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家族へ家族のコトを話す意味

家族と話をするということ。

日常の何気ないことは話しているという人も居れば、
何気ないことだから話さないという人も居ることだろう。

一緒に暮らしてきた家族だからこそ、
一緒に暮らしを創っている家族だからこそ、
話すことがどういう意味を持つかを考えてみる。

話すこと

コーチングやカウンセリングといった活動では、
傾聴なんて言葉が使われるくらい聴くことが大事という
認識があることだろう。

でも、聴くことよりも、話すことが大事だと考えている。

それは、コーチやクライアントが話すというよりも、
相談者がクライアントが話すということ。

相談者やクライアントが話してもらえるようにするために、
聴くというスキルが必要になる。

そして、

相談者やクライアントに話して欲しいことは何か?

どういったコトがあったか、どういったコトを考えているかも大事だが、
その人がどういう気持ちか、どういうことを考えているかを
話してもらうことが大事。

例えば、コーアクティブ・コーチング®では、
「人に焦点」ということが謳われていて、
コトについての話もするが、
それ以上にその人がどう思っているかどう感じているかに
焦点を合わせたコーチングをする。

話すことは離すこと

脳は、言葉を意味として認識するというのもあるが、
音として認識するという面もあるらしぃ。

ということは、
「はなす」という言葉は、「話す」とも「離す」とも認識するということになる。

とあるコトについて自分が話すと言うことは、
自分からそのことを離すこと。

逆に、とあるコトについて自分が話さないと言うことは、
とあるコトを自分から離さないと言うこと。

とあるコトを掴んだままということになってしまう。

相談者やクライアントに話してもらうことで、
相談者やクライアントから、そのコトを離してもらう。

離してしまえば、客観的にそのコトを見て考えることが出来る。
次へのステップにつなげることが出来る。

話すことは、離すことにつながっている。

家族とのことを家族に話す

家族に対して思っているコト。
こうしたいというコト、
こういう風に関わって欲しいというコト。

そういうコトを話さないままでいるということは、
そういうコトを離さないままでいるということ。

離さないということは、個人毎として掴んだままということ。

家族に向けて離すことで、家族毎にする。

もちろん、一方的に離してもどこかに飛んでいくので、
受け取る側の準備も必要。

聴いてもらえる環境を作って、話す。
話すことで、自分から離し、家族毎にしていく。

離したコトは、何かを持って帰ってくるかも。

話すことは離すこと。大事なこと。

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