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パートナーのモノから見える夫婦関係

「夫婦の断捨離」という書籍を読んだ。

夫婦の断捨離とは、
夫婦で一緒にモノを捨てるという行為ではなく、
夫婦間にある不要な感情、関わりを捨てる。

夫婦の関係性に関わる断捨離の事だった。

表紙をよく見ると、吹き出しで気持ち的なことが多く書かれている。

なるほど。

夫婦の関係性で見えること

「断捨離する」と言うと「私も捨てられるんですか?」と返されることがあるとのこと。

どういうことかというと、

自分自身が捨てられる対象となるかと考える夫がいるらしく、
自分もモノを捨てられるようになれると考える妻もいるらしい。

夫は夫婦間での自分に自信が無く、
妻は家庭内での主婦としての役割に自信が持てない。

そんなことから、上記のような意味で捉えることがあるらしい。

モノにフォーカスを当てて見る関係性

夫婦と一緒に過ごして行く中で生まれてくる、小さないざこざ。
それを長年放っておいたことで積み重なったこと。

そういう夫婦の関係創りを放っておいたことを
相手のモノを通して見るという考えは新鮮だった。

相手のモノにフォーカスを当てて考えることで、
自分が相手に対して考えていること、そして夫婦関係に気づき、
自分やパートナーとの気持ちの断捨離をしていくこと。

捨てない、捨てられないことに関する心理的な関わり合い。
それが、パートナーとの関係として現れてくる。

パートナーの持っているモノに対して、どう思うか。

そこからパートナーとの関係を考えていく。

それぞれを、溜め込み派と捨て派に分けて、
お互いの相性、考え方、気の付け方について考える。

それを元に夫婦関係の滞りをどうやって断捨離していくか。

「断捨離バトル=モノによる代理戦闘」というのは納得させられる。

関係性を立て直していくには

一つの解決策として提案されているのは、
自分がごきげんな気持ちでパートナー、そしてモノと関わるということ。

これは、とても大事なこと。

自分がポジティブな気持ちで相手を見ると、相手のポジティブな面を見る。
ネガティブな気持ちで、相手に関わると、ネガティブな面を見る。
結果、自分がネガティブな気持ちをため込んでしまっては元も子もない。

自分がご機嫌な気持ちでいられる気持ちを大事にしていきましょ。

断捨離はモノを捨てるという行為だけではなく、
パートナーとの関係性の一つとしてみる行為。

とても勉強になり、楽しく読める本でした。

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