エイトブリッジ表紙

取材中も別府ちゃんが天然発言連発!『おもしろ荘』優勝、ネクストブレイク間違いなしコンビ・エイトブリッジ

『ぐるナイ』の年末恒例企画新春おもしろ荘に出演し、見事優勝を果たしたエイトブリッジ。マツコ・デラックス、くりぃむしちゅー、有働由美子らが所属する芸能事務所・ナチュラルエイトに所属しており、別府はくりぃむしちゅー有田の、篠栗は上田の運転手を務めています。

今年さらに飛躍が期待されるエイトブリッジのお二人に『東京で考え中』が聞いてきました。

おもしろ荘優勝!天然エピソード多数の別府ちゃん

立川:まずは『おもしろ荘』優勝おめでとうございます。放送後の反響はいかでしょうか?

篠栗:周りの芸人さんが自分のことのように喜んでくれていてありがたいですね。

別府:僕、大分出身なんですけど、大分では放送されてなかったんですよ。ネットニュースとかで出演したことは知ってくれていたみたいで「なんか優勝したの?優勝すると思ってたよ!見た事ないけど」という反応はもらいました。

立川:仕事も増えましたか?

別府:そうですね。この取材もそうですし。取材なんて受けたことなかったので。自分に取材はやったことあるんですけど(笑)今少しずつ仕事が増え出している所なんで頑張り時だなって感じます。

立川:僕、去年の1月にTBSラジオの『ラフターナイト』の観覧に行った時、たまたまエイトブリッジさんを見まして。その時はネタの序盤で篠栗さんが「別府ちゃん、どこツッコんでんの?」と言ってなかったんですよね。最初にその一言がある事で別府さんのキャラクターがより際立ったなと感じました。

篠栗:おもしろ荘のオーディションが進んでいくにあたって、ネタを見ていただいたディレクターさんから「もっとこうした方がいいんじゃない?」とアドバイスをいただいて少しずつ文言を変えていきました。工夫の仕方でウケ方が変わってきたし、自分らでは中々気付かないことだったのでありがたかったです。

立川:お二人ともくりぃむしちゅーさんの運転手をやっているということなんですが、そもそもやり始めた経緯は?

別府:以前は違うコンビを組んでいたんですが、その時の相方がX-GUNのさがねさんと仲が良くて、たまに有田さんと会わせていただく機会があったんです。それで有田さんが運転手を探していると聞いて、今の社長さんに面接してもらって運転手をすることになりました。当時はアミーパークというU字工事さんとかがいる事務所所属にも関わらず運転手をやらせていただいてありがたかったです。

立川:元々お二人はワタナベコメディスクール出身ですよね。

篠栗:はい。ハナコクマムシなんかが同期です。

立川:養成所の時はこの二人で組もうという話にはならなかったんですか?

別府:全くないですね。その当時は組みたくなかったです。

篠栗:極楽とんぼさんが好きなのもあって、男臭い喧嘩のノリが好きだったんですよ。

別府:当時は仲悪くはないけど、そんな毎日遊んでいるって感じではなかったですね。僕がコンビを解散してピンでやっている時に篠栗さんもたまたまコンビを解散したらしく、相方から声をかけてきてくれて結成しました。

篠栗:別府ちゃんが私生活からちょっとズレてたりするので、そのバカな感じをツッコミで活かせたらって思いましたね。

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立川:放送された『おもしろ荘』の中でも『パンを食べる時に呼吸するのを忘れて倒れた』という天然エピソードを披露してましたもんね。他にそういったエピソードはございますか?

篠栗:別府ちゃんは中学1年まで「太陽と月が別だ」ということを知らなかったんですよ。ある日夜に兄貴と銭湯に行った時に「今日学校で言ってたんだけど、なんと太陽と月って別らしいぞ!」と話したら「えっ!マジで!?」って言われたそうで、そんな話を大声でしてたら声が女風呂の方まで聞こえたみたいで「河野さん(別府の本名)ちの子はバカね」という話が近所中に広まったらしいです。

別府:男三兄弟で僕が三男なんですよ。

篠栗:一番上は普通みたいですけど、次男と別府ちゃんがバカみたいです。ある時、長男が「お前ら1000円に消費税8%がついたらいくらになる?」と二人に聞いたんです。まず別府ちゃんが「1008円か」と答えて、それに対して次男が「ちがうよ、8%だから8をかけるんだよ。だから8000円だな」と言ったらしいです(笑)

立川:それって何歳の時ですか?

