見出し画像

ちょっとダークソウル考察・・・5

亡者と亡霊 その1


前回、カースが興そうとしている闇の時代について考察しました。
その中で亡者ばかりの世界が人間にとって幸せか疑問を定義したのですが、
今日はその亡者と対(?)をなす存在に光を当ててみたいと思います。

そう、小ロンド遺跡にはびこる亡霊たちです。

主人公たち不死人は呪われたダークサインによって肉体が滅ぶことなく、
死んでも再び蘇る存在です。
それに対して亡霊たちは実体を持たず言うなればオバケな訳ですね。

この二つの存在、似ているようで全く違います。

さらに言うと、亡者は亡霊になることはなく、
亡霊が亡者になることはありません。

うーん、亡者がダークサインによって誕生するのはわかりますが、
亡霊はどうやって誕生するんでしょうね。

正直に言って、
プレイしている最中も亡霊の存在が気になって仕方がなかったです。

だって、主人公はいくら死んだって亡者なんですよね。
他のNPCたちが亡者になることはあっても亡霊にはなりません。
しかも亡霊たちが主人公に襲いかかってくる理由もわからない。

そして一番の疑問が、
亡霊たちを攻撃するには「呪い」にかかる必要があるのです。

ゲーム的な内容になりますが、
亡霊たちは実体を持ちませんので攻撃(もしくは防御)するには、
「一時の呪い」というアイテムを使用するか、
「呪死」という状態異常になる必要があります。
一応、一部の武器は亡霊に攻撃を与えられますが、
それはそもそも亡霊が使っていた武器か、
武器そのものが呪いに罹っている状態です。

さてその一時の呪いですが、どうやら呪死した人の手のようです。

画像1

呪われて死んだ人の腕を砕くか何かして身にまとって戦うのでしょうか?

次の呪死ですが、これは結構複雑でして、
毒や猛毒、出血と同じように呪いゲージがマックスになると、

「呪われた!」

のメッセージとともに死んでしまいます。

ただ主人公は不死人ですから篝火で蘇るわけですね。
蘇りはするのですが、最大HPが半分に下がってしまうのです。
※これと宵闇の指環を使った赤涙大力ブーストが強力!

また通常、死んだ場合は死んだ場所に血痕が残り、
その血痕はオンラインを通じて他のプレイヤーにも共有されますが、
呪死した場合は血痕ではなくトゲトゲが付いた石造が出来上がります。
※血痕に触れると幻影でどんな死に方をしたのか確認できますが、
 呪死は幻影がでません。
 しかしトゲトゲ石像だけで死因がハッキリしているのですが。

呪死っていったい何なんでしょうね?
しかも呪死していると亡霊を攻撃できるようになる仕組みも不明ですね?

もう一度、呪死した場合のトゲトゲ石像を見てみましょう。

画像2

画像3

結晶がいっぱいついてトゲトゲしいですね。

ん?

結晶??

結晶が付いた不死人・・・

結晶・・・

不死人・・・

あ!!

結晶亡者っ!!!

呪死と結晶亡者、とっても似ているではないですか!

あの結晶亡者は鱗のないシースが鱗を作る実験から誕生したモノです。

シースが求める鱗とは、古竜たちの不滅の力で、
シースは鱗がないため定命でした。
それ故に古竜たちを裏切ってグウィンに協力したのです。
その後、王のソウルやら何やらを利用して人体実験などを繰り返し、
結晶の力で仮初の不滅の体を手に入れた訳ですね。

なので結晶亡者が纏う結晶は古竜たちの鱗に性質が近いと思われます。

古竜たちは差異のない灰の時代の存在。

すなわち呪死とは生きているのか死んでいるのかあやふやになる呪い。
最初の火の炉から生まれたソウル(ダークソウル含む)とは反する力。
呪死になるとHPが半分になるのは、
差異のない呪いのためダークソウルの力が弱まり、
不死人の力が弱まるために起きる現象なのではないでしょうか。

さらに言えば差異がなくなるということは、
「死んでいる」という状態の定義もあやふやになり、
オバケ(死んでいる)で存在している亡霊の存在を否定することになり、
直接攻撃をすることが可能になるのではないでしょうか。

そう考えると、聖剣ではない方のアルトリウスの大剣が、
亡霊たちにダメージを与えられるようになったのも頷けます。

なぜなら、光と闇をお互いに始まりの火から生まれた相互の存在。
光で完全に闇を滅ぼすことはできません。
しかし差異を否定する灰の力ならどうでしょう。
光も闇もどちらも打ち砕くことができるはずです。

これで一時の呪い、呪死で亡霊が攻撃できる理由の説明が付きます。

・・・

とはならなくって、
この考察には一つ不備があります。

呪死の説明が上記の通りなら、
竜たちの尻尾から誕生するドラゴンウェポンや、
竜体の咆哮・パンチでもダメージが与えられるはず・・・

しかし残念ながらそうはならなんでした。。。

まぁ、本体から切り離された尻尾だったり、
普通に殺すことができる(不滅ではない)竜の尻尾だからだったり、
まだ古竜に成り切れてない竜体だったりだから、
と言うこともできるのですが・・・



ああ、また長くなってしまった。

亡者と亡霊の話はまだまだ続きます。


YouTubeでダークソウルプレイ動画をアップしています。
ぜひチャンネル登録をお願いいたします。


この記事が参加している募集

全力で推したいゲーム

心に残ったゲーム