速読・瞬読の真実

こんにちは。【全国一位の元販売員】経営者のこうたです。

今回は、速読・瞬読って本当に存在する技術なの?

どういう読み方が正しい速読・瞬読なの?

といった『正しい速読・瞬読』を噛み砕いて解説したいと思います。



⒈世間の間違った速読・瞬読の認識

よく勘違いされているのは、文字を目で追うことそのものの行為を速読と認識している人がいます。

しかし、そもそも本を読む意味とは、内容を理解して吸収することです。

勉強の教材然り、啓発本や解説本然り。

瞬読のキャッチコピーに、「数分で本が一冊読める」とありますよね?

読む、という行為自体は可能なのかもしれませんが、内容を把握し、かつ理解にまで及んでいるかというと、公式にNOと回答されています。

深く理解を得たいのであれば、時間をかける必要があると回答しているのです。

もうこの時点で、あなたの思っていた瞬読と異なりますよね?

物語を例に出しましょう。


「勇者が異世界で王様からチート能力を授かり、魔王を退治する旅に出た。途中でドラゴンを倒し、魔王の配下を倒し、時折ヒロインとイチャイチャする。そして激戦の末、見事魔王を討伐した。エピローグではヒロインと結婚してめでたしめでたし」


こんなあらすじの物語を瞬読を用いて読破しても、

・チート能力は何か

・ドラゴンをどうやって倒したか

・魔王の配下はどんな能力だったか

・魔王をどうやって倒したか

ぐらいは把握できますが、

・一度しか使わなかったチート能力は何か、どんな時に使ったのか

・ドラゴンの細かな特徴は何か、仲間とどういう葛藤があったか

・魔王の配下は序盤から出ていたが、中盤以降での戦闘まで何をしていたか

・魔王との戦いの応酬の中身は

ということまでは認識できません。

なぜかというと、この物語の全体を理解するにあたって、これらの要素の理解は必須でないからです。

でもこれらを知らずして、物語を楽しんで読んだとは言えませんよね?

それだったらあらすじやネタバレだけを読めばいいのですから。



⒉正しい速読・瞬読の解説

上述した内容から、重要なのは『内容を理解して吸収することが前提』だとお分かりいただけたと思います。

一般的な速読の仕方は、人によって教え方が異なります。


・眼球運動を鍛えることで、文字を追う視線の動きを滑らかにする

・副詞や助詞を省いた単語だけを読んでいく

・視野を広げ、視読をすることで意味をダイレクトに脳に刻み込む


実際、どれも正しいです。

しかし、その意味を皆さんは勘違いしています。

速読・瞬読の究極系は、『視読』です。

視読とは、文章を目にするだけで意味を理解することを指します。

通常、人は文字を読む時、脳内で音読しているかと思います。

これだと、

視線と文字を合わせる

脳内音読

意味を変換

理解

これだけのプロセスがあります。

こうして文字に起こして考えてみると、読んでから理解に及ぶまでに時間がかかりますよね。

視読とは、

視線と文字を合わせる

理解

途中2つのプロセスを省いた技術です。

これって、実は誰しもが何度も経験していることなんですよ。

コンビニを見た時、看板のロゴや色を見ただけで、なんのお店か認識しますよね?

わざわざ脳内音読までしないと思います。

そしてこのプロセスを省くということも、一部の人がすでに練習していることなんです。


I gave Kou the document.

私は 与えた コウに その資料を


英文法を見た時、このように単語を追って日本語に変換をします。

でも英語ができる人って、わざわざ日本語変換をしなくても意味を理解できるようになります。

視読の練習をするということは、英語の練習をするのとよく似ています。


そしてこの視読のことを、『瞬読』と私は解釈しています。

視界に入った1000文字を一瞬で脳内に詰め込むのではなく、視界に入った単語を一瞬で脳内変換をすることを指すのです。

ゆえに、世間で認知されている技術とは違うことをご理解ください。



⒊速読・瞬読に向かないこと

まず最初に申し上げると、物語を読むことには適しません

物語は楽しむものであって、情報の吸収を第一にすることではありません。

もちろん、物語の中にも得られる情報がないわけではありませんが、私の推奨する活用法は効率よく情報を吸収することなので、およそ適しているとは言えません。

内容をざっくり知りたかったり、全体像を掴みたかったりする目的であれば活用できなくもありませんが、100%の効力発揮とまではいきません。


また、数字やアルファベットにも対応しておりません

全く対応していないわけではありませんが、数学の公式と英文法は難しいです。

数学は、脳内変換ができないからで、

※一部の記憶術を用いれば不可能ではない

英語は、英語→日本語→脳内変換と工程が一つ増えるからです。

※上述した、英語→日本語の自動脳内変換がすでにできていれば可能

勉強であれば、国語・社会・専科(暗記部分)くらいでしょうか。

資格系も可能です。



⒋速読・瞬読を得た先にあるもの

速読・瞬読は手段であって、目的ではありません。

この技術を得た先に、『圧倒的な効率』が得られるのです。

極端な例を出すと、暗記をするのに1時間かかるものがあったとします。

この技術を用いれば、30分以下で暗記ができるようになります。

世間で認識されている速読・瞬読に比べたら微妙と思われるかもしれませんが、かなりすごいことですよ。

例えば、社会労務士資格の必要な勉強時間は1000時間ですが、この技術を得れば500時間で学べるということになります。

※暗記自体はもっと短い期間でマスターできると思いますが、問題を解く練習はまた別です。


こうして読むとお分かりいただけるかと思いますが、記憶術・暗記術と同義であると言ってもいいでしょう。



⒌どのくらいでマスターできるの?

マスターするまでに、複数の段階を踏みます。

⑴無駄を省く

⑵必要な情報をピックアップする

⑶脳内変換の自動化

⑴〜⑶は、全て癖付けをするものだとご認識ください。

⑴と⑵はそれほど難しくありません。

早い人は1日で慣れるでしょうし、すでに無意識に行っているかもしれません。

⑶は慣れるまでに相当時間を要するかと思います。


そして勘違いしてはならないのは、これらができてやっと暗記をするための準備が整ったという点です。

しかし実は記憶力に優れている人は、無意識にこの技術を使用しています。

時間がかかる人はかかりますけど、かからない人はかからないです。

実際私は、コツを掴むまでに少し時間がかかりましたが、コツを掴んでからはそれほど苦労しませんでした。



最後に

いかがでしたでしょうか?

最近は著名な方々が速読術や記憶術の解説もしていて、実際の速読・瞬読とはこういうものだとすでにご存知だった方もいらっしゃると思います。

そうでなかった方は、まずは先入観を捨ててください。


もしご興味いただけましたら、ツイッターにてコメント付きリツイートをしていただけると嬉しいです。

希望者が多ければ、訓練方法を伝授したいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?