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【映画#3】時計じかけのオレンジ

”面白いことを面白いままに伝えられる面白いおとなになりたい!“と始めたnote。
観た映画や本がどんなに素敵だったか、伝えるのって難しい。
でも出来るようになりたい!のでので修行していきたいと思います🚶🏻‍♀️

元気だったから「時計じかけのオレンジ」を初めて観たよ
見事に元気を削がれたよ

学生時代に観てないの?と笑われたり、映画史で有名でも
この映画が好きって言ってる人みんなめんどくさそう←ど偏見
という理由でずっと観れてなくて
でもここ最近、源さんがどこかで「時計じかけのオレンジみたい」と例えで言ってたのでどんなだろと観てみたのでした。
(星野源さんの精神を愛してるので源さんが観るものは観るのです)

絵も上手くなっていく予定、人間が別人になっちゃうよ


Twitterで感想言うとしたら
「初めて時計じかけのオレンジ観たけど寝つきが悪くなるから二度と観ない」
1行半なのだけど、そんなので片付けたくないなと思わせる力で
気づいたらめちゃくちゃ揺すぶられてるのが面白かったので、日記。

まず映画始まってめっっちゃ睨まれたあーてなる。50年越しの眼力。
酔っ払ってアイルランドのMolly Maloneの唄歌ってるおじいちゃまに暴行(私の好きなうた)、レイプレイプレイプ、Singing in the Rain(私の大好きなうた)が胸クソ場面で歌われるもんで

30分くらいにはあー!もー!だいっきらいが過ぎるわ波長が合わん過ぎるわ、
アングラ、文化系装って好き勝手やってるのがかっこいい系か!
だいっきらいだわ!(2回目)と観るのをやめそうだったのだけど

好き勝手やってた主人公が取り返しのつかない場所に落ちて
もっと黒い政治やら思惑のまっくろ波に飲まれていって
あれ、可愛げもあったのかもしれない…と思い始めたとこから観るのを
やめられなくなって
欲望の間違った方向でも飛んでた主人公がでかい力で頭ねじ伏せられてくのを見て世の中そうだよな…と、映画観終わったらゲッソリしながら
参りました50年残り続ける理由が分かりましたと土下座させられる感じ。

大嫌いと思いながらすごいスピードで頭の中がめちゃくちゃ喋りまくってて
映画を観ることは人と話す事と似てるんだなと、
後半につれて人間くささに愛着が湧き始めちゃう主人公が操られていくのを見て、
排除するのは違うんじゃないかと
1人が悪とみなせば総攻撃で排除する今の時代を凄まじくビンタしてくる
最低(いい意味で)の映画だと思ったのでした。

あとこの映画観てからパンッと錘が弾けた感じがして、
映画を観るまでのストッパーが外れて
(映画観たり言葉にすると頭が痛くなっちゃう病気になってた気がしてた)
大好きとか大嫌いとか関係なく映画を最後まで強制的に観ていた学生時代って幸せだったのかもしれないと思った。

サブスクって観たくないって思ったらいつでも切れるし、
お金払って借りたから無理してでも観る事もないし、
画面の中の出来事を自分事として手繰り寄せるのが最近すごく難しいと感じるけど、
この大嫌いな映画の胸ぐら掴んでくるパワーにやられて
久しぶりに「掴まれた」感覚がしたのでした。

あと大学時代に価値観が違うから人って面白いなーと思えた出来事を思い出して
(別の映画の時に書こう
好みも価値観も全く違うものに触れる機会は今の自分にすごく必要で、
時代も国も超えてまたお喋りができるように、たくさん映画観たいと思いました。

大嫌いだけどいい映画!(何回だいきらい言うんだ)
好き嫌い関係なく、飾らず、でもいい所は見つけていくスタイルで
まとめていきたいし新しい映画様と出会いたい。

好きなとこメモ

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