前澤友作さんの「新しいSNS」と「Q→D」

noteを始めて、前澤友作さんが新しいSNSを立ち上げようとしていることを知った。記事を読んでいると、自分も2年ほど前に似たようなことを考えていたことをふと思い出した。

以前、異能ベーションで受賞したことがあったからか、内閣府総合科学技術・イノベーション会議ムーンショット型研究開発制度に関する提案・アイデア募集のお知らせがメールで送られてきていた。

その時には採用されることは無かったが(というか、今思えばムーンショットの趣旨とはズレた提案になっていたようにも思うが…)、その時に、今回の前澤さんと同じようなSNSについて提案したことを思い出した。その時の提案をEvernoteに保存していたので、そのまま載せると次のようなものだった。

「Q→D ソーシャルキャピタルの醸成、協働的知識創造を目的としたSNS」国内では様々なSNSが普及しており、人間関係の希薄となった現代社会で人と人とを繋げる重要な役割を果たしている。しかし、匿名性があるが故にSNSによるネガティブなトラブル、事件等は頻繁に繰り返され絶えることがない。SNSをより建設的なポジティブな場として活用できるようなシステムが重要である。


DQDR〔困難(difficulty)や問い(question)から、対話(dialog)を行い解決(resolve)へと繋げる


キーワード
SNS、協働的知識創造、ソーシャルキャピタル醸成、問い、対話


研究開発内容
存在するSNSを概観すると、基本的には実在する個人として登録しソーシャルキャピタル醸成にも役立つが、比較的クローズドなコミュニティである「Facebook」、対話による知識創造の基盤となってはいるがFacebookよりもクローズドで有料制である「オンラインサロン」、オープンであるが匿名性が高い「Twitter」等が主流となっている。 
SNSを「ソーシャルキャピタル醸成」、「協働的知識創造」の場として活用するには、匿名性を廃して実在する一個人としてサービス上に参加する必要がある。一個人として参加することで、個人が責任をもち、秩序が保たれた中で、ソーシャルキャピタルを醸成し、様々な知識をもった他者同士が開かれた対話を行う中で新たなイノベーションが起こると考えられる。
そのため、新SNSの普及の条件として以下の様なものが考えられる。
①誰でも無料で登録可能
②実在する個人として登録
③なりすまし防止
④個人情報の確実な保護
⑤新たな法の整備(創出された知識の権利をどうするか等)
上記の②、③を行うには、マイナンバーや免許証等の登録を行い、事実と照合する新たなシステムが必要である。


以上のようなものだった。改めて読むと、前澤さんのそれとは違っているなぁとは思ったが、近からず遠からずと言ったところだろうか。

これまでも、世の中に無いものは自分で作ればいいという考えのもと、アプリ開発を他者と共同して行ったこともあったが、SNSの開発と運営は今の仕事とはあまりにもかけ離れているため流石に行おうとは思っていなかった。それを、他の誰かが実現してくれるのは嬉しいことだ。

この世界はこれからまだまだ良くなる。

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