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平和を継承するために

今年も終戦記念日を迎えた。
戦後79年。ここで生まれる課題は、
戦争体験者の高齢化である。
被爆地で生まれ育った私は、被爆者3世と呼ばれる世代。学校教育の平和学習は毎年受け続けてきた。
その一環として、語り部と言われる実体験者の悲惨な経験や生活を直に聞くという機会が多くあった。
しかしその語り部の方達の高齢化が進み、引退したり身体を壊されたりする人が多くなって、語り部の数が減少しているという課題がある。

我々は戦争を体験していない。
しかしながら、戦争をその歴史を、過ちを日本国民として、知っておく義務があると思う。それは外国人の人口が増えていく日本において、外国人との交流がさらに増えていく未来において、日本人は知っておかなければならないと思う。
いまさら一国民である我々が当時酷いことをした外国に対して謝るだとかそういう話ではなく、しかしながら知っておくということはその国の方々と接する上での義務というか礼儀のような気がする。

また、この悲惨な歴史を繰り返すことは許されない。
先人たちの尊い犠牲の上に成り立っている今の平和。
戦争の悲惨さと平和の尊さを継承して戦争を知らない子どもたちに伝えなければならない。

そのために私たちができることは
資料館に足を運ぶこと、本やSNSで情報収集すること。
自分の子どもにも平和教育をすること。

戦争のない今の世の中になったのに、いまだに犯罪などで被害者が出てしまう。
人を傷付けず優しさや愛で溢れた世界になることを願うばかりだ。

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