陽はまた昇る

アメリカ在住歴12年。日本の東京都で生まれ育ち、高校、大学でアメリカ西海岸、東海岸に一…

陽はまた昇る

アメリカ在住歴12年。日本の東京都で生まれ育ち、高校、大学でアメリカ西海岸、東海岸に一年ずつ留学。その後、大学院進学と就職のためアメリカに引っ越す。安全保障学博士。

最近の記事

KAN 愛は勝つ 

KANさんが亡くなったという悲報にふれ、この曲を聴き直して思い出したこと、考えたことを記したい。 私は90年生まれだが、幼い頃KANの『愛は勝つ』がすごい好きだった。91年にレコ大になったヒット曲。小さい子にも唄えるような、わかりやすいリズムと歌詞。一度聴いたら頭から離れない、ヒット曲になるべくして生まれたような曲。年齢が一桁のとき、カラオケで唄っていた記憶もある。 歌詞をみても、なんだろう、結構単純だ。 心配ないからね 君の想いが 誰かにとどく明日がきっとある どんな

    • 素敵なことはまだ訪れちゃいない

      自分はそもそもなぜ、今の職にいるのか、その分野で成功しようともがいているのか最近よく考える。国際政治学の研究者の卵となって、修行の年数が長くなればなるほど、時々それがわからなくなる。そうして悩んでいるうちに、私の人生、何も成し遂げられていないんじゃないかと不安になる。 幼い頃を振り返ってみると、私はとにかく大人たちがつく嘘が嫌いだった。特に私は家族や親戚のなかでも末っ子だったので、周りにいる人がみんな年上。そんななかで私だけ子供扱いをされたり、口先で適当なことを言われたりす

      • 夢でもし逢えたら素敵なこと

        14歳のときに亡くなった祖母と夢のなかで逢った。 大瀧詠一作詞・作曲の「夢で逢えたら」に、「夢でもし逢えたら素敵なことね」というフレーズがあるが、その通り。祖母が亡くなって18年。その間死者の時間は止まり、私は歳をとり、一人の大人として祖母に再会した。 私が生まれたとき祖母はもう74歳だったため、私の記憶に主に残っているのはすでに80代になった白髪のお婆さんの姿。「白のおばあちゃん」と呼んでいた。もう一人の祖母が対照的に黒髪が多かったため。 夢のなかのシーンはどこかの女

        • 「クシュナーに顔が似ている」と他人に言うのは失礼?

          ジャレッド・クシュナーという名前を聞いて顔が思い浮かぶだろうか。アメリカのトランプ前大統領の娘、イヴァンカ・トランプ氏の夫であり、要するにトランプ前大統領の娘婿にあたる人物だ。 彼の容姿を簡単に言えば、長身で端正な顔立ち、年齢も40代前半とまだ若い。 私はアメリカに住んでいるが、とある週末、同僚との飲み会の席である共通の友人の話題になった。そこでその共通の友人について私は「そういえば前から思ってたんだけど、○○ってジャレッド・クシュナーに顔似ているよね?」と発言した。

        KAN 愛は勝つ