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独り暮らしが教えてくれた「選ぶ」幸せ。


疲れた夜に、思うことがある。

同世代の人たちと比較すると、
たぶん、私は手持ちのカードが随分少ない。
人生、ハードモードな気がしてきて、しんどくなる。

生まれ育った家は様々な困難があり、割りと貧乏だった。
住める実家もなければ、大学時代の授業料をまるっと借金している。
その上、稼ぎもそんなに多くはない。
毎月、家賃や光熱費、さらに奨学金が引かれていく。
また運が悪く、配属先が実家からギリギリ通勤圏内ってことで家賃補助がでない。クッソ!!!実家すんでねえのに!!!

たまに考えてしまう。
「あーー。せめて実家に住めれば+毎月5万円は自由に使えるお金増えるのに」社会人になってから、もう1000000回くらい考えた。

そして、同世代の実家住みの友人を1000000回くらい羨ましがった。
だって、みんな高そうなお肉食べたりさ、車買ったりさ、デパコス買ってインスタに載せるじゃん?あ、あと矯正もしたかった。親の金で。

私だって、お金持ちじゃなくてもせめて一緒に暮らせる実家があれば。

いや、でも待てよ。

+5万円自由に使えたとして、本当に高いお肉が食いたいのか?車がほしいのか?デパコスが欲しいのか?

そう思いながら、小さなこの部屋のなかをじっくりと見渡す。
ベッドもテーブルも椅子も家電も服も日用品も、全部、自分で稼いだお金で自分で選んで買った物しかない。
はじめて一人暮らしをした部屋だ。何件も物件を周り、窓から空が大きく開けた景色が見えるのを気に入って、自分で選んで入居した部屋だ。

まてよ、私、この暮らし、結構好きじゃん。

まあ狭いし、鶏のむね肉ばっかり食べてるし、車もなければチャリもないし、コスメはプチプラだけど。
この部屋は、自分がしてきた選択で溢れている。
素朴なひとり暮らしだけど、気づかぬうちに私を肯定してくれていた。

人生の幸福度って、他人との比較で決まる物ではなく、どれだけ自分で選択した物や事を増やせるかだなと、最近思うようになった。

家族と離れる選択をした、今の勤め先に入社する選択をした、住む部屋を選択した、家具を選択した、夜ご飯に食べたいものを選択した。

それはきっと、私が羨ましがっている同世代の高いお肉を食べること、車を買うこと、デパコスを買うことと、同じだ。
大事なのは何を買うかではなく、その意思決定を自分ですることにきっと幸せがある。

生まれる環境は運だ。苦労はできるだけしない方がいい。
それでも、進む時間の速さだけは平等だ。
私は限られた時間のなかで、これからも自分の頭と心で選ぶことを楽しんでいきたい。

たぶん、死ぬ間際に思い出すのは、自分が持っている物や地位やお金など、そのものではなく、それを選ぶ過程に生まれた物語だろう。

自分で選ぶ人生を歩めたら、きっと、もっと、人生は楽しい。
思っているよりも、実はずっと楽しいよ。

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