が認知症になったら絶対に嫌だと思った

だからこの講習をしていると
おっしゃいました

正直、すごく気分が悪くなりました


わかりますか??
それは認知症ではない人
認知症の家族がいない人
だからこの言葉を堂々と言えるのではないか

認知症になったら終わりなの??
そう言われているような気分になりました


その言葉はその方の本心だと思います
誰がどんなことを思っても
間違いではないかもしれない


でもそれを聞いて傷付く人もいること
私はこのことで
自分自身も何気ない言葉
本心で言った言葉が
誰かの心を傷付け
不快な思いにさせているのかもしれない
気をつけなければと
思うきっかけになりました


こうやって人は
人の言葉に自分を見返り
改めて愛のある言葉や心を
大切にするのだろうと思います



お父さんは認知症です
でも認知症になったから
終わりではないです


認知症のおかげで
ということがきっとあるはずです

○○のせいで
ではなく
○○のおかげで

私のお父さんは
1番溺愛した末っ子の私から
「今日もありがとう」
「大好きよー」
って抱きしめられるなんて
幸せすぎるんじゃないかな??

だって認知症になる前の
お父さんの満面の笑みが思い浮かびます笑

もしかしたら嬉しすぎて
泣いてるかもしれません笑


これはお父さんが認知症にならなければ
絶対にないことだと言えます

もしかしたら
実家にすら寄り付かなくなったかもしれません
(溺愛されすぎて、うざくて笑)


そう考えると
認知症になったお父さんは
家族にこれでもかというほど
大切にされ愛されて
幸せだと思うのです

ここまで思えるのに
時間はかかるかもしれません

少しずつ自分のペースで
向き合っていけば大丈夫です


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