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蹴落とし合いこそ、格闘技の醍醐味!RIZIN_TRIGGER 1st 神戸大会勝敗予想~後半戦~

いよいよ明日、11/28(日)14:00〜
「RIZIN_TRIGGER 1st」の神戸大会の開催されます!

前日の公開軽量も無事全員クリアしたとのことで、一安心。(萩原選手は左目大丈夫?)


前回の記事では第1~8試合までの勝敗予想をしましたのでこちらも合わせて読んでみてください。

そして今回は、後半戦の第9~14試合までを予想していきます!

試合順はこちら!

それでは早速どうぞ!


第9試合/RIZIN MMAルール:5分 3R(57.0kg)
 竿本樹生 vs. 松場貴志

竿本はBRAVE GYMの期待のエース。ZSTを中心に活躍し第4代ZSTフライ級王者を戴冠し、RIZINでも2連勝。しかしそこから1年お呼びがかからずフラストレーションが溜まっている。12連勝中で3年間負けなしで勢いがあるのは間違いないため、軽量級ならではのスピードを武器にRIZIN3連勝を目指しアピール出来るか。

松場は初代GRANDフライ級王者、第二代GRACHANフライ級王者を獲得するなど、経験を積んできて満を持してのRIZIN初参戦。ZSTチャンピオンに倒し盛り上がりを見せるフライ級戦線へ名乗りを上げることは出来るのか。

【勝敗予想:竿本樹生の判定勝ち】
1R序盤は松場の長いリーチを活かしたジャブとフックで竿本を下がらせ打撃戦でペースを掴む。2Rから竿本がシングルレックからのテイクダウンを混ぜてオーバーハンドや右のストレートで打撃を当て始め、松場もテイクダウンを仕掛けて両者スクランブルの展開が続く。3Rから松場が体力切れとなった所に竿本はタックルへ行きドロドロの展開へ。松場も飛び膝などで反撃するも決め手にかけ試合終了。後半試合を優位に進めた竿本が2-1で判定勝ち予想。

若手の王者対決であり、団体を背負っての対決で今後が期待される二人の潰し合い。またバックボーンがお互いレスリングなので、そこの攻防も1つの楽しみではある。あと松場選手はいろいろと言動がぶっ飛んでるので勝敗関係なく次回もRIZIN呼んでほしい。

第10試合/RIZIN MMAルール:5分3R(61.0kg) 
獅庵 vs. 魚井フルスイング

獅庵は、DEEP、PANCRASEを経て19年にGRACHANを主戦場とするハードパンチャー。RIZINデビュー戦では祖根寿麻と対戦し1Rわずか27秒の秒殺勝利を挙げたが、6月のバンタム級GPでは大塚隆史に判定負け。 再び巡ってきた今回のチャンスを最大限に生かし再起をはかる。

魚井は修斗を主戦場とし、豪快な“フルスイング”フックを武器にする選手。調子にムラがあり連勝と連敗を繰り返している。RIZIN初参戦のRIZIN16でカナ・ハヤットにKO勝ちして4連勝の後は敗戦が続き5連敗中。 背水の陣で挑む今大会は地元の神戸開催ということで豪快なKO勝利をして再び連勝街道に転じることができるか。

【勝敗予想:魚井フルスイングの判定勝ち】
1R魚井がプレッシャーをかけるも獅庵はジャブとローキックで距離をとりなかなか近い距離にならず序盤はお互い様子を見る。中盤に一度撃ち合いになり獅庵は徐々に魚井の打撃に押され始める。2R、3Rと魚井が更にプレッシャーをかけてのカウンター狙いで、獅庵もそれを警戒してなかなか入れず、3R後半にようやく撃ち合いになるも決着はつかず判定へ。結果は打撃のテクニックの差で上回った魚井が3-0で判定勝ち。

パンチャー同士で盛り上がるかと思いきや、お互いカウンタータイプのため、意外と塩な試合になる予感。魚井のセコンドである大沢ケンジが何回「行け!」と叫ぶのか個人的に楽しみです。

第11試合/RIZIN MMAルール:5分3R(77.0kg) 住村竜市朗 vs. 木下憂朔

住村は第9代DEEPウェルター級王者でDEEPでは連勝中だがRIZIN初参戦はストラッサー起一に1本負け、19年12月のBELLATOR JAPANでは元UFCファイターのジョン・タックにKO負け、RIZIN.25ではGLADIATORウェルター級王者のレッツ豪太に2-1判定勝利と大舞台ではなかなか持ち味が出せない印象。今回は地元神戸開催ということで自分の持ち味をフルに発揮し、今度こそ強いインパクトを残すことはできるのか?

