見出し画像

いい小説との出会い

今日の昼、春の匂いがした。
正真正銘北国のノルウェーにも漸く春が来た。
気温も気づいたら10度を超えていたしね。
と言ってもまだ夜は少し肌寒い。

最近なんだか色々と精神的に疲れていた。
自分の将来だとか、日本のことだとか。
そんなことが頭を占めていて、何もしたくない。
いや正確には何も考えてないか。
気づけばYouTubeやNetflixを見て一日が過ぎていく。

無気力にYouTubeを垂れ流しながらnoteを眺める。
そんな折に、Wombatさんの『六人の嘘つきな大学生』についてのnoteを読んだ。
特にやりたいことはなかったし、最近小説を読んでいなかったので、すぐに電子書籍でポチった。

窓を開けてケータイもパソコンも机に置いて小説を読む。
読み始めるとすぐに時間が経った。
無音の部屋で本を読んでいると、今までずっと何かしらの音を流してたいたことに気付く。
といっても完全な無音ではなく、外では海街に相応しくカモメがけたたましく鳴いていた。

『六人の嘘つきな大学生』。
とてもよかった。
Wombatさんが書いたように、何度でも読み返したくなる作品でした。
就活中の六人の大学生の醜くも人間らしい争い合い。
人の持つ二面性だとか、自分が勝手に作り上げた相手の人間像とは外れた行為をしたときに勝手に”裏切られた”と感じるあの感覚とか。
そういったものを色々と感じさせる。
そして最終的に全部清算して、人を信じ切ってみようと思わせてくれる。
気になったら、是非読んでみてほしいな。

この小説、映画化するんですね。
気になるな。

人は必要なときに必要な作品と出会う。
塞ぎ込んでいた毎日に、そっと光が差したような気がする。
明日から頑張ってみよう。
そう思えた一日でした。


オススメの本(小説に限らず)等あれば教えてください!
コメントや質問等も受け付けてます~

この記事が参加している募集

新生活をたのしく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?