アートって、どういうこっちゃ
今日は、ここ1~2年考えてたことについて。
芸術について。アートについて。
アートが好きなんだって人、多いと思う。絵だったり写真だったり音楽だったり。それってすごく素敵なことだと思う。憧れる。
でも、私にはなんだかよくわからないってずっと思ってきた。
そういうものに触れてこなかったわけではない。
今まで、ピアノを15年くらいならって、弾いてきた。
管弦楽部にいたりもした。
姉は、バレリーナを目指していた。
美術館がわりと好きな家族にたくさん連れて行かれた記憶がある。
とはいえ
これを書こうと思ったのもさっきピアノを弾いていた時で、そのくらいピアノを弾いているときは、いろんな関係ないことが頭を巡っていて、指が動いているだけ。きっと芸術家に言わせれば(?)、"曲の演奏"という意味ではひどいものだろう。毎年の発表会でドレスを着るために続けていたから、練習が好きだったためしはないし、上手な先輩の演奏もなかなか忍耐強く聴けなかった。というかこれに忍耐が必要と思っている時点で違う気がする。ちなみに、忍耐が足りなかったのは小さい頃だけでなく、高校生になってもだ。
姉の影響で、もうほんとに数えきれないほどバレエを見に行ったが、寝落ちずに過ごせた公演があっただろうかというレベル。
訪れた美術館の中でかろうじて覚えているのは、隣を歩いていた美大生らしき女性の靴の飾りが片方とれて落ちてしまっているのに気づいたのに、小学生だった私はそれを伝えられなかったという後悔くらい。むしろ、なんだか高尚そうな会話をしている周りを見て、美術館とかに苦手意識を抱いた気もする。
きれいだなあ、とは思う。でも、それ以外になにを思ったらいいのかわからない。答えはないんだよ、とか、感じればいいんだよ、とかいうけれど、難しそうだなあくらいしか思えない。オーケストラとか、たまーに鳥肌がたった!感動!みたいな瞬間もあるんだけど、これがすきです、って語れるほどじゃないんだよなあ。
好きじゃないならそれでいいじゃないかと思えればいいんだけど、
アートってよくわからないんです。
っていうと、すごく教養がないというか感受性がないというか、なんだか人間として欠けてる気がしない?
"そういうもの"が好きな人たちに囲まれると、妙に自信がなくなってしまう。
"そういうもの"が好き="それ"が理解できる、つまり理解できない私より優れている、みたいな思考回路になっちゃってるのかも。
知識面でも、画家とかなんとか派とか作曲家とかピアニストとか、いまいち興味が持てなかったから名前も覚えられなくて、まあこういう意味では教養に欠けてることは間違い無いんだが。
最近たどり着いた納得できる説は、私はことばが好きなんだろうなっていういいわけ。昔から本が好きで活字中毒だった。だから、映画とかミュージカルとかは好き。芸術家の生い立ちとか作品の背景とか写真の横に貼ってある説明文みたいなのも好き。歌詞とかもすっごくすき。つまり、ことばが用いられない領域の、理解が苦手なんだろうなあってこと。
まあ、ある程度筋の通った方法で言語化できたから、このことに関してはだいぶすっきりはしてあるんだけど、でもやっぱりちょっとさみしいから、まだもうちょっともんもんとし続けてみようかなっていう気持ち。
ご意見超絶募集中。
P.S.
バレエわかんなくても、ドレスとか衣装とかは、何歳になってもこころおどりません?
あと、この交換noteの順番が回ってきて、今回は何を書こうかなあって考える1日ってけっこう楽しいね
長くなっちゃった
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