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ちょっとダークソウル考察・・・3

ゼウスとグウィン


(ネタばれ含みます)


前回、無印で王のソウルを集めたのはグウィンのお遣いだったと考えました。
今回は何でそんなお遣いをグウィンが頼んだのか考えてみましょう。

ダークソウルをクリアした人はきっと、こんな疑問を思ったのではないでしょうか?

「火継ぎをした主人公はどうなっちゃうの?」

と。

エンディングで壮大に燃え上がる主人公。
不死人とは言え無事では済まないはず。

しかし、先に火継ぎをしたであろうグウィンは生きています。
ちょっと亡者顔で老けてしまいましたが生きています。

なら主人公も無事なのか?

答えは、否。

エンディングは二種類あります。
火継ぎをしないで火の炉を去るエンディングです。
このエンディングを見るとある事実に気付きます。

それは、王の器とその祭壇が破壊されているのです。

何故?誰が?どうして?

あの場には世界の蛇しかいません。
そして、世界の蛇はどういう訳か自ら手を下すことはありません。
なので世界の蛇が王の器を壊すことはしないはず。

ではどうして?

おそらく、
主人公がグウィンを殺した時に連動して壊れたのではないでしょうか?

前回書きましたが、王のソウル自体は火継ぎには必要ありません。
ならばそれを入れる王の器自体も火継ぎには必要ないのです。
王の器はグウィンが主人公に王のソウルを持って来させて入れるために作らせた物。
ですから王のソウルを入れた段階で役割が終わった。

ではその役割は?

恐らく、
王のソウルをグウィンに流し込みグウィンを復活させることだったのではないでしょうか?

火継ぎをしてグウィンが無事だったとは思えません。
ダークソウル2で火の炉に前の火継ぎ者やグウィンがいなかったことや、
ダークソウル3でルドレスのセリフを見る限り、
火継ぎは相当な肉体的・精神的なダメージを被るはず。
いくら大王グウィンとてただでは済まないでしょう。

それが元気に主人公を攻撃してくるのです。
何かがおかしい。

まるで力を取り戻しているよう・・・。
(正直、同じ王のソウルを持っているニトより強い)

どうやって取り戻したのか。

その答えが王の器とそこに注いだ王のソウルたち。

グウィンは主人公に他の王のソウルを集めさせ、
自らの肉体とつながっている王の器に注がせることで自らの力を取り戻すことを画策していたのでは?
力を取り戻すことができたら主人公を打ち負かし、
主人公に無理やり火継ぎをさせる。
そうすることで火の時代は続くだけでなく、
再び自らが光の王として世界を支配することができる。

そう、グウィンの真の目的は、
他の王のソウルを使って復活を果たし、不死人に火継ぎをさせ、
再び栄華を取り戻すことだったのではないでしょうか?

自分のことしか考えてない、最低な神様ですね、ホント。
まるで神話のゼウスの様です。
雷を扱うところとかそっくりではないですか。

ただ誤算だったのが、
王のソウルを集めてやってきた不死人が主人公属性を持っていたこと。
倒しても、倒しても何度もやってくる。

これにはグウィンも辟易したのでは?

そして、グウィンが殺されたことで王の器も崩壊したと。

神話のゼウスよろしく自分勝手をしてきたグウィンの野望は潰え、
主人公の手によって火が継がれるか、それとも闇の時代を迎えるのか。

それはプレイヤーである我々の手に委ねられているのです。



Youtubeにてダークソウルのプレイ動画をアップ中です。
ぜひ、併せてご覧ください。


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