『分人主義』という考え方に救われた話。
こんにちは!
先輩のお子さんだったり、甥っ子にプレゼントを送るのがすっかり楽しみになっている安保こと「足長おじさん」です。
甥っ子からは「変なおじさん」と呼ばれています。
さて。
今回は本当の自分とは何か、自分の中で葛藤していた時に『分人主義』という考え方に救われた話をしようと思います。
本当の自分ってこんなはずではないのにと思っていらっしゃる方にも参考になれば嬉しいです。
ぼくは現在複数のコミュニティに所属しているのですが、それぞれのコミュニティで立ち位置だったり、話す内容だったり、人格そのものが変わっています。
この『分人主義』という考え方に出会うまで、それぞれのコミュニティに合わせていましたが、本当の自分ってなんだろうと悩んでいました。
『分人主義』という言葉自体は平野啓一郎さんの著書「私とは何か」に出てきます。
平野さんによると、『分人主義』とは人の中には複数の分人が共存しており、本当の自分という特定の人格は存在しない。複数の分人全てがその人を形成していて、全部の分人が自分であるということです。
分人は環境や対人関係によって形成されるため、分人の中に中心は存在しません。
つまり、その時々の相手によって分人を自動的にスイッチングさせているので特定の分人を中心に構成されている訳ではないのです。
この考え方は本当の自分って何なんだと悩んでいた僕を救ってくれました。
僕は家族の前では末っ子なのですごく破天荒にしていますが、友達の前ではちょっとクールぶって真面目な人生相談みたいなやつもしています。
(#まじでキモイ笑)
また、仕事中には絶対に怒ることはないのですが、バスケ中にはすぐ怒ったりチームメイトにもちょっと強くあたったりします。
こんなにも相手によって違う顔を見せていたので、これでいいのかなーって悩んでいましたが、この『分人主義』を知った事により、
これでいいんだ!全部本当の僕だ!
と思えるようになりました。
たまにお兄ちゃんから送られてくる甥っ子の動画をみて、ニヤニヤしているので、甥っ子に対しての僕の分人は「変なおじさん」で間違っていないのかもしれません。笑
(こいつ本当にキモい!笑)
最後になりますが、平野さんの著書「私とは何か」には平野さんが『分人主義』という考え方に辿り着いた経緯など書いてあり、面白いので気になる方は是非読んでみて下さい。
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