木下は、パンクラス稲垣組所属の21歳で、総合格闘技を15歳から始めるとその才能を開花させる。関西のアマチュア大会無敗のまま20年11月でプロデビューを果たしこれまでにプロ4戦4勝全て1Rでフィニッシュを誇る。関西のスーパールーキーがRIZINの舞台でどんなパフォーマンスを見せるのか期待が高まる。

【勝敗予想:木下憂朔の1R一本勝ち】
1R序盤はローキックとジャブで住村が試合を作ろうするも、木下が前に出ながらのパンチで距離が近くなり、打ち合いとなって住村がダウン。リカバリーしようとしたところに木下がバックを取ってのチョークで一本勝ち予想。

木下にとって住村は今までで一番強い対戦相手のため、今回一番予想が難しかった試合。スロースターターの住村を木下の爆発力が飲み込むというのと、今後のためにも木下が勝った方が盛り上がるということでこういう予想にしました。

第12試合RIZIN MMAルール:5分 3R(77.0kg) 
ストラッサー起一 vs. 川中孝浩

ストラッサーは国内ウェルター級最強の呼び声もある選手で、12年にHEATウェルター級王座になるとそこからUFCデビューを果たした。UFC174ではダニエル・サラフィンをチョークで破り、パフォーマス・オブ・ザ・ナイトを獲得するなど、ウェルター級戦線で活躍。そのUFCから離脱し、RIZIN2戦2勝した後、Bellatorに戦いの場を移すも2連敗。そこからコロナの影響もあり、なかなか試合機会に恵まれず今回満を持して約2年振りとなった復帰戦。世界を経験してきたストラッサーは今回圧倒的な実力差を見せつけることはできるのか?

川中は高校入学時にレスリングでインターハイにも出場した経験を持つ。後にUGRACHAN、BRAVE FIGHTに主戦場にし今年8月のGRANDウェルター級次期挑戦者決定戦ではレッツ豪太と対戦し1RTKO勝ちを収めインパクトを残した。今回も必殺のパンチをどう当てるかが鍵となってくるだろう。

【勝敗予想:ストラッサー起一の2R一本勝ち】
1Rはリーチの長いストラッサーがジャブとローキックで距離を測り、川中が近い距離でのフックを狙う展開。中盤にストラッサーがタックルを決めて上からプレッシャーをかけラウンド終了。2Rはストラッサーがタックルをフェイントに打撃を当て始め川名がパンチに来たところにカウンターを合わせて効いたところにテイクダウンして、バックからのチョークで一本勝ち。

ストラッサーは国内のウェルター級最強クラスだが2年ぶりの試合というのが気になるところ。川中も今勢いに乗っている選手だが、ストラッサーは自身のYouTubeで3R通して完封すると発言していたのでどんな展開になるか個人的にかなり楽しみな試合。

第13試合/RIZIN MMAルール:5分 3R(68.0kg) 
堀江圭功 vs. 中田大貴

堀江はPANCRASEを主戦場としていたが、19年にUFCと契約するもKO負けしわずか一戦でリリースされてしまった。そこから21年3月にRIZINデビューを果たしZSTフェザー級王者の関鉄矢にTKO勝ちを収めた。RIZIN 2戦目では元UFCファイター同士として佐々木憂流迦と対戦しフルラウンド完封勝利。すでにフェザー級トップ戦線に位置付けているといっても過言ではないため、この試合は圧倒して次戦に繋げたいところ。

中田は大沢ケンジ主宰の和術慧舟會HEARTSに入会し、その才能を開花させデビューして間もないにも関わらず21年5月のPANCRASEで元・UFCファイターの田村一聖と対戦し1RKO勝ちで大金星を挙げる。続く9月も勝利し現在3連勝注目。チャンスを掴んできた中田は今回も元UFCファイターを喰らい再び大金星となるか?

