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【standfm】君という花♯1 かや、という女性についてのアルペジオ

※音声配信プラットフォーム #standfm 連動コンテンツです。本編は下記からどうぞ。

アルペジオは、音楽で使われます。コードの中で、単音をひとつずつ。かやさんという女性についての、これはアルペジオです。

standfmで配信されているかやさんは、空飛ぶ何とかというおちゃめなタイトルのチャンネルをお持ちです。

本職はキャビンアテンダント、美しい所作がありありと目に浮かぶ、美しい日本語を正しく使用されたグローバルで爽やかなテーマの配信、謙虚で魅力的なコメント。つまりは、引っ張りだこです。

そのかやさんが、なんかよぅわからんけど来るんですよ。こうざいの配信に。そして、配信者が寝落ちして寝息を立てるまでわいのわいのと話をしてくれるわけです。寝るよ、というとウルウルする一方で、寝落ちをすると次の日本当にうれしそうに、寝てましたよねと話しかけてくれるわけです。

ハニートラップかと思いますよね。なんやと。こんな日の当たる世界を歩いている人がなぜ、ぼそぼそと深夜に朗読している配信に来てスターバックスの質問をしてくれるのか。

そんなかやさんという女性が、被災地ボランティアにいかれたときの経緯と思いをつづった配信をされました。

収録前後の悩みをなんとなく、みていました。言葉にできない思いをどうにか言葉にしようとするとまどいとためらい、何度も配信を収録しなおしながら形にしようとする過程。このひとは、自分のためにコレをしてるんじゃないんだろうな、と推測していました。

実際の配信をきいて、久しぶりに言葉がなくなりました。配信だけでなく、長文で多々投稿されたコメントに丁寧に、真摯に向き合ったやりとりをされていました。

かやさんという女性が、メジャーコードとマイナーコードを繰り返しながら、一つのメロディを紡いでいく様子をみているようでした。

そんな感じ。

時間の移ろいを感じます。夏の積乱雲の合間を縫って、彼女はまた、空の仕事に戻るでしょう。こんな人が飛んでいると思いながら、私は空を見上げるでしょう。

たまに、感謝もするでしょうし、夜更かしをして話した日々をいつか心の支えにするかもしれません。






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