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まえがき

自己紹介

中学生のころ、遊びに行った友人の家を見てとても素敵だなと感じたことがあります。コンクリート打ち放しの外観に、中へ入れば木目を生かしたあたたかい雰囲気のインテリア。私が住んでいた家とは異なり、戸建でした。
家に帰ってから父にそのようなことを報告すると「うちも本当はそういう家にしたいんだけどね」というようなことを言われたように記憶しています。

私の父は家の内装や家具にはこだわるタイプで、たびたび引っ越しをしてはその家の内装を好きなように作り替えており、息子の私はずっとそれを目にしてきました。
その私の目からみると、彼の作ろうとしている家の雰囲気(「彼の好み」と言い換えてもいいかもしれません)と、わたしが友人の家を見て素敵だと思ったポイントはかなり異なっているように見えました。

なぜ父は「本当はそういう家にしたい」のに、そうはしていないんだろう?
父と私の好みはどうやら異なるようだが、じゃあ私はどのような雰囲気の家が好きなのだろう?
もし私が将来家を建てるとしたら、どんな家にしたいだろう?

そう考え始めたのは、この一件がきっかけだったように思います。
それから今に至るまでずっと「理想の家」について考え続けてきました。

はじめまして、迫田 大地と申します。
もしかしたら皆さんの中の何人かは、私を Twitter やポッドキャスト、ゲームプレイ配信などの発信ですでにご存知かもしれません。
ウェブサイトやスマホアプリのインターフェースをデザインする仕事をしながら、妻と2匹の犬と一緒に暮らしています。

このたび、土地を購入して家を建てることになりました。

この note について

この note には、おもに完成した家のウェブ内覧会を載せるつもりでいます。インテリア・エクステリアの写真と共に、採用した商品の情報、工法についてのメリット・デメリットを紹介し、これから家を建てようとしている方の参考になるように構成しようと思っています。

また、家が建つ予定の来年初頭までの間は、ここに至るまでのプロセスであった出来事、考えたこと、思ったとおりに進んだことや進められなかったこと、その理由などについてのダイジェストのような文章を書いていこうと思っています。​

先日、地鎮祭がありました。ようやくここまで来たか、という気持ちです。
引っ越しすることを決めてから地鎮祭までには六年弱かかりました。ここまで時間をかける人はあまりいないと思います。
なぜそんなに時間がかかることになったのか。その間になにを考え、なにを選択し、なにを切り捨ててきたのか。手始めにそのあたりを書いていこうと思います。

もしよろしければ、また読みに来ていただけると嬉しいです。

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