【勝敗予想:堀江圭功の1RKO勝ち】
1R堀江がカーフから入り、それを嫌って中田が距離を詰めてパンチを打ってきたところを、綺麗にカウンターを合わせて堀江のKO勝ち予想。

大沢ケンジの格闘技通通信を見てから個人的に中田(通称THE RICH)をめちゃくちゃ好きになって応援してるんですが、堀江の打撃に耐えられずに沈んでしまう気がします。堀江自身も今回の大会参戦に関しては対戦相手が変更になったりとフラストレーションが溜まりに溜まっているため、1Rから爆発しそうな予感がプンプンしてます。希望としては3Rまでもつれるドロドロの試合が見たいんですけど、なかなか堀江相手だと厳しいかなと。


第14試合/RIZIN MMAルール:5分 3R(66.0kg) 
昇侍 vs. 萩原京平

わずか3秒のKO記録を持つ初代パンクラスライト級王者で、その後もDREAM、DEEPでトップファイターたちと鎬を削り、RIZINに初参戦すると朝倉海相手に真っ向勝負に挑んだが、1RにTKO負けし、DEEPでは元谷友貴にリアネイキッドチョークで一本負けし2連敗となった。しかしRIZIN31では階級をフェザーに上げて勢いのあるKNOCK OUT王者鈴木千裕から1RKO勝利をあげた。パンチの切れ味はまだ衰えていないことを証明し今回のメインイベントに抜擢。やるかやられるかの殴り合いに持ち込めば勝機がある。

地元大阪のアマチュア大会や地下格闘技でキャリアを重ねて、20年8月にRIZINデビュー戦で白川陸斗にTKO勝利を収め華々しい勝利を飾った。続く9月のRIZIN.24で芦田崇宏には一本負けをするも地元・大阪大会で開催されたRIZIN.25ではベテラン内村洋次郎をわずか1R22秒でマットに沈め完璧にファンの心を掴んだ。4大会連続参戦となった20年大晦日ではMMAに転向した元K-1ファイターの平本蓮にMMAの洗礼を浴びせ、TKO勝ちを収める。 その試合後のマイクで朝倉未来へ対戦アピールすると、約10ヵ月ぶりの参戦となった今大会で朝倉との対戦が実現。しかしテイクダウンで漬けられ持ち味の打撃を披露できずに無念の判定負け。そこからの復帰戦で再びメインを任せられたということで、地元関西でKO勝ちをして大会を締めることができるのか。

【勝敗予想:萩原京平の判定勝ち】
1R序盤は萩原がリング中央をとりリーチの長さを活かしてパンチとカーフで削り、昇侍もタイミングをみて飛び込んでのフックを狙うもサークリングされ交わされる。2Rから昇侍がテイクダウンを仕掛けるも切られて肘打ちで反撃を喰らう。萩原も何度が仕留めにかかるも昇侍もパンチで応戦して2R終了。3R は両者消耗ながらの打撃戦となり試合終了。終始打撃を当て試合をコントロールした萩原京平が3-0で判定勝ち予想。

序盤で打撃戦の盛り上がりがあると思うが、それが過ぎれば判定まで行きそうだなと思い、判定勝ちにしました。あとは萩原の打撃戦にどこまで昇侍が付き合うのかが鍵になる試合だと思います。個人的にはがっつりテイクダウンに行くというよりは何度か仕掛けて匂わせる程度かなと。そもそも萩原をテイクダウンするのは結構大変だと思うので、結局は最後打撃戦で盛り上がって欲しい。
萩原としてはフェザー級戦線で生き残るためにはどうしても負けられない一戦であり大会を締めることができるスター選手となり得るのかも試される試合。

蹴落とし合いこそ、格闘技の醍醐味!

RIZIN32はどちらかというと地域性やお互いがリスペクトをしてベストを尽くし大会を盛り上げようといったマッチメイクが多かったが、今大会の後半戦は特に今後を見据えて相手を蹴落とし絶対に勝たなきゃいけない試合が多いと思いました。

若手同士の潰し合いや、ベテランvs若手の潰し合い。
お互い失うものが大きければ大きいほど、その試合に対する味方が変わってきて、見てる側も感情移入してより楽しめます!

ちなみに事前番組もあるので、こちらも見ておくと試合がより楽しめますのでぜひ!

勢いに乗る若手の大会となるのか、それとも経験値を活かしたベテランが跳ね除け強さを示す大会となるのか…
どんな引き金が引かれるのか非常に楽しみです!

今回はこの辺で!
次回は試合後に結果と感想レビューを書こうと思いますのでよろしくお願いします!

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