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「素敵にシニアライフ」で実践されたパートナーとの関係創り

なんとなく見つけたこちらの書籍「素敵にシニアライフ」。

表紙のイラストはとってもほのぼのしていて、とても楽しそうに老後の人生を過ごしているように感じられた。

どうやって創っていったんだろう?
そんな興味本位から読んでみた。

こちらの書籍、「素敵にコミュニケーション」「素敵にパートナーシップ」の3部作のまとめとして書かれたものだそうだ。

実は上記3冊とも、Amazonでは、商品の説明もほぼ無ければ、レビューもほぼ無い...。高齢者向けの内容だからだろうか???
たまたま図書館で見つけなければ、目に入らなかった本だろう。

読むことができた感謝なのです。

予想外の内容

内容は、
夫婦のコミュニケーションから始まり、
お互いの手紙のやりとり的な内容等々。

書かれている内容からは、お互いを大事にしている様子がうかがえる。

そして、全然予想してなかった、高齢者の性についての話題。

どうやら、この著者の方は、高齢者の性も含め、性についての講演を良くされている方とのころ。

なぜ性について興味を持って、活動するようになったかも、本の中で描かれていた。

高齢者の性

過去に、高齢者を対象とした講演の中で、性をテーマとして、以下の3つについてを話したと書かれている。

・婚姻にこだわらない。
・同居にこだわらない。
・挿入にこだわらない。

それぞれについては、書籍を読んでいただければ幸いとして、

この書籍の中では「性」という形で書かれているが、
もっと幅広く、身体的な関わり合いについて書かれている。

このような、身体的な関わり合いは、
相手との関係を豊かにする、愛の5つの言語1つ。

そのアプローチの体験談として、とても面白く読み進むことができた。

愛をはぐくむ5つの言語

愛をはぐくむ5つの言語は、書籍『愛を伝える5つの方法』に記載されている。

・肯定的な言葉
・サービス行為(奉仕行為)
・贈り物
・豊かな時間
・身体的な関わり合い

例えば、

プレゼントすると喜ぶと思って、奥さんにプレゼントをする。
でも奥さんは、そのプレゼントを嬉しいとも思わず常にイライラしている。
そして、せっかくプレゼントしたのに喜ばれず、旦那さんもイライラしてしまう。

なぜ、このようなことが起こるのだろうか?

それは、相手が嬉しいと思っていることを、思い込みで対応して、想定した応答がされないから。

奥さんが「サービス行為」に喜びを感じる人なら、プレゼントを貰うよりも、マッサージ等のサービスをしてもらったほうが嬉しさを感じる。

なので、プレゼントに意識が向かず「何もしれくれない」とイライラを募らせることも。

その反応をみて、旦那さんも、いつもプレゼントしているのに喜んでくれないとイライラしたり、また別のプレゼントを繰り返したり。

そうやって、お互いにイライラを募らせた挙句、すれ違うことも。

相手が喜ぶだろうという想定よりも、ちゃんとあ互いの嬉しい行為について話し合うことが必要だよね。

性を軸として様々な関わり合い

この「素敵にシニアライフ」では、

愛の言語の一つ、「身体的な関わり合い」としての性にフォーカスを当ててコミュニケーション取れている例だと考える。

それだけではなく、

「身体的な関わり合い」が軸としてることで、

映画や読書を共有したり、旅行に行ったりとした「豊かな時間」を過ごしたり、食事をお互いが作り合う、サービス行為なども有効に働いているように思える。

その関係を作る中で、お互いの考えの共有もしているので、
とてもスムーズに関係作りがされているように見える。

旦那側から家族関係の話をしてみる

この著者の方は、
とある女性誌で、家族の悩み相談を受けているとのこと。

その中では、
女性からの相談では、舅や姑との相談との人間関係に悩みが多いらしいが、
自分がツラいということはとてもたくさん書かれているが、旦那さんとこうやって解決の話をしました。
という話を書いている人は皆無とのこと。

「夫婦として共に生きていない」のではないか?
という疑問を呈されていた。

自分も男性に家族の困り毎の話を聞くと、
自分のところは困ってないというをされるのはよくある話。

相談されたことはない?と聞けば、
ちゃんと対応しているからという回答も出てくる。

実はそういうことで、解決していると思っている男性も多いのではないかなぁ。って思うことは少なからずある。

この著者の方(旦那さん)は、
パートナーとの関係性に疑問を持った時、
自分から話をして、解決を図っていった。

このような形で、旦那さんの方から家族の関係性にアプローチすることも大事なことだと思う。

この本は60代の著者夫婦が書いたものだが、40~50代の夫婦が読んでも参考になる本だと感じられた。

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