株式会社シンク・ネイチャー 琉球大学理学部 久保田研究室

シンクネイチャーは大学発グリーンTECH スタートアップです。生物多様性市場の創出を目… もっとみる

株式会社シンク・ネイチャー 琉球大学理学部 久保田研究室

シンクネイチャーは大学発グリーンTECH スタートアップです。生物多様性市場の創出を目指しています https://think-nature.jp https://twitter.com/bio_cb_jp https://kubota-yasuhiro.weebly.com

マガジン

  • コレクティブアクションで生物多様性ゲイン創出!

    2030年までに、生物多様性消失に歯止めをかけ、生物多様性を回復の軌道に乗せるネイチャーポジテイブ(自然再興)と呼ばれる国際目標があります。これは、2050年までに生物多様性を十分に回復させ「自然と共生する社会」を実現するための前段階の目標で、2050年カーボンニュートラルにも呼応したものです。こられの目標を実現するには、多セクターが連携して、みんなで生物多様性ロスを抑止して生物多様性ゲインを生み出す、コレクテイブ(集団的)なアクションを推進する必要があります。生物多様性の保全再生は、必ずしも大きくない個々の土地や海域における再生活動(=資源の投資)が不可欠なので、アクションの実効性を強化して「ちりも積もれば山となる」ような科学的アプローチが鍵になります。

  • プレスリリース

    私たち研究チームの生物多様性に関する研究や、社会実装成果のプレスリリースをまとめました。

  • Ocean180:海のネイチャーポジティブプロジェクト

    SDG14「海の豊かさを守る」産官学連携プロジェクトをスタートしました。生物多様性ビッグデータで「国連海洋科学の10年」に貢献します。

  • 生物多様性をめぐる冒険

    生物多様性についての研究内容を紹介しています。

  • 奄美・沖縄の世界自然遺産

    世界自然遺産に登録される地域に関係した記事をまとめてみました。

最近の記事

  • 固定された記事

生物多様性を見える化するアプリ J-BMP

    • 積水ハウスと連携:生物多様性ネットゲインに向けた活動を共同推進

      株式会社シンク・ネイチャーと積水ハウス株式会社は、2030 年のネイチャー・ポジティブの実現に向けて、積水ハウスの生物多様性の取り組み「5本の樹」計画やシンク・ネイチャーの生物多様性ビッグデータ、AIを活用して、『生物多様性の純増(以下「生物多様性ネットゲイン」)と算出方法の標準化』を目指し、共同で推進する連携協定を7月1日締結しました。 近年、世界中で生物多様性の保全・再生への動きが加速しています。2022年12月には生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)が開催さ

      • 再生

        ジュゴンズAI

        iOS https://apps.apple.com/jp/app/id6448249588 Android https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.thinknature.dugongsai

        • 沖縄セルラーと連携協定を締結

          株式会社シンク・ネイチャー(代表取締役:久保田 康裕)と沖縄セルラー電話株式会社(代表取締役社長:菅 隆志)は2023年6月26日、2030 年ネイチャー・ポジティブの実現を目指して連携協定を締結いたしました。シンク・ネイチャーの生物多様性ビッグデータ&AIと沖縄セルラーの通信技術を掛け合わせ「ちゅら島の価値を見える化」して沖縄の新たな産業基盤、生物多様性市場の創出を目指していきます。 沖縄は生息している生き物の種類が豊かで、希少な固有種も多く存在する地域となっており、生物

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        • プレスリリース
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        • Ocean180:海のネイチャーポジティブプロジェクト
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        • 生物多様性をめぐる冒険
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        • 奄美・沖縄の世界自然遺産
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        • ネイチャーリスク・アラート
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        記事

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          ジュゴンズアイ(DugongsAI)の使い方

          皆さん、「地図」を初めてみた時のことを覚えているでしょうか。山や川や平野など、地形の特徴を表した地図は、標高が高いところは茶色、標高が低いところは緑色で表示されています。日本の地形図を見ると、「日本の内陸の多くは茶色で、緑色の平地はわずかで、日本は山の多い国なんだな〜」ということが、直感的にわかるわけです。地図帳を見ながら、各地の自然に思いを馳せて、旅する気分を味わった人は多いのではないでしょうか。今回、リリースした生物多様性見える化アプリ「ジュゴンズアイ」は、生き物の豊かを

          生物多様性"見える化"アプリ

          沖縄は、生き物の豊かな地域です。しかし、自然界に暮らす野生生物の姿を、私たちが認識するのは、なかなか難しいです。そういう、人知れない状況で、多くの生き物たちが人間活動によって消失しています。生物多様性の消失、つまり”自然資本”の劣化に伴う経済的な損失を、私たちは気づかない間に被りつつあるのです。 沖縄の自然の豊かさを未来に受け継いでいくアクションを起こすためには、多くの人たちが生物多様性の価値を理解する必要があります。だからこそ、私たちの身の周りに暮らす生き物たちを「見える

