◆◆伝え方が9割 / 佐々木圭一◆◆

〜〜日常のNOをYESに変える〜〜

オリラジ中田さんのYouTubeチャンネルに影響され読みました。この流れで初めて本を読んでみると、事前情報があるので本がスムーズに頭に入ってきました!素晴らしい解説力ですね!

【人は1日に平均22回も「お願い」をしている】

「領収書を経費で落としてください」「そこのお茶をとって」「ミーティング1時からでいいですか?」etc

確かに言われてみたらかなりお願いしているなーと思いました。

そのお願いを全てYESに変えると、人生が大きく変わることを著者の実体験を基に本書は示してくれていました。その一部を私なりにまとめました。

まとめるだけれは全く意味ないので、今回まとめたのを読み返し実践していきたいと思います。そして実践したのをノートにアウトプットしたいと思います。

※まとめることに慣れていないため、見苦しい文章になっているかと思います。改善点などあれば教えていただきたいです。


⭐︎確率0%をありに変える!⭐︎

「ありがとう」という言葉を使う

→人は感謝されると否定をしにくい。

「山田さん」と名前で呼ぶ。

→人は名前を呼ばれると応えたくなる。

この二つについては普段から私は常用していました。無意識に。

それは人を「あなた」や「お前」と呼ぶ習慣がないため必然的に、名前を読んでいたからです。

⭐︎どんな資格よりまずは伝え方を学べ⭐︎

人は目に見える資格を取りがち。もちろんそれは良いが日常生活でどんな職種職場でも使え、プライベートでも使える伝え方を学ぶ方が先決だ。

伝え方やコトバの技術を持っている人は、働いても成果は出せる。

⭐︎個人発信力が求められている時代⭐︎

現在は組織へのうたがいと情報の洪水の時代。「鹿児島農協のかぼちゃ」より「福留さんよりかぼちゃ」を求める時代になっている。個人の発信力が強い時代は始まっている。

言葉というのは変化し続けるもので、現に平安時代から「最近の男女の言葉遣いは怪しい」と清少納言が枕草子にて嘆いていた。

世の中の情報量は10年で約530倍になった。感動のないコトバは無視される時代。記憶に残る選手になる必要がある。

ほとんどすべての人が自己流。つまり学べば突出できる。


〜〜〜〜〜〜伝え方向上へ〜〜〜〜〜〜

STEP1 自分の頭の中をそのまま言葉にしない。

STEP2 相手の頭の中を想像する。

STEP3 相手のメリットと一致するお願いをつくる

〜〜〜〜〜〜YESに変える「七つの切り口」〜〜〜〜〜〜

① 相手の好きなこと

NOをYESに変える最大の効力。相手の好きなところをつく。

② 嫌いなこと回避

「こっちは嫌でしょ?だからやらない選択をしましょう」と半強制的な選択。

または「芝生に入らないで」→「芝生に農薬の臭いがつきます」と相手が嫌がる理由をつけ、これで相手がメリットを感じる。

③ 選択の自由

「相手の好きなこと」からの応用。二つ以上の相手が好きなことを並べて前向きに相手が選べるようにする。人は決断が得意ではないので、2つの選択肢は「比較」するだけなので「比較」は得意な生き物。

「デートしてください」→「驚くほど旨いパスタと石釜フォカッチャの店どっちがいい」

④認められたい欲

相手の頭の中に、「他人に認められたい欲」「いい顔したい」時に効果を発揮する技術。「自己肯定欲」や「認められたい欲」のためには少しの面倒もやるのが人。

「残業できる?」→「君の企画書が刺さるんだよ。お願いできない?」

直球で言わず、理由もふまえ認めていることを伝える。

⑤あなた限定

人はあなた限定に弱い。確かに営業しているとよくわかる。

⑥チームワーク化

「相手がめんどくさいと思っている」「やる意味必要性が見つからない」時に効果が発揮する。

みんなで渡れば怖くない、赤信号。

「勉強して」→「一緒に勉強しよう」

⑦感謝

冒頭でも出てきた通り、最終手段にして簡単な最大の方法。

「領収書を落としてください」→「いつもありがとうございます。領収書お願いできますか?」感謝から入ると人は断りづらい。

〜〜〜〜〜〜応用テクニック〜〜〜〜〜〜〜

⭐︎お願いとは相手との共作で、相手のことを考える必要がある⭐︎

「モノを使うのではなく、ピュアに言葉だけで相手の気持ちを変える。悪い考えだが、モノはお金と時間がかかるが、言葉は何も消費しない」

・テクニックの一つに付箋をうまく使うこともできる。切って付箋を作り替えるなどはあるが、一番身近にできるのが、付箋を立てて置いておく。そうすると自然と目に入る・工夫が伝わり1歩前進。

①正反対な言葉

言葉に高低差をつける。伝えたい本質を見出し、本質を強調する。

「あなたが好き」→「嫌いになりたいのに、あなたが好き」

→スタート地点を下げ、言いたい意味にギャップを作る。日常生活でも非常に使いやすい技術。伝えたい本質の反対語を考え取り入れる。

②赤裸々法

体の部位を使い表現する。顔・唇・息遣い・目・肌

「お腹がすいた」→「お腹がひっつくっぐらいすいた」

普段口にしない類の言葉。

③リピート法

本質の伝えたい言葉を決める。そして繰り返す。

この法は、時と場合によるかもしれないが、思いは必ず伝わり誰でもできる手法。

④強い長文を作る方法

原則、人は長文を読みたくない。

ⅰ  「出だしの1文だけは読んでくれる」→極力短い言葉を選ぶ

「ボランティアしたい方へ」→「そうだ、ボランティアしたいと思った方へ」

ⅱ  「読書館をよくするフィニッシュを作る」

「ご応募お待ちしております」→「そうだ、ボランティアしたい」の気持ちを、ご応募へ。

ⅲ  「飛ばされないタイトルをつくる」

出だしの言葉をサプライズワードで組み立てる。

「そうだ、ボランティアしたいと思った方へ」から「ボランティア!」と組み立てる。


〜〜〜〜〜〜感想〜〜〜〜〜〜〜

読んだ後に考えてみれば、子供の頃に教えてもらったことばかり。

相手が好きなことをする。相手に感謝する。などなど。常識を実践できなくなっている大人たちがほとんどです。私含め、童心にかえり考えてみることも気づかされました。

日常に多くのヒントが潜んでいますが、意識しなければ全く気づきません。

コロナ自粛中に出会えてよかった本でした。


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