◉お盆の文化【お寺の日々#232】
お盆が無事に終わりました。
今年は、暑い暑い夏でしたね。
福岡では、何日も雨が降らず、連日35度を超える猛暑の日々。
そんな中にも関わらず、本当に多くの方が、お寺にお参りにおみえになっていました。
暑い中、ようこそようこそ、お参りくださいました。
参詣された方は、本堂で手を合わせ、納骨堂にお供え物をし、お参りをなさいます。
早い方では、8月に入ると、お盆用のお供えをしに、一度お寺へ来られます。
8月10日頃から参詣される方が増え、8月13日にピークを迎えます。
そして、15日の午後から夕方にかけて、再度お参りに来られる方も多いです。
お一人でお越しの方もおられますし、ご夫婦、親子、親子孫、親戚などと連れ立って、多い方では10名くらいの単位でお参りに来られます。
特に、8月13日〜15日のお盆の期間は、朝から夕方まで絶え間なく、1000名をゆうに超える方が来寺をされます。
いち末寺の信行寺でもこうですから、お盆には全国的にこのような様子が見られることではないでしょうか。(地域差もあるかと思います)
お盆にお参りをするという文化が、時代を超えて、世代を通じて、受け継がれていることを、毎年肌で実感します。
毎年しているからお参りをするという方もおられるとは思いますが、お盆にお参りをするという姿には、「先だった方々がいて今の自分がある」という思いが根底に流れています。
そして、これからの日々へ気持ちを新たにするという思いもあることでしょう。
お盆参りは、先だった方に思いを寄せ、自分が今あることへの感謝や、気持ち新たにこれからを迎えようとする節目の意味合いから、お参りをされている方が多いのではないでしょうか。
お盆という文化は、かなり古くから日本に根付いたと言われています。
1400年ほど前の書物に、「盂蘭盆会」(うらぼんえ)というお盆の法要を勤めたという記載が見られ、900年ほど前から一般的に広まっていったと言われます。
いずれにせよ、お盆にお参りをし、手を合わせるという日本の文化の美しさと根強さを感じる毎年のお盆です。
改めて、ようこそお参りくださいました。お寺の皆様も、お疲れ様でした。
2024.08.19(月)記す
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【信行寺 今後の催し】
◉オンラインお寺参り
・8月31日(土)午前7時~約30分間
・内容:読経・法話
◉朝参り
・9月1日(日)午前8時〜約30分間
・内容:読経・法話・ストレッチ
◉秋季彼岸法要
・9月19日(木)、20日(金) 13時30分〜15時頃
・内容:読経・法話(舟川智也師)
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