家族の関係創りで簡単にできること

家族の関係創りで簡単にできること

家族という関係を創るって、継続性がとても大事だと思います。

恋愛当初のドキドキも、
3年も経つと脳内ホルモン「フェニルエチルアミン」の分泌がされなくなり、だんだんを薄れていくもの。

そして、結婚生活も、3年と20年辺りに危機が訪れると言われます。

そんなことを引き起こさないために、
日常の中で簡単にできる家族の関係創りをご紹介します。

それは、相手の名前を呼ぶこと。

頼み事や話をするときに、ちゃんと相手の名前を呼ぶ。

ただそれだけでです。簡単ですよね。

役割としての名前

例えば、「ママ」や「お母さん」という呼び方。

何気なく使うようになってしまった呼び方かもしれない。

でも、これってその人の事を表す言葉じゃ無くて、役割のこと。

子どもにとっては、ママ、お母さんでも、
旦那さんにとってはママでは無い。
あくまで、家族の中でのお母さんという一つの役割。

そう、役割なんです。
それはもちろん、「パパ」「お父さん」も一緒。

役割で人を呼ぶということは、
その人をその役割の人として見ているということ。

そんなつもりは無いと思ってるかもしれないけれど、
呼ばれている方も意識させられているし、
呼んだ方も無意識に認識している。

「私はあなたのお母さんじゃない!」
と怒りが発生する場面も見聞きしたことがあるんじゃないでしょうか。

これは役割の押しつけ等、相手を傷つけたときにされる。

「役割が人を育てる」って言葉もあるけど、
これは、役割に人を合わせることを意図した行動。

会社などの組織では使うことは役立つことも多いかもしれないけれど、
家族の中で役割をその人のアイデンティティとして結びつけるというのは
本当に必要なのでしょうか?

その人の名前を呼ぶ

家族というのは、役割を持ってはいても、一人一人同じの人間。
それぞれの想いを持って暮らしを創っている対等な立場です。

そして名前。

名前はその人が固有で持っているもの。

名前を呼ぶことは、その人を一人の人として意識づけ
一人の人として関わることになります。

ワークショップ終わった後の感想で、こんな感想をもらうことが多いです。

久しぶりに名前を呼んでもらって嬉しかった。

普段社会の中で仕事をしていると、
自分というアイデンティティが認められますが、
家と保育園だけ等狭い社会の中では、
名前を呼んでもらわないことで、
自分を見失うということが起こっている場合もあります。

家族の中でそういうことがおこっていた場合、
誰がそれをフォローしていくのでしょうか?

大事なことは、
役割は役割。個人は個人として尊重すること。

同じ立場で家族を創るということを意識して関わり合うこと。

関係性コーチングでは、
役割と人を切り離してワークやセッションをすることもあります。

役割を切り離すことで、
その人自身のこと、その家族の関係というものが
見えてくるようになります。

家族という関係を創る時、
ちゃんと相手の名前を呼ぶということは
大事なことになります。

それに、名前には、
その名前をつけた人たちの想いがこもっています。
その気持ちも大事にしてあげてください。

そして、それは
妻、夫といったパートナーはもちろん子どもに対してもです。
お兄ちゃん、お姉ちゃんではなく名前を呼んであげてください。

最初は慣れなくて恥ずかしい気持ちがあるかも知れないけれど
長い目で見ればちょっとした短い時間です。

どうぞ、お試しください。

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