別府:僕が23歳の時ですね。次男が25歳です。

篠栗:そう、ここ数年の話なんですよ(笑)長男は賢いの?って別府ちゃんに聞いたら「長男は賢いよ、だって大学に行こうとしたんだから」と言われました。

一同爆笑

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立川:行ってはないんですね(笑)意欲だけ。

15歳で料理人へ道へ!! 別府ちゃんの意外な過去

立川:別府さん、幼少期はどんな子どもだったんですか?

篠栗:別府ちゃんから聞いた話だと、成人式に中学校の同級生から「中学校の時イジメていてごめんな」と謝られたらしいんですよ。本人はその時始めて「俺イジメられてたんだ」って気付いたらしいです。

別府:別に辛くなかったんですよ。軽いものだと上履きに画鋲が入っているとかですね。それを履いて「いてぇ〜!」とか言うとけっこう皆笑うんですよ。僕の机の上に花瓶があって花びらを食べたりしました。周りがそれに対してリアクションしてきたら「食べる?」って言ってみたり。
周りが笑ってくれると「あれ?なんかこれ気持ちいいな」と思えたし、負かしたぞ!って気持ちになったんで結果楽しかったですけどね。

立川:修学旅行とか体育祭でも別に疎外されていた訳ではないんですか?

別府:全然ですよ。けっこうメイン張ってましたもん。

篠栗:メインだったんだ。

別府:そう、徒競走も3位だったんで。

一同爆笑

篠栗:メインだったら1位になって欲しいな(笑)

別府:さんまさんが、徒競走のスタートの時に前に進むんじゃなくて逆走したというエピソードに憧れてたんですよ。それで僕も何かしたいなって考えてたんですけど、徒競走前にうんこを漏らしてしまってパンツを穿かないで体操着を着てたんです。それで友達に「走っている時にコケるフリして俺のズボンを下げてくれない?」とお願いしてたんですけど、友達がやってくれなかったんですよ。

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篠栗:友達を追いつかせる為にスピード抑えてたからそれで3位だったんだ。

別府:そう、だから本気出したら1位だったんだよ!中学の頃から周りの人が笑ってくれたらいいな〜という意識は持ってました。その頃から芸人になりたかったですし。

立川:当時憧れていた芸人さんはいらっしゃいましたか?

別府:それこそくりぃむしちゅーさんがやはり好きでしたね。『くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン』を初めて聴いた時、「なんだこのラジオ!?めちゃくちゃ面白いぞ」って思いました。売れたらああいったバカ話ができるラジオをやってみたいと今も思います。

立川:伝説ですよね。ラグビー部の回が良かったです。

別府:『濟々黌(せいせいこう) ラグビー部祭り』の回ですね。めちゃくちゃ面白かったですね。

篠栗:ちょっと前にTwitterで『ラジオネーム せんずりさん』にフォローされた時嬉しかったですもん。

立川:リスナーだった身からすると嬉しいですよね。あのせんずりだ!って事ですし。

別府:ミキサーだった『ブタおんなさん』にフォローされたのも嬉しかったです。

立川:別府さんは中学卒業してからお笑いの養成所に入る5年くらいは何をされてたんですか?

別府:高校を一ヶ月くらいで中退してすぐにお笑いをやりたかったんですよ。でも母親から手に職をつけなさいと言われて料理の道に入りました。大分のホテルで修行をして、そこで調理師免許を取ったらお笑いをやってもいいよとなりまして。当時15歳だったので毎日怒られてました。そのホテルが和食だと思ったら中華だったんですよ。日本って和食しかないと思ってたので。

立川:知らなかったんですね(笑)

別府:中華包丁すら知らなかったので本当にイチから学びました。3年働いて、調理師免許も取りました。だから中華ならけっこう作れます。エビチリとかチンジャオロースとか得意です。

篠栗:それを活かして有田さんが誕生日ということで別府が手作り弁当を持って行ったら「気持ちわりい」って言われたんですけどね(笑)

立川:高校入学後は、すぐお笑いをやりたかったから中退したんですか?

