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薬草の旅 〜世界編〜

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世界各国で出会ってきた、薬草の旅のお話。
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#薬草

【Herb lane・青草巷】

【Herb lane・青草巷】

台北のお寺の代表格である龍山寺のすぐ右側にある、Herb lane(青草巷)。
フレッシュな在来ハーブや、ハーブティのお店が軒並み続き、薬草好きにとっては天国です!
薬草茶スタンドもたくさんあり、テイクアウトのドリンクを手軽に買えます◎
並んでいる薬草も新鮮で、何首烏も立派!

ヨモギやトラノオ、ドクダミもありましたが、日本のと少し風味や柔らかさが違うようです。
生葉、買って帰りたいですが、難しい

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【シニアの存在が活きる高齢化社会のオープンキッチン&ガーデン】

【シニアの存在が活きる高齢化社会のオープンキッチン&ガーデン】

台湾も日本と同じくらい少子高齢化が進んでます。
けれど、老人福祉施設の数はぐっと少なく、とにかくシニア層のみなさんが元気。
その秘訣はきっと、居場所や役割があるからなのかもしれないと、台北の施設を訪れて思いました。
(国の面積と人口のバランスや、温暖な気候など、他にも様々な要因が関わっていると思いますが。)

ナイトマーケットでにぎわう下町の台電大樓駅エリアに、2014年にFab的な工房が登場し、

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【薬草使Lyie、 呪術師Liyerに出会う】

【薬草使Lyie、 呪術師Liyerに出会う】

インドネシア・バリは、神様の住む島。
「薬」という語源を持つウブドという街で、
バリアン(町医者的な呪術師であり薬草使い)に診てもらいました◎

ここは映画・Eat Pray Loveに出てくるバリアンのクトゥ・リエさんのお家。
リエさんは二年前に亡くなったのだけど、お弟子さんがすごい笑顔で迎えてくれて、手相を診てくれました◎

話して、握手をするだけで元気になる◎
どうやら私は、近い将来に良いパ

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【美味しい薬】

【美味しい薬】

暑い昼下がりに地元の人々や学生さんも集まるジューススタンド。
インドネシア・バリで採れたトロピカルフルーツが色とりどりに揃う。

「ドラゴンフルーツは、便通に良い」
「シルサックは癌に良い」ということも現地の方に教えてもらいつつ、飲んでみたらものすごく美味しい!!
薬効云々も大事だけど、毎日飲みたい!って本能が感じるヘルシードリンクは最強だなぁとしみじみ思います。

氷と水で作る、冷たすぎないビタ

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【インドネシアのJamu!!】

【インドネシアのJamu!!】

噂にはずっと聞いていたのですが、インドネシアには薬草を使った伝統的民間特濃ドリンクがあります◎
ジャムウ売りのおばちゃんに体質・体調を相談すると、おすすめのものを見立ててくれます。

今回はインドネシアへ渡航し、120年前からあるジャムゥスタンドで、「胃腸を整えて、目のクマを取りたいです」と、おばちゃんに言ったら写真のものが出てきました◎

濃厚で、強めに効いてる感じがします! 
ポカポカ!!

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【韓国の薬草×コンビニ】

【韓国の薬草×コンビニ】

ふらっと入ったコンビニでは、4種類の薬草茶が売ってました◎
「男」って書いてあるインパクトのあるパッケージは、ケンポナシの樹皮のお茶。
思いのほか香ばしい×フルーティで美味しい!!!

ちょうどその直前には薬膳の先生が淹れてくださっていたので、五味子茶を飲んでいました。
どんな味に感じるかで体調がわかるおちゃなのですが、酸味を強く感じた=肝臓が弱ってたので、この男茶が二日酔いにすごく良い(つまり肝

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【今も現役!17世紀の醤油と味噌仕込み】

【今も現役!17世紀の醤油と味噌仕込み】

今回の企画を取り仕切ってくださった、Slow food Jeju代表のKimさんは、
昔の製法で醸す醤油と味噌の蔵をご両親と奥さんとで製造販売しています。
その製法は1600年代と変わらないもの。
ソウルから2003年にUターンしてから文献を読み漁り、
研究者さんや海外の醸造家さんとの対話を繰り返し、この伝統的な醸造法にどんどん魅了されていったそうです。
(そして、食を通して資本主義から人本主義に

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