          十六銀行と連携協定を締結

          十六銀行と、生物多様性評価サービス創出および啓蒙活動を共同で推進することに合意し、連携協定を締結しました。2030年ネイチャー・ポジティブ実現に向けて、共に頑張っていきます。 本協定の背景と目的 2022年12月生物多様性条約締約国会議(COP15)で採択された2030年までの世界目標(昆明・モントリオール生物多様性枠組)、2023年9月公表予定のTNFD、2023年6月発表のISSBの開示基準などを背景として、企業によるサプライチェーン全体を含めたサステナブル経営や「生

          TN LEAD:生物多様性への事業インパクト評価サービスを開始

          株式会社シンク・ネイチャーは、企業や金融機関を対象に、生物多様性への事業インパクトの評価サービス「TN LEAD」ベータ版の提供を開始いたします。 TN LEADとは? 「TN LEAD」は、企業がTNFD(Taskforce on Nature-related Financial Disclosures)に準拠した自然関連リスク・機会に関する情報開示を行うため、事業活動の自然へのインパクトを定量的に評価・分析できるサービスです。国内だけでなく、国際的なバリューチェーンを

          TN LEAD:生物多様性への事業インパクト評価サービスを開始

          日本生態学会の新賞

          第70回日本生態学会大会(仙台大会)の総会で、生態学会の新賞が認められました。 この新賞に関しては、昨年(2022年)の3月に提案した後、生態学会の理事会で議論して頂きました。関係者の皆様には感謝申し上げます。また、宮下先生(東大)、辻先生(琉球大)、近藤先生(東北大)には、最初の提案段階から相談にのってくださり感謝申し上げます。 この新賞を提案した意図を理解して頂ければと思い、以下に新賞提案の文書を公開します。 生物多様性に関する記載研究を推進している会員を表彰する新

          生態学とデータサイエンスの融合でネイチャーポジティブの実現を目指す

          雑誌『創業応援』vol.29(2023年3月発刊)の特集「自然資本の再構築はいかなる事業創出の場となるか」のインタビュー記事がリリースされました。 近藤先生(東北大)、瀬田さん・市田さん(サントリー)のインタビュー記事も素晴らしいです。

          生態学とデータサイエンスの融合でネイチャーポジティブの実現を目指す

          30by30は”目標”ではなく”手段”

          生物多様性条約 第15回締約国会議(COP15)において、2030 年までに保護区の面積を地球上の表面積30%以上に拡大する目標」いわゆる 30by30 が設定されました。 自然保護区の拡大は、野生生物の生息地を確保し、生物多様性の消失を抑止する有力な手法です。実際、生物多様性条約の枠組みにおいて、保護区面積率の目標を設定して,徐々に保護区を拡大してきた経緯があります。 1992 年から2010 年にかけては4〜17%、2010 年から2020 年の愛知目標では陸域の17

          生物多様性危機:企業の取り組みが不可欠

          シンクネイチャーの活動を、取り上げて頂きました。

          ネイチャー関連の非財務価値評価のビジネスポテンシャル

          日経新聞の編集委員の方に、シンクネイチャーの活動を取材して頂きました。

          ネイチャー関連の非財務価値評価のビジネスポテンシャル

          みんなで開発!ブルーカーボン可視化AI

          株式会社シンク・ネイチャー(代表取締役:久保田康裕、以下「シンク・ネイチャー 」)は、Ocean180プロジェクト、人工知能学会、千葉工業大学 人工知能・ソフトウェア技術研究センターと連携して、科学的に実効性のある脱炭素対策への貢献を目指し、ブルーカーボンクレジット事業の基盤となる、ブルーカーボン可視化A I開発のコンペを開催します。 背景気候変動問題の解決策の一つとして、沿岸域の海草藻場を再生して炭素を貯留するブルーカーボンが注目されています。海草や藻類が光合成をして成長

          生物多様性が理解できない企業は生き残れない? 2023年からスタートする国際的な「TNFD」とは

          対談記事が公開されました。 現在も失われ続けている「生物多様性」。その回復を目指し、2023年から「自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)」がスタートします。世界や日本はどう変わるのでしょう? ビッグデータで自然総量を数値化するなど、生物多様性研究の最前線にいる生態学者・久保田康裕教授に聞きました。

          生物多様性が理解できない企業は生き残れない? 2023年からスタートする国際的な「TNFD」とは

          オンサイト開催!生物多様性ビッグデータ解析ワークショップ

          マクロスケールの生物分布データを用いた、機械学習による種分布モデルの演習を行います。特定の生物分類群に焦点をあてて、種レベルの分布モデリングを行い、その予測結果をグラフ化し、種数のマクロ生態学的パターンを考察します。 参加希望者の方は、所属・氏名・連絡先を明記の上、久保田研究室(kubota.lab.ryukyus@gmail.com)までメールでご連絡ください。

          オンサイト開催!生物多様性ビッグデータ解析ワークショップ