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子供を東大に入れるには

「子供を東大に入れる100の方法!」
「東大生が幼少期に読んでいた本!」
「東大生のやっていた習い事!」

うぅ…嫌い…

何なんですかね。
子供を東大に入れることってそんなに偉いんでしょうかね。
まあ確かに将来食いっぱぐれることはない、安定した将来という意味ではそうなのかもしれません。
ただそれが育児の成功なのかな、と僕は疑問に思ってしまいます。

こう考えられるのは自分が東大に入っているから。
そして自分の家庭環境が良かったから。
所謂、親ガチャに成功したから。
というのは忘れてはいけないのだなと思います。

それでも東大に入れたことを声高に謳う育児本であったり、英才教育や教育ママといった類には拒否感を覚えてしまいます。

受験戦争という競争の場に、我が子を投じることが幸せにつながるとは思えません。
勉強も向き不向きがあり、向いていなかった場合、勉強が文字通り勉学を強いるだけの苦行となってしまうからです。

その上でどうしても東大にいれたい方にアドバイスするのであれば、「させる」という考えをやめればいいのかなと思います。
子供が勉強をしないのだけれど、どうすれば勉強をさせられるか。
本をどう読ませればいいのか。

僕の家庭ではうちの親父がそうでしたが、子供の目の前でよく本を読んだり勉強してました。
休日も自分の読書用だったり勉強用の本を買うために子供もつれていく。
子供って意外と親の背中を見てるんですね。
大人になりたい子供にとって近くに勉強している親の存在というのは大きいはずです。
子は親の背中を見て育つってやつですね。

確かに勉強している親父から勉強するぞと言われても特に抵抗感はありませんでした。
逆に、床に寝そべってテレビ見てる親から勉強しろって言われても説得力無いですよね…笑

と書いていてやっぱり思うのは、自分が勉強嫌いだったのであればどうしてそれを子供に押し付けるのかな、というところですかね。
こう思えるのは自分が恵まれた環境にあったからだ、というのは今一度戒めとして頭に置きつつ。

それでも自分が嫌いなことを押し付けるのはなんだか違うなと思ってしまいます。
「嫌いなのめっちゃわかる。どう乗り越えるか一緒に考えよ。」
というのが自然な気もしちゃうんですよね。

「嫌いとか言ってないでやりなさい。」っていう発言はなんだか受け入れられない。
子供の将来を案じてのことなんでしょうけどね。

こう思うのは自分が恵まれていたから。
それに自分にまだ子供がいないから。

なんだろうな、とは思います。

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