認知症介護日記35 「『たわんところ』に仲間が増えました。」

「さっき父さんが買ってきたトイレットペーパさ、たわんところに置いとかん?」
「そうやな、置いとってくれんか?」

こんばんは、Fredです。
今日のテーマであるたわんところ。
山口の方言で「たわん」と言う言葉は「届かない」という意味です。

我が家(僕と父)で使われる隠語である「たわんところ」は祖母に触ってもらいたくない(使って欲しくない)モノを保管しているところを意味します。

脱衣所(洗濯機置き場)とキッチンの間のスペースにある高さのある収納の上が「たわんところ」なのですが、現在6種類の日用品と衛生商品が保管されています。今回は起き始めた順番に、なぜそこに保管しているのか書いて行こうと思います。

1つ目…お徳用サイズの洗濯用洗剤(固形タイプ)
以前は洗濯機横にある収納の上に置いていました。
1袋には85個入っているのに、父曰く「1ヶ月ちょっとで無くなる」とのこと。
祖母をモニタリングしていると、1回の洗濯につき2個以上入れていたことが判明しましたので、現在は父の就寝前に翌朝使う1個のみを所定の位置に置いています。

2、3つ目…紙おむつとパッド
祖母が紙おむつとパッドを使用し始めた日から置くようになりました。
すでに「着替える」という概念がない祖母は注意していないと、その日一日履いていた紙おむつを履いてしまうので、祖母が入浴する前に父がここから取り出し、マーク(ちゃんと履き替えてたか確認するため)を書いて渡すようにしています。

4、5つ目キッチンペーパーとティッシュペーパー
祖母は紙製品を大量消費するタイプです。
隙を見せれば、いろんなものをティッシュで拭いたり、ティッシュがなければキッチンペーパーで拭いたりします。(しかも1度に使う量が多い)

別に本人から「無くなったから、買ってきて!」と言えば、この場所に置く必要はないのですが、無くなった時に文句を言われたり、買いに行くのは僕なので、僕が困らないように管理して必要に応じて定位置に補填しています。

6つ目…トイレットペーパー(NEW)
前述の4つ目と5つ目と同じ紙類です。笑
最近「なんでここにトイレットパーパーが?ここにもあるじゃん?」となることが多かったのですが、昨日僕がトイレで使う時に1巻分しかないことに気づきました。

祖母にはこれまで幾度も「トイレットペーパーはトイレ以外で使わないで!」とお願いしてきたのですが…トイレットペーパーがなくて悲惨な状況に巻き込まれるのは本当に嫌なので、把握と管理目的のため昨日から置くことにしました。

以上が我が家の「たわんところ」においているモノたちです。
昨日トイレットペーパーを置いたことで、たわんところのスペースが限界突破しました。

認知症の進行により、これから置くものがどんどん増えていくことが予想されるので、場所を変えるか違う場所を作り分散させるかしないといけません。

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