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◉「未来の住職塾」の発表会で感じたこと【お寺の日々#172】

3月28日(金)、「未来の住職塾」主催の「事業計画発表会」へ参加しに、東京の神谷町光明寺まで行ってきました。

超宗派の寺院関係者20名ほどが集まる中、5名の方の「事業計画」を伺いました。
(オンラインでは、もっと多くの方が参加されていました)。

久しぶりの方、初めての方ともお話をさせていただき、学びと刺激をいただいた日になりました。

前後に、信行寺での予定が詰まっていて、福岡-東京間を日帰りする行程でしたが、何とか参加がかない良かったです。

今日は、そこから感じたことを書いてみたいと思います。

◆「未来の住職塾」から受けた恩恵

私が最初に「未来の住職塾」を受講したのは、2016年でした。

その時から考えてみても、お寺を取り巻く環境は随分変化しました。

例えば、核家族化や単身化の影響による「お寺とのご縁の希薄化や担い手不足」は、より顕著になってきました。

また、「仏事の簡略化」は、コロナ禍により一層進みました。

「未来の住職塾」では、「今後お寺業界には変化の時期が訪れる」ということを前提にして学んでいました。

ですので、それらの変化もある程度予想でき、「未来の住職塾」受講以来、信行寺ではそれに備えて準備もしてきました。

「門信徒の次世代の方とのご縁づくり」や、「仏事の価値向上」「寺院運営の安定化」など、できることは一つずつ手を打ってきました。

まだ途上ではありますが、信行寺にて取り組んできたことを今回改めて思い返しつつ、「未来の住職塾」から受けた恩恵を感じていました。

コロナ禍が起きるなど、予想できなかったことも多々ありますが、起きた変化自体は、以前から起きていることの延長でもありました。

また、変化を前提にしていれば、たとえ予想できないことが起きても、変化に対応するという意識や姿勢で臨めます。

変化に対応する意識や姿勢が育まれていたことも、住職塾を受講していて良かったと思うことです。

◆素晴らしい仲間との出遇い

2016年に「未来の住職塾」で学ばせていただいてから、さらにお寺について考えたいと思い、翌年「グロービス経営大学院」の門をたたきました。

それから、ずっと色々な角度から「お寺の可能性」について考え続ける機会をいただいています。

今回、「未来の住職塾」の「事業計画発表会」に参加させていただいて、多くの恩恵をいただいたことを再実感していました。

そして、いただいた恩恵の中には、宗派を超えた素晴らしい寺院関係者の仲間との出遇いもあります。

ほとんどのお寺は、宗派に所属していても単立で家族での運営体制です。

分かり合え、励まし合える仲間の存在は、何より大きなものです。

今回も久々の出遇いと、新たに出遇う方々との交流を通して、「また今日から頑張ろう」という力をいただきました。

そんな「未来の住職塾」は、2024期も受講が可能です。

寺院関係者の方で関心がある方は、是非ご参加なさってみてください。

▼未来の住職塾
https://mirai-j.net

2024.04.01(月)記す


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【信行寺 今後の催し】
◉朝参り
・4月7日(日)午前8時〜約30分
・内容:読経・ストレッチ・法話

◉オンラインお寺参り
・4月27日(土)午前7時~約30分間
・内容:読経・法話

◉永代経法要
・5月17日(金)、18日(土)13時30分~15時頃
・内容:読経・講演
・講師:尾角光美さん(一般社団法人リヴオン代表理事)

▼催しの詳細はHPにてご確認ください。
https://shingyoji.jp/

合掌

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