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入社1年目で知っておきたいクリティカルシンキングの教科書

今回もクリティカルシンキングについての本になる。

前回に読んだ本が僕の中では印象的だったので、クリティカルシンキングは技術ではなく、人格の基本となるものであるという前提をおいて本を選んだ。

その中で目に止まったのがこの本だ。


私がこの本から学んだことを紹介したい。


それは批評家に、評論家になるなということだ。


なんせ、私がこの評論家だからだ。

今、その評論家から脱出しようとしているのだ。

この本に書かれていたことの中の一つに、会社にはこのシステムのこれがダメ、ここがダメでこうしていかないといけないと、評論する人がいる。

私も何せその1人だ。前の会社で何度こういう言葉を発していたかわからない。


そして周りは確かに!と賛同してくれたりする。

しかしそれを冷静に分析してみると、当たり前の常識を言っているのだ。

常識なので、大体合っているに決まっている。


しかし本人は、それが当たり前の常識であり、具体的な策の遥か上層のところにある事ばかり言っていて、なんの意味もないことに気づいていない。


前回の本でも言われていたが、これが批判的思考と訳される弊害である。

批判や批評、評論なんていうのは誰でもできる。だって常識であったり、具体策の前段階のところにあるから、言うなればなんとでも言えて、辻褄を合わせられるからだ。


何かしようと思いついたときに、それをどれだけ、多方面から考えて具体案として出せるか、このときにいろいろな視点から考える事がクリティカルシンキングであり、それは人格に直結しているのではないかと私は感じている。


私は前の会社で、この会社、組織はこういう理念を持つべきだ、こうした方針でないと時代に遅れるなどを愚痴のように同僚の人たちに言ってきたが、今冷静に考えると、当たり前の事である。

それはただの評論家で、何もしないヤジ飛ばしであり、今は恥ずかしいかぎりだ。


今でもやはり、そうしたことを言いそうになったり、言ってから気づくこともまだまだあるのでこの評論家を抜け出せていない。

コロナの世界の境界線を取り払うような技術、アプリが開発されてきて、それを利用してより良い世界に、

そういうために会社を立ち上げた方とこの前お会いしたが、

その具体的行動力がすごい。

その人が言っていたことは、自分の影響を及ぼせる世界でまず頑張る。自分が今できることで影響を与えることと、影響力を拡大させるための具体策を考えて、行動する。

評論している間に、行動している奴らに抜かれたり、離されたりしたくない


この言葉は、7つの習慣とクリティカルシンキングがつながった瞬間だった。

私的成功から、公的成功に移行し、本気で今の子供らにいい環境を提供し後世に残そうと行動をしているのを見て、自分が恥ずかしくなった。


まだ言いそうになってしまうこの評論がいつか昔のことになるように、評論する前に、それの具体策としては何があるか?を先に考える習慣をつけたいと思う。

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