集中力を最大化するアイデア: 「思考の一時保管場所」としてメモ帳を常備する
目の前のタスクに最大限集中するために、デスクワーク中は常に雑記用メモ帳を手元に置いておくと良い。
そして、何かが頭に浮かぶたびに、その浮かんだことをメモ帳に書き落としていく。
なぜなら、取り組んでいるタスクとは直接関係のないことをふと思いつてしまっただけで脳のリソースはそちらにも消費されてしまうからだ。こうなってしまうと、せっかくの集中状態が途切れてしまう。
勉強など、集中を要するデスクワーク中にふと思いついてしまったことは、その都度自動的に雑記用メモ帳に書き出す。つまり、思いついたこと(=思考)を一旦頭の外(=メモ帳)に出してしまう。
つまり、この場合のメモ帳は「思考の一時保管場所」といった具合である。
「思考の一時保管場所」が必要な人というのが存在する
ストレングスファインダーでいうところの「内省」を上位資質に持つような人こそ、これが必要だと筆者は考えている。
どのような人かというと、「思考することが得意」などという生やさしいものではなく、「思考することが止められない人」のことだ。
まさに、呼吸をするが如く、常に何かを考えている。
故に「何も考えず、ボーッとしてください」と言われても、どうしたらそうできるのか全くわからなかったりする。
また、何かに集中している時ですら、新しい思考が突然降ってきたりする。
そんな調子で常に何かを思いつき考えているのだから、頭の中は思考でパンパンになってしまっていて、余力が全く残っていないのである。
よって、このような「思考することが止められない人」は意識的に思考を頭の中から取り出す必要がある。
こうすることで、本来集中すべきことへ割けるエネルギーが格段にアップするのである。
具体的対策: 思いつき次第すぐにメモ帳に書き出す
筆者の場合、デスクワーク中は常に雑記用のメモ帳を手元に置いており、ふと何かを思いついたら頭の中に留めておかずにすぐに書き出すようにしている。
書き出す内容は、思いついたこと全てである。
例えば「今日のお昼は近所のパン屋さんのサンドイッチにしよう」などという単なる思いつきから「あのプロジェクトは進捗が遅れているから予定を組み直さなければならない」などという、そこからさらに考え出して止まらなくなりそうなものまで様々である。
書き出された内容は、休憩時間や就業時に見返し、真贋を判断するようにしている。
今後さらに思考を深めるべきことや、対応する必要があると判断したものは予定表などに書き写すようにしている。
まとめ
不思議なもので、思考はメモ帳に書き出されることで一旦頭の外に出てしまうと、それ以上に頭のリソースを圧迫するのをやめてくれる。
これは、考えていたことのが記録として残るために「考えていたことを忘れてしまうのではないか」という恐れが軽減されるからではないかと筆者は推測している。
思考が邪魔をして集中するべきことに集中できないという方は「思考の一時保管場所」としてのメモ帳を導入してみてはいかがだろうか?
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