別府:元々バスケの推薦で高校入ったんですけど、バスケ部が廃部になったんです。

篠栗:推薦取るようなら学校なのに一ヶ月で廃部になったそうなんですけど、中々そんな事ないじゃないですか(笑)

別府:学校に行っていても意味がないと思ってパッと辞めました。

篠栗:僕は社会人を経てお笑いをやりだしたんですけど、当時はまだお笑いライブを生で見たことなくて。中学校の先輩に当たる芸人さんがパンクブーブーの黒瀬さんバッドボーイズ佐田さんで、ルミネtheよしもとにライブを見に行ったらたまたまバッドボーイズさんがネタをやってたんです。それで、爆笑を取っていて帰っていく後ろ姿がスゴいカッコ良くて。その時に「あっ あっち側にいきたい」って気持ちになったんです。それで好きなことをやろう!と思いお金を貯めて養成所に入りました。

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大先輩・くりぃむしちゅーからのアドバイス

立川:ネタに関してもお伺いしたいんですが、先輩からアドバイスをいただいたりはしますか?

篠栗:お互いくりぃむしちゅーさんの運転手をやっているので、度々アドバイスはもらいますね。『おもしろ荘』を上田さんが見てくれて「今まで見た中で一番良かったよ」と言ってくれました。特に今、別府のキャラクターを分かってもらう時期だから「お前が張り切りすぎて変に空回りするくらいなら今は別府を走らせろ」と言っていただきました。あと『別府ちゃん』という言い方はいいと思うともおっしゃってましたね。

別府:僕も言った方がいいかもしれないですね、『ぐりちゃん』みたいな。

篠栗:それはどうなんだろう(笑)

別府:ぐりボンバーとか付けちゃってもいいかもしれないし。

篠栗:あぁスゴい辞めて欲しい…(笑)

別府:僕は有田さんと漫才の特訓みたいなのを一時期やってました。有田さんの方から「俺と漫才やるか。ボケてこいよ」と車の中で言ってくれて掛け合いみたいなのやってました。

篠栗:ネタは基本的に僕が書いているんですけど、別府が覚えられるやつと覚えられないやつがあるんですよ。僕の勝手な見解ですけど、おもしろいと思っているやつしか覚えてくれないんですよね。

別府:スッと入ってこないことがたまにあるんですよ(笑)

篠栗:あと別府ちゃんは笑顔がスゴい印象的なのでずっとニコニコしといて欲しいなと思います。

立川:別府さんは全然落ち込んだりはしないんですか?

別府:落ち込んだりしますよ!なんか家掃除してないなぁとか。

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篠栗:そういうこと?(笑)落ち込むって感情が違くない?

別府:やんなきゃいけないのにやってないなぁって時に落ち込みますね。

篠栗:芸事じゃないんだ(笑)

別府:考えてもわからないことは考えないようにしてますね。

立川:今のも落ち込んだエピソードが来るって思っていたのに見当違いな答えが来て面白さが勝ったのでめちゃくちゃいい気がします(笑)結局笑っちゃったので(笑)別府さんが今までやらかした事でこれは本当に怒られたなと思う事はありますか?

別府:じいちゃんがもう亡くなってるんですけど、今から4年前に入院していた時、お見舞いに行ったらボケてて僕のこと分からなかったんですよ。次の日行ったら名前を思い出してて「とも、ビール買って来てくれ」と言ってきたんです。それに対して僕は「ダメだよ、病院なんだからビールなんて飲んじゃ」とじいちゃんに話しかけたら「お前ノリ悪くなったな」って言ったんですよ。それくらいですかね、一番怒られたの。

篠栗:いや、そんな怒られてないじゃん(笑)

別府:なんかショックだったんですよね。

篠栗:そのおじいちゃんが亡くなった時に、葬式があるから大分に帰ったそうなんですけど、大分空港から家までの間をヒッチハイクで帰ったらしいです。

別府:少しでも節約したかったのでヒッチハイクしました。結局、中々車が捕まらなくて葬式に間に合わなくてそれマジで怒られたんですよ。そっちの方が怒られましたね。

立川:最近開催していたトークライブの企画でもヒッチハイクをしてましたよね。

別府:やりました。ゴールが石川県だったんですけど、全然辿り着かなかったです。

篠栗:石川がゴールなのに東名高速の入り口でヒッチハイクしてたんですよ。

別府:石川の方行かないって気付かなかったんです。

立川:普段から気になる事調べたりはしないんですか?

篠栗:めちゃくちゃ調べるんですけど、調べた上で間違えるんですよね。

別府:手話検定7級を持ってるんですけど、家で受験できるんですよ。スマホでカンニングしながらテストを受けて、先方に送ったら97点で3問間違ってたんです。

篠栗:カンニングしてるのに(笑)

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別府:その時本当に頭悪いのかもしれないと思いました(笑)中学の時の期末テストなんかもちゃんと出題範囲を聞いていて家でもしっかり勉強してたんですけど、0点取ったりしてました。

立川:中々0点って取らないですよね(笑)記憶力が悪いなという自覚はありますか?

別府:いや悪くはないと思います。台本覚えが悪いだけなんじゃないかな。今辿ってみたら幼稚園の時に跳び箱4段飛べたな〜って思い出しましたし。

篠栗:何でそれ思い出したんだよ(笑)

別府:4段ですよ!スゴくないですか?

篠栗:確かに幼稚園生で4段はけっこうスゴいけど。

キャッチャーの本を読んでお笑いに生かす

立川:趣味だったり、好きなこともお伺いしたいんですが、休みの日はどう過ごされてますか?

別府:僕は女子プロレスを今追っかけています。女子プロレスって団体が12団体あるんですけど全部見に行きまして、『STARDOM(スターダム)』という団体に所属している『星輝ありさ』という選手が好きで注目していただきたいです。攻撃的な選手でブラジリアン・キックという技がスゴいです。『STARDOM』は今後来ると思います。TOKYO MXでSTARDOMの番組も始まりましたし。プロレスにそもそも興味を持ったのも有田さんの影響です。

立川:有田さんだと男子プロレスが好きなイメージありますけど。

別府:元々アイドルが好きだったので、女子プロレスにハマりました(笑)

篠栗:本当に恥ずかしい理由じゃん(笑)別府ちゃんが有田さんと一緒に女子プロレスの試合を見に行った時、「もうすぐあの子に会える…」ってニヤニヤしながら物販に並んでいたらしいんですよ。それを端から見ていた有田さんに「お前気持ちわりいよ」と言われたそうです。

立川:でも熱意はスゴい感じます。女子プロレスに少し興味を持ってる方はまずは『STARDOM』を見ればいいですか?

別府:『STARDOM』はこっちが正義でこっちが悪者という構図が分かりやすいのでオススメです。『OZアカデミー』という『正危軍』と呼ばれる悪の集団がいる団体も一味違っておもしろいです。

篠栗:僕は最近、キャッチャーの方の本を読んでいます。上田さんから「お笑いコンビってのはバッテリーに似ていて、ボケがピッチャーでツッコミがキャッチャー。それで審判がお客さん。自分がリードして上手いことボケを操れるようになる為、キャッチャーの本を読んでみるのはいい」と言われて読み始めたんですけど、どんどん野球に詳しくなっていくだけでお笑いへの活かし方がまだ見えてこないんですよ(笑)

別府:確かに、バッターは誰なのみたいな疑問もあるし。

篠栗:野村克也さんとか里崎智也さんの本を読んでいます。キャッチャーの本とお笑いをどう結びつけるかが今後の目標ですね。

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【エイトブリッジ プロフィール】

別府ともひこ篠栗たかしによるナチュラルエイト所属のお笑いコンビ。2014年結成。別府が大分県別府市出身、篠栗が福岡県糟屋郡(かすやぐん)篠栗町(ささぐりまち) 出身で、出身地が芸名の由来。ともにくりぃむしちゅーの運転手を務めている。

【ライブ情報】
●2月23日『がじゅんブリッジ』
場所:中野シアターかざあな 
開場17:30/開演18:00
料金1500円(どちらかのツイッターにDMかリプライで予約可能)

●3月1日『おもしろ荘THEライブ』(開催中止)
場所:有楽町朝日ホール
開演 14:00
料金3900円
https://l-tike.com/ntvzero/event/omoshirosoulive.html




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