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カクカクサギの七日間戦争

カクカクサギの気持ちなんて誰にも理解して貰えないのである。
そう思春期の気持ちを理解できないのと似ている。
だからカクカクサギは世間の目と好奇の目に抗い続けるのだ。

そんな私も思春期をテーマにした作品を構想中。

主人公は親に反抗的な態度を取りがちなお年頃。
学校から帰って来れば親と口も利かず部屋に籠ってばかり。
しかし学校ではクラスカーストの底辺組。
何もかも上手くいかないモヤモヤを何とかするべく、
立ち入りを禁止された地下道へ向かうのだった。
そんな彼を心配して後を追う幼馴染の二人、
「売り」をしていると噂のクラスメイト、
負けたくないとついてきたカースト1位の陽キャを巻き込み、
彼らの世界を相手にした戦いが今始まる。

出典:パパSEの頭の中

ちなみに前回の「光の翼」と違ってタイトルは未定

それと、この作品にはもう一つテーマがある。

それは「小説でないと描けない作品」

私だって物書きの端くれだ。
文章で勝負したい。

文章でないとできない作品を作りたいのだ!

でも、
当然の如く1行も書きあがっていない。

だって、

カクカクサギだから。


しかし巷には同族がたくさんいるようである。
なぜかお互いに気付いているようで気付いていない。
思春期に同じ悩みを抱える若者は溢れているのに、
自分だけがその悩みを抱えているかのように錯覚しているのに近い。

〇〇になろうにも、〇〇ポリスにも、もちろんこのnoteにも、
私と同じカクカクサギはいるんですよ。

同族を見つけるのは思った以上に簡単です。

なぜなら大概の同族が多趣味だからです。

「あれ~あの人、書く書く言っていたのに書いてないな」
って思ってその人のプロフィールを見ると、
 あれもやってます
 これもやってます
 それもやってます

って書いてありません?

いえ、いいんです。
多趣味なのは悪いことではありません
むしろ物書きには必要なことでしょう。

私の好きなアニメ監督は

「アニメを作りたければアニメを見るな。
 本を読め、映画を見ろ」

と言っています。

それと同じで物書きは本を読むより、
映画を見たり音楽を聴いたり自分の作品とは違う形式の作品に触れる方が、
いい刺激を得られるのだと思います。

ただね・・・、

刺激がたくさんだからか、今書いている作品があるにも関わらず、
その刺激のために「次」が浮かんできてしまうのです。

そう7日目に大人の突入で戦争が終わるように、
別の刺激が頭に入り込んで書くのをやめてしまう。

〇〇大賞に応募すると公言しておきながら、
「違うテーマが思いついてので、そちらに集中します」
と締め切り直前で言い出したりですね。

分かります、判ります。

ガンプラを作ればSFをテーマにした作品を、
イケメン俳優が事件を解決するドラマを見て科学者をテーマにした作品を、
関西のかわいらしい少年の歌を聞けば初恋をテーマにした作品を、
鬼を斬り屠るアニメを見れば呼吸をテーマにした作品を書きたくなる、
そんなものですよね。


でもね、

でもですよ。

ちょっと思い出してください。

さっきまで筆を進めていたその文章と、
それを書き始める前に見た作品趣味のことを。

なぜ、その作品を見て自分も書こうと思ったのですか?

なぜ、その趣味をテーマして書こうと思ったのですか?

いえそもそも、その作品・趣味ではなぜ満足しなかったのですか?


そうなんです。
もう我々物書きは他人の作品や趣味では満足できない

他人の作品や趣味に満足できないのに、
多くの作品に触れようが趣味に勤しもうが救われないのです。
私たちが救われたいのなら、カクカクサギから足を洗うしかない

だからもう一度、
触れた作品や、楽しんだ趣味を振り返ってください。
その一つ一つに
「自分ならこう書く」
「自分ならこうする」
「自分ならこう見せる」

と思ったことがあったはず。

そう、その「自分なら」こそが私たちの作品の核です。

きっとそのすべてに何か共通する物があるはず。

今からでも遅くありません。
書き途中になった作品たちの下に返り「自分なら」を続けてみませんか。
もしくは作品たちを昇華させて究極の「自分なら」を作ってみては。

だって、その書く書く詐欺の被害者は、

他でもない、あなた自身なのですから・・・。


あ、そうそう。
私、YouTubeでゲームプレイ動画をアップしています。
アーマードコアや、ダークソウルをプレイ中。

noteの他にもBlogをやっております。
こちらはIT関係や模型関係のネタを中心に執筆しておりますので、
ぜひご覧になってください。

え?
なんか私、変なこと言いました・・・???

※この記事は私の個人的な独断と偏見で書かれております。
読書に映画、ロックと多趣味なのに、
文芸サークルの同人誌60冊すべてに皆勤で出稿している方もいます。
ただ、その方は決して書き始めた物を放置しません。
最後まで仕上げるのを信条にしておりました。