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「“心のゆとり”それこそ最高のスパイスさ」簡単ジャークチキンのレシピ

多趣味な人間(たしゅみぴ) のTHEゆうきです。
バカみたいなこと書いてるので、時間がない方はこちらからすぐレシピ見れます。

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外出して趣味を満喫できない昨今、いかがお過ごしだろうか。こんなときこそ、時間をかけて、家族のために料理をしてみるのはいかがだろうか?

日々の喧騒から離れ、食材に向き合い、しっかり調理したものをよく噛んで味わって食べる。この単純な行為こそ、現代社会人が忘れてしまっている最高の贅沢ではないだろうか。

“「でも、そういう料理って面倒臭いんでしょ?わたしにそんな料理作れるわけないわよ!ゆで卵だって失敗するんだから!」”

どうか心配をしないで欲しい。キミは大丈夫。なぜなら今からこの記事を見るからさ。

それでは、スパイスに漬け込むだけで本格的な味がご家庭で楽しめる簡単ジャークチキンを紹介しよう。

0.ジャークチキンって何?

“「そんな話はいいから早くレシピを紹介してよ!もうエプロンも着けたのよ」”

その“焦り”こそ日々を不幸にしてしまうスパイスなのさ。

すぐに結果を知りたいことは分かっている。

とにかく現代人は忙しい。多くのビジネスマンはランチをコンビニ弁当で済ませる。酷いときはパンを片手にディスプレイと格闘している。でもそんな焦りは、味覚を狂わせる最悪のスパイスだ。

いいかい?これから僕が紹介するレシピにはいろんなスパイスが出てくる。だけどどんなスパイスよりも必要なスパイスがある。

それは“心のゆとり”さ。どうかそれだけは心のキッチンに忘れずに置いて欲しい。

話を戻そう。
“ジャークチキン”、一度は聞いたことがある人も多いだろう。カリブ海の島国であるジャマイカの郷土料理であり、“ジャークスパイス”に漬け込んだ鶏肉を豪快に焼いた逸品だ。

スパイスと聞くと、“辛いもの”を想像するだろう。しかし、辛いものだけではなく、爽やかさやコクのあるものなど、味に深みを出してくれる名脇役たちのことをスパイスと呼んでいる。スパイス=名脇役。

俳優で例えるのであれば大倉孝二さんを思い浮かべて欲しい。どんな役を任せてもいい味を出しながら周りと調和して最高の作品を作ってくれる名脇役。いや、ジャークチキンにおいてはスパイスを脇役と呼ぶことが失礼なのかもしれない。スパイス(大倉孝二さん)こそ、本日の主役だ!

出典: https://pickup.cinemacafe.net/articles/2592

“ジャーク”(Jerk)は調理法を指した現地の言葉であり「乾燥肉」という意味のスペイン語に由来している。

ジャマイカではあちこちにジャークスタンドと言われる屋台があり、どこでもジャークチキンを食べることができるという。驚くべきことは全ての屋台で味が異なっているということだ。

その理由は、スパイスの調合。全ての店でスパイスの調合が微妙に異なっていて、それこそがジャークチキンの最大の魅力に繋がっている。

「こっちのお店は辛くて美味しい!」
「あたしはあっちのお店がよかったわ!」
「僕はママの作ったやつが好き!」
「こいつ、まだママって言ってるのかよ〜」

ジャマイカのティーンエイジャーたちは、こんな会話でもちきりだとも言われてるんだ。

“「あなたのジョークって、この冷めてしまったコーヒーよりも、さらに冷たいのね…。もう早くしてよ!」”

頼む待ってくれ。
レシピを紹介する前に、最後に1つだけ伝えたいことがある。

貴女はいつもオフィスでこんなことを言われていないだろうか?「言われたようにやればいい」「部長の命令だ」「私が言う通りに資料を作れ」「会社の方針に従え」…

これらは貴女の心に“ストレス”というスパイスをかけてくる最悪の料理人だ。貴女のやる気を削ぎ、時には努力すらも水の泡にし、最悪の場合、体調にまで影響が出てしまう。

そんな世の中だけど、ジャークチキンにどんなスパイスを使うかは自由だ。だって、ジャークチキンのスパイスに明確なレシピなど存在していないのだから!

嬉しいことがあったから今日はいつもよりガラムマサラを多めにしてみようとか、今日はムカつくことがあったからチリパウダーを増やそうとか、自由に貴女だけのジャークチキンを作ることが許されてるのだ!

さっきも伝えたが、“心のゆとり”こそが最高のスパイス。誰だって自由に、自分らしく生きていたいはずだ。
そんな自由を象徴する食べものこそが、“ジャークチキン”なのだ。

1.用意するもの(材料/2人分)

“「やっと始まるのね。長かったけど、自由っていうのは面白そうね!」”

鶏もも肉 :2枚
☆オールスパイス :自由 ※大さじ2
☆チリパウダー :自由 ※大さじ2
☆ガラムマサラ :自由 ※大さじ2
☆シナモンパウダー :自由 ※小さじ1
☆タイム :自由 ※小さじ1
☆レモン汁 :自由 ※小さじ1
☆塩 :小さじ1
★玉ねぎ :1/2個
★ニンニク :2欠片
★生姜 :ニンニクと同量

※スパイスの量、そして種類さえも自由だ。しかしそれではあまりに無責任であるため、私個人がたどり着いた最高のスパイス配分をここに記している。ぜひ初心者の方は試していただきたい。

ちなみにスパイスはここから注文できるので参考になれば幸甚である。

オールスパイス

ガラムマサラ

2.作り方

“「スパイスは揃ったわよ。でもわたし、料理って本当に苦手…。そんなわたしでも作れるのかしら?」”

そんな意味のない悩みは、どうか一昨日に捨ててきて欲しい。ジャークチキンは自由であり、そしてなにより簡単だ。漬け込んで、焼く。ただそれだけさ。他になにも必要ない。

1.★の食材をすりおろしておきます。

2.★をすりおろしたところに☆を入れてよく混ぜます。

3.☆+★を混ぜたところにチキンを入れてスパイスまみれにします。(手袋しましょ!)

4.冷蔵庫でひと晩寝かせます。(最短1時間でも美味しい。だがここで待つことができれば、貴方は鶏肉の最高のポテンシャルを引き出すことができる。)

5.熱したフライパンに多めの油を入れて強火で皮の面から焼きます。

6.皮面が焼け次第、中火にして身の面もしっかり焼きます。蓋をして、中までしっかり火を通しましょう。

7.両面が焼けたら取り出して、2センチ間隔で切って、野菜なんかと一緒に盛り付けたら完成。

どうだろうか?
ほんとに「漬け込んで、焼く」だけなのだ。これこそ自由で簡単なジャークチキンの魅力。

忙しい現代人でも前日にスパイスに漬け込んどいて次の日焼いて食べたり、スパイスに漬け込んでお風呂入って、出たら焼いて食べたり…
漬け込む時間を有効に使うことで、実質時短料理とも呼べるだろう。

“「嘘でしょ、なんて簡単なの…!!
しかも…革命的においしい!口に入れた瞬間、チキンがプリッて音を立ててスパイスを弾け飛ばしたわ!噛めば噛むほどスパイスの香りと鶏肉の旨みが広がって幸せになれるなんて!ジャークチキン、凄いわ!」”

力になれて嬉しいよ。
そして、お好みでタバスコやライムを絞っても美味しいから試してみてくれ。

あとライスはもちろん、ビールにも最高に合うからパーティの1品としても活躍間違いなしだ。

昨日までの貴女は、会社では上司に押し付けられた仕事を淡々とこなし、家族のために、決められたレシピをなぞるように作っていただけかもしれない。

しかし、今日教えたジャークチキンは自由だ。明日からは貴女だけのジャークチキンを見つけて欲しい。なんならもうチキンである必要もない。ジャマイカではジャークシュリンプ、ジャークポークなんてメニューもある。もはや自由という枠すらも通り越している。

3.この記事のまとめ

①“心のゆとり”こそ最高のスパイス
②スパイス=大倉孝二さん
③ジャークチキンはどこまでも自由で簡単
④僕は話が長い。

最後まで読んでくれてありがとうございました。