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6. 日本における学術手話通訳の課題

TVにおける,新年号である”令和”の発表における手話通訳,台風による災害などの手話通訳のあり方について,SNSにて議論されるの見てて,まずは,”手話通訳”を職とすることができる環境整備からでは?と考えてみたりする近頃.

ということで,聴覚障害者の当事者研究における情報保障の最後になりました.

1. そもそも聴覚障害ってどういう障害?
2. 私が所属しているゼミでは?
3. 聴覚障害者の当事者研究って何かある?
4. 国内学会発表
5. 国際学会(国際会議)発表
6. 日本における学術手話通訳の課題

そういえば,今年,筑波技術大学からプレスリリースがあったなと思い返す.

改めて,読み返してみたら,やはり以前に読み終えた印象とあまり変わらなかった.

高等教育分野は大学院(修士課程 and 博士課程)が含まれているのか不明だし,学会・研究会では合計53件だとしても,学会発表については掘り下げていないのが何ともいえないところである.
(学術分野における手話通訳の困難性は報告書で触れているので,ここではあまり触れないでおく)

これはあくまでもこの報告書を批評しているのではない,むしろ大きな1歩を踏めたばかりである意図と捉えている.

だからこそ,私としては学会発表などの学術的なコミュニケーションを深く掘り下げてほしいのもある.

例としては,

・学術分野に精通している手話通訳士・者をどうやって確保するかorしようとしたか
・確保した場合,いかにコミュニケーションを図りながら,口頭発表などの本番を迎えるか
・用語の伝達に関する相互確認はどのタイミングで実施すべきか
・今後の課題として,いかに学術分野に精通している手話通訳士・者を養成する環境を整備するか(国レベルで.単一の組織だとどうしても弱くなってしまうじゃないか認識があるため)

が気になっている.

こういう事業はマイナーでもあり,マイノリティなので,応援してくれる方は応援してくれるだけでもよっぽどありがたいので,見守ってくれるだけでも是非.


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そういえば,ACMのCHI2021が日本の横浜で開催されることが決定したんだけれど,どうなるだろうな.



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