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映画「プリズンサークル」で感じた子どもの頃のこと

映画「プリズンサークル」を鑑賞しました。

2019年の発表当時、
自分の周りではとても話題になっていたけど、
なんとなく鑑賞する気にならなかったのですが、
今回近くで上映会が開催されたことで、視たくなった映画です。

映画を鑑賞していると、
その中で話されていたことはとても考えさせられる内容でした。

映画「プリズンサークル」

映画「プリズンサークル」は、
更生を促す「TC(Therapeutic Community=回復共同体)」という
プログラムについて撮影したドキュメンタリー映画。
収容者通しの対話をしている場や心理療法をしている場や、収容者にインタビューしたことが映像として記録されていた映画。

実はこの映画、
海外の刑務所の話かと思っていたけれど、
実は日本の刑務所で撮影されたドキュメンタリー映画。

なんで海外の映画かと思ったのかなぁと考えると、
「TC」の考え方が海外から伝えられた
というのを誤って覚えて記憶し、
外国の刑務所での出来事だと思い込んでいたんだと思います。

改めて、日本で行われている施策だと知り、さらに興味深いことを覚えました。

映画の中の家族との関わり

映画の中では
収容されている方々が
「TC(Therapeutic Community)」に参加されている様子や
個々の方へのインタビューが映し出されていました。

その中では、犯罪を犯すに至った経緯、
そして、幼い頃からの家族の関係が象徴的に話されていました。

幼い頃から、どうやって家族と過ごしてきたか。

映像として切り出されているものなので、
それが全てではないとは思いながらも、
話しを聞いているとインパクトのある内容です。

とはいえ、それをそのまま鵜呑みにして、
そういう環境だから犯罪を犯したとも考えては居ません。
そういう人が刑務所に収容されると言うわけではないので。

子どもの頃の寂しい気持ち

そういう、映画の中で話されていることは、
誰もが心に引っかかることだと思います。

見た人見た人、誰もが「あ~」と思うことがあると思いました。

それは、犯罪を起こさなかったけど、
自分もその気持ちを感じていたという共感かも。

この映画の中で収容された方が話されていたような、
小さな頃の親との関わりで寂しい気持ちを味わったことは、
誰もが経験したことに近いことなんだろうなぁ。

そのとき、親からの愛情を持って関わってもらったか、
関わってもらえなかったか。

その寂しい気持ちを
その時に解消出来たか、出来なかったか。

その頃に愛情をあまり受け取れずに過ごしたら、
寂しい気持ちを持っていたら、
大人になっても解消する方法を模索することにも。

親子、家族の関係から生まれること
色々あるなぁと考えさせられる映画でした。


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