◉キッズサンガでの仏教話①【お寺の日々#170】
先日、信行寺にて「春のキッズサンガ」(子ども会)を開催しました。
キッズサンガでは、短い時間ですが、毎回仏教にまつわるお話をしています。
「キッズサンガ」の日は、「春のお彼岸」の最終日だったので、お彼岸の話をしました。
今回は、その時にしたお話をお届けします。
もうお彼岸は終わってしまいましたが、宜しければご覧くださいませ。
◆お彼岸の期間
皆さん。信行寺の「春のキッズサンガ」に、ようこそお参りくださいました。
今から少しだけ、仏教のお話をさせていただこうと思います。
最初に皆さんに質問です。
実は、今日までの一週間は、お寺やお墓や納骨堂にお参りをする特別な一週間でした。
この一週間は、何という日だったか知っていますか?
そう、お彼岸ですね。
お彼岸は、春と秋にあります。
春のお彼岸は、春分の日を中心にした一週間をお彼岸と言います。
秋のお彼岸は、秋分の日を中心にした一週間をお彼岸と言います。
この前の水曜日(3月20日)は、学校がお休みの日でしたよね?
今年は、その日が春分の日でした。
春分の日が、お彼岸のちょうど真ん中の日なので、中日(ちゅうにち)と言います。
中日を中心にして、その前の3日間と、その後の3日間、合わせて7日間がお彼岸の期間になります。
ですので、今年は今日の3月23日までが、春のお彼岸ということになります。
◆お彼岸と太陽
お彼岸の中日である春分の日と秋分の日は、太陽の昇ってくる場所と、沈んでいく場所に特徴があると言われています。
皆さんに、もう一つ質問です。
太陽は、どちらの方角から昇り、どちらに沈みますか。
そう。東から昇り、西に沈みますね。
ですが、太陽がちょうど東から昇っているかというと、そうではないのですね。
東から少しずれた場所から昇り、西からもずれた場所に沈んでいます。
それは、太陽が地球の周りを回っている関係で、季節によって、太陽が昇り沈みする場所が違ってくるのですね。
春分の日と秋分の日は、ちょうど同じ場所から太陽が昇り、沈むのですが、どこから昇り、沈むと思いますか。
話の流れで、何となく分かりますかね。
そうです。太陽が真東(ちょうど東)から昇り、真西(ちょうど西)に沈むのが、春分の日、秋分の日です。
その太陽が真東から昇り、真西に沈むお彼岸の期間に、日本では多くの方が、お寺やお墓や納骨堂にお参りをして、亡くなられた方に手を合わせています。
続く
2024.03.28(木)記す
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【信行寺 今後の催し】
◉朝参り
・4月7日(日)午前8時〜約30分
・内容:読経・ストレッチ・法話
◉オンラインお寺参り
・4月27日(土)午前7時~約30分間
・内容:読経・法話
◉永代経法要
・5月17日(金)、18日(土)13時30分~15時頃
・内容:読経・講演
・講師:尾角光美さん(一般社団法人リヴオン代表理事)
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