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海の共同運営マガジン『海のイドバタ会議』

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【海好きさんあつまれ!】 海が好きな仲間のための共同マガジンです。目指すは 「みんなで海のあれこれを話して、ワイワイ楽しみましょ」 といったマガジンです。 【参加条件】 ・…
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#船

海の共同運営マガジン『海のイドバタ会議』 作っちゃいました!

【海好きさんあつまれ!】海が好きな仲間のための共同マガジンです。 目指すは というマガジンにしたいです。 【共同運営マガジンを作るにあたって】 はじめまして、海好きの皆さん!海のイドバタ会議の守(もり)と申します。 私は、日本中の海を専門に取材しているフリーライターです。noteを始めて3年たちましたが、今まで海に関わる記事ばかり5000記事くらい書いてきました。(2024.2.16現在) といっても、新聞記事や業界紙、関係省庁などの情報を中心にしたまとめ的な記事が多いの

「和歌山に日本のアマルフィと呼ばれた漁港があったのをご存じですか?」

  「いいえ! 知りませんでした。ハイ!」 「アマルフィ海岸」とはイタリアのユネスコ世界遺産に登録されている景勝地で、海の斜面に小さな町が点在する美しい景色で有名とのこと。(トップ写真) 和歌山には仕事で7年程かかわり、土地勘もあったが日本のアマルフィと呼ばれた魚港は毎度台風が到来したときに、テレビ局がレポートに来るので有名な場所! はっきり言って、それくらいの認識であった。 そろそろ、登場するがその名は「雑賀崎(サイガザキ)漁港」 和歌山では誰もが知る漁港で、私も何

”私的”『太平洋の女王』史(中編)

前編からの続きです。 蹉跌  1937年9月。  『淺間丸』は、香港島沖で災厄に見舞われる。  台風33号接近を控え沖合で避難していた彼女は、大暴風雨に巻き込まれ、同じく避難していたイタリア船『コンテ・ヴェルデ』そしてイギリス船『タランバ』と三重衝突し、あげくに座礁してしまったのだ。  当初「離礁の見込みは無い」と絶望視されていたが、必死の復旧作業により翌38年3月に離礁成功した。  ちなみに、彼女の”船生”およびこの座礁事故のくだりは、下記の本で詳細に描写されている(も

ぷかりさん橋 帆船クリッパー・スタッド・アムステルダム号

2024年の5月12日、横浜のぷかりさん橋に帆船のクリッパー・スタッド・アムステルダム号が来ているとの事なので、見に行ってきました。 こちらの船は19世紀の高速帆船を忠実に復元した船だそう。2000年に一般公開され日本には初来日。帆を張っている所は見れませんでしたが、帆船の迫力を楽しんできました。以下ライトアップ時の帆船の様子です。 船は全然詳しくないですが、見ているとそのフォルムに惹かれ、気がつくと夢中で眺めていました。また何か魅力的な船が来ていたら見に行ってみようと思い

小笠原諸島が私に教えてくれたこと

初めまして。 別の記事を読んでいただいた方は、いつもありがとうございます。 実は先日、仕事で父島に行く機会がありまして。 というか24時間電波の途切れ途切れの閉鎖的な空間での船旅のため、現在船内で記事を作成しています。笑 仕事のため観光の時間はほとんど取れていないのですが(本当は大戦中の遺物や展望台など行きたい場所もたくさんあったのですが・・・)、それでも海外に旅行に行ったような、でも日本人の暖かさに常に触れることができる、素晴らしい場所だと思いましたので、急遽記事を作

メカ好きの部屋、#681

”私的”『太平洋の女王』史(前編)

 先日、『氷川丸』の記事を書いた。  彼女は姉妹船『日枝丸』『平安丸』と共に、シアトル行き北太平洋航路を担ったが、実は、こちらは太平洋航路の花形ではない。  主役は、ホノルル経由サンフランシスコ・ロサンゼルス行き航路だった。  その航路を担ったのが『淺間丸』『龍田丸』『秩父丸』の3隻。  ふと、この航路の客船たちについて、何か書きたくなった・・・。 圧倒されるぅ・・・(´д`)  この航路・・・、  花形航路だけに、日米加3カ国の海運会社間で熾烈な競争が繰り広げられてい

メカ好きの部屋、#680

メカ好きの部屋、#679

船釣りNG行動TOP4はコレだ。 ・サンダルを履く ・道具を固定しない ・お酒を飲んで釣りをする ・オーバーヘッドキャストをする 自分で船を出して釣りをする場合は、基本自由だが 遊漁船に乗って釣りをする場合は、気をつけたい。 他のお客さんもいるからね。

ストックホルムからヘルシンキを豪華客船シリアラインで移動した

北欧周遊も4カ国目、フィンランドのヘルシンキに向かいます。これまでノルウェー、デンマーク、スウェーデンと飛行機や列車で移動してきたけれど、今度は船です。また新しい体験になる気がします。 スウェーデンのストックホルムを夕方16:45に出発して、フィンランドのヘルシンキには翌日10:30着。 ストックホルムの中心街から電車で移動して、駅に着きました。ぞろぞろ歩いている人たちに着いていけばなんとかなる!と思っていて、実際地図を見ずになんとかなりました。そして至る所に船のマークの

【帆をひらく: 2024.04.28】準備できたつもり×3

サムネイルにもある「アテンド 〇〇〜」は、「〇〇のギア(ロープ)を引く準備ができました!」と航海士の方に報告している様子です。 正しくはピンからロープをはずしてから言うのですが、焦ってはずす前に言っている私です。とめたままじゃ引けません…笑 この独特の言い回しについても記録を描きたいです!

[2024-41]ウニの増殖溝が現れた

 5月12日(日)のビーチクリーンが終わった後、種市漁港北側の海岸沿いを歩いてみました。この日は中潮で、お昼頃が最も潮が引く時間帯。  海に目をやると、大きく潮が引いた浜辺には、たくさんの溝が見えます。これは人工的に作られた「ウニの増殖溝」と呼ばれるもので、大きく潮が引いた時に現れます。  増殖溝をよ~く観察すると、人の影が小さく見えました。  たくさん収穫があったようです。いよいよ洋野町にもウニのシーズンがやってきました!

むにみずべ 京都編06 伊根の舟屋

言わずもがなの、むにみずべ。 その圧倒的な面白さの前に、人々はなす術なく訪れる他ないのです。こちら、知っていますか? English information below. 危なくないのかその舟屋 伊根と言えば、海岸に所狭しと並ぶ木造家屋です。 ですが内陸県にお住まいの皆様でもご存知の通り、海には干満差もあれば台風やら高潮やら、そんな近くに住むと色々と良くないこともあるはずです。 ところが伊根はいくつかのポイントが重なり、こうした壁を乗り越えているのです。 まずは、日本