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【映画#4】色んな”若者”をみた〜「終りの季節」「花束みたいな恋をした」「明け方の若者たち」

”面白いことを面白いままに伝えられる面白いおとなになりたい!“と始めたnote。
観た映画や本がどんなに素敵だったか、
伝えるのって難しい。
でも出来るようになりたい!のでので修行していきたいと思います🚶🏻‍♀️

note書くのお久しぶりすぎるのだけども、
映画を観る観ないってけっこう波があって
すごい観るときは怒涛にブワーッと観て
観ないときはもうほんとに一切観ないみたいに極端すぎるのだけども、

最近また映画を観はじめて楽しいこの頃なので
noteも書けたらいいなと再スタート。
(つづけたい

最近観た作品がなぜか社会人になりたての”若者”のお話が続いていて、
気づいたら勝手にオムニバスみたいになってたので日記📓
(春の季節にこどもがえりならぬ新卒がえり…?と思ったり

◼︎終りの季節(ドラマ)

23歳のトキ(神嶋里花)は、東京の会社で働く新入社員。教師になる夢を諦め、父のつながりのある会社へ就職した。学生時代から親友のノア(坂口風詩)と続けてきた音楽活動と二足のわらじの生活を送っていたが、日々の仕事に忙殺され、どんなことにも身が入らない日々が続く。自分にとって何が大切なのかわからなくなっていたある日、とあるライブハウスにノアとともに訪れる。そこでは若者たちが音楽に熱狂していて―――。

公式HP
後退してるけども絵も上手くなる予定

好きなMV監督さんの初ドラマ作品だったのだけども、

観る前は正直予告のクラブの雰囲気がこわい(偏見)とか
渋谷のネオな雰囲気に「これは未知の若者世界だわ…」(偏見)
と思っちゃっていたのだけども、

夢を諦めた先で、心がざらっとしてる主人公の姿を見て
わたしも最近は「まぁ…なんとかなるでしょう!」で色々いっちゃう
図太さを徐々に備えはじめてるけども、
23歳の時って就活全てがうまくいかなくてこの先どうなるか分からないな、とか
もうおしまいだ、とか思っていたなと立ち返ってしまったし

自分の人生だけどもやっぱり親のことを思うと飲んでしまう言葉だったり
果てしないこの先の時間と社会に吸い込まれそうでほんとにこれでいいのかな、とか
立ち止まりそうで、でも進むしかない、とか

そういうみんながもつ感情を(23歳の季節)として作品に込めてるところも

実はね、人生って進んだ先でもやりなおせるんです。
の今だからこそ見える希望も描かれていて(ほんのりなのがまた良き)
素敵な作品でした。
今ならおしまいじゃないよって言ってあげられる気がする。

そして「終りの季節」の名曲を
色んな表現で別バージョンのカバーで聴けるのも良きでした。

あとこの作品みて1番大きかったのは
わたし色眼鏡かけすぎだぞというか、
映画も食わず嫌いが多すぎだぞというか

今更だけども映画とかって作者さんが人生通して伝えたいことぎゅっと詰め込んですんごい労力でもって自分から話してくれる、しかも2時間くらいで、というのがおもしろすぎるしもっと観た方がよいぞと気づかせていただいたのもこの作品に会えて良かったところ。

今色んな人のおはなしを聞きたい季節なのです。

◾️花束みたいな恋をした

東京・京王線の明大前駅で終電を逃したことから偶然に出会った 山音 麦(菅田将暉)と 八谷 絹(有村架純)。好きな音楽や映画が嘘みたいに一緒で、あっという間に恋に落ちた麦と絹は、大学を卒業してフリーターをしながら同棲を始める。近所にお気に入りのパン屋を見つけて、拾った猫に二人で名前をつけて、渋谷パルコが閉店しても、スマスマが最終回を迎えても、日々の現状維持を目標に二人は就職活動を続けるが…。

公式HP

アマプラに追加されてたのでだいぶ遅れて観たのだけども、

こちらも予告のイメージで(大バジェット邦画の余命とか限られた時間の刹那な恋愛の輝き)的なポエティックウェットな感じなのでしょ
終電のがして偶然遭わんでしょ(元も子もない)
とこれまたど偏見だったのだけども

観始めたらミイラ展も行くしガスタンクもいいよね!となってしまった(単純
それくらいこんなに趣味も好みも合う2人は出会うべくできるんだろな(いいな)と思ってしまうし、2人の大切にしていた日々がきらっと可愛くて愛でたくなってしまうし、
(好き)で満たそう!の2人のお部屋、2人の世界が素敵なのです。

でも後半からの2人の日々を守るために就活とかお仕事ですれ違ってく様がね、
けんかもただの感情のぶつけ合いとかじゃなくて
相手を思ったりこの生活が大切で守りたいが故につい出てしまう言葉とか
掛け違えてく感じがリアルすぎて胸痛なのだけども
描写のありありさも演技もわぁすごいな…とも思ってしまうし、

何より男の子が社会に入っていって忙しさの中で(好きなもの)とか(自分)が消えていくとことか(世の中で正しいとされるもの、幸せとされるもの)に塗り替えられてく様子がこわいのだけども、自分と重ねてしまってずっと男の子の方に気持ち入りすぎてる状態で観てしまった。。

(お仕事を責任感でちゃんと全うしようとするところいい子すぎる、、
ちくちくする時間乗り越えたら元に戻れそうじゃない?とか
これだけ(個)消さないと生きていけない社会ってなに。。とか考えてしまう

そして「終りの季節」観たすぐあとだったから
同じ年代の主人公だけども全く違う人生をみるのも、
べつの世界線なのに貫いてる悩みの種は同じなのもおもしろいなあと
映画おもろいなあと、もっと観たくなってしまったのでした。

◾️明け方の若者たち

東京・明大前で開かれた学生最後の退屈な飲み会。
そこで出会った<彼女>に、一瞬で恋をした。下北沢のスズナリで観た舞台、
高円寺で一人暮らしを始めた日、
フジロックに対抗するために旅をした7月の終わり・・・。
世界が<彼女>で満たされる一方で、社会人になった<僕>は、
〝こんなハズじゃなかった人生″に打ちのめされていく。
息の詰まる会社、夢見た未来とは異なる現実。
夜明けまで飲み明かした時間と親友と彼女だけが、救いだったあの頃。
でも僕は最初からわかっていた。いつか、この時間に終わりがくることを・・・。

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花束〜の映画から同じ年代の主人公で
前から気になってたけれど観れてなかった作品、で観たのだけども

飲み会を抜け出して(彼女)に出会った公園の夜とか、彼女との日々とか
若い夢を飲み明かして語り合った日の明け方だったり
(人生のマジックアワー)として描かれてる時間も良きだったけども

そんな日々が消えてしまったあとの主人公が
もう心が裸というか弱さも恥もえぐるように描かれてて

映画に触れるときってなんとなくああ信頼できる、
この物語を信じれるって感覚探してるような気がするのだけども
この作品の描く人の弱さにすごい手を掴んでもらった気がしたし惹かれたし
人間くさくて好きすぎて印象に残った場面絵が両方裸のとこになってしまった。。

あとそんな落ちきってしまったときに寄り添ってくれる存在だったり
気にかけてくれている人がいることに気づく瞬間に人生を感じるというか、
わたしもぐちゃっとなったときに(そういう時は甘いものだよ)とそっと
お菓子を渡されたことを思い出したりしたのでした。

じつは原作者さん(スレッズでなんか面白いこと言ってるかっこいいお兄さん)くらいの認識だったのだけども(ごめんなさい)こんな体重の乗った人間を描く人なのか!
かっこよすぎる!と今更ファンになってる人。
youtubeの本紹介動画みまくっている〜
原作も読みたい。

クラブは行ったことないしタバコも吸わないし
趣味がバチバチに合う彼氏さんと同棲しちゃったこともないし
(私と飲んだ方が楽しいかもよ笑?)なんて口が裂けても言えないし
朝まで飲み明かしたこともないけども

ぜんぶ共感できなくてもいいのかもなというか
映画って1番身近に、人生をかけた、人のお話をきけるものでもあるから
(友だちがいなくても)
よく分からないのもおもしろいというか
ちょっと狭まってきてる自分の(世界)とはいわないまでも
(範囲)を広げていけたらなあと、
映画通じて人のおはなしをきけたらいいなと思ってる
この頃の視聴日記なのでした。

今月観た映画:2本(+ドラマ1本)

一回まとめようとせずにわー!と書いてみようと思ったら
長すぎるし3本になっちゃったけども
3本だったからこそおもしろかった気もするのでそのまま書いてみたけども
やっぱり次からは1本ずつにしよう。。

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