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正しい方向へ進むために一歩戻る

撮影テーマを衣食住の中から衣服に絞りました。
しかし!
調べを進めていく中で思っていたよりも
衣服、伝統衣装の観光化が進んでいることに気づきました。
今は少数民族がワークショップをしてくれる時代のようです。

観光の側面からではなく、伝統や技術といった面からアプローチしたいと考えているため、一旦「衣」というフィルターを外し、コアとなるポイントをより深く、強固にすることにしました。

再考した結果、私が撮りたいものの軸となるのは以下の4つです。

①伝統(昔から今、そして未来へと繋いでいくもの)
伝統の中でも、3つの細かい軸があります。
②手作業(機械を使いこなす様子よりも地道な作業を見たい、と思っていたようです)
③技術や知識(私にとって面白いと思う場所は、知的好奇心がくすぐられる場所だと気が付きました)
④文化としての生活密着度はそこまで高くなくても良い(自国文化として認識はされている。日本で考えると着物や茶道などの感覚です)

広辞苑によると、伝統とは「ある民族や社会・団体が長い歴史を通じて培い、伝えてきた 信仰・風習・制度・思想・学問・芸術など。特にそれらの中心をなす精神的在り方。」長い歴史の中で伝えられてきた技術そのものだけでなく、目には見えない精神的な部分も内包するようです。

私は漠然と自分は文化に関心があるのかな、と思っていたのですが、
軸を明確にする中で文化の中でも特に伝統に興味があることがわかりました。

私は「これにしよう!」と決めると、つい視野が狭くなってしまうので、自分の中での軸を元にたのしく進められるテーマに昇華していきます!
私の脳みそ、まだまだ一緒にがんばるぞ〜✊🏼

本日の気付き📚

大野健一(2000)「途上国のグローバリゼーション―自立的発展は可能か」東洋経済新報社.

近代化といわれてきていたものは、これから近代化を進めようとする国の既存文化やシステムの中に適応できるように、部分的であったり変化をさせて新しいシステムを取り入れていく。これをうまく行ったのは19世紀後半以降の日本である。
→政治的・社会的なシステムだけではなく、現代の日本でも国外のものをうまく変化させて活用している。しかし、新しい価値観を取り入れようとする国に合う形に外来の形そのままで取り入れると、自国文化やシステムを壊しかねない。

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