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「リアクションする」ことへの価値

今日の記事は、株式会社レッドジャーニーのアドベントカレンダー5日目として書いています。


はじめまして!もっくま(Mistletoe)です!
レッドジャーニーでWebエンジニア/スクラムマスター/新規事業開発などをしています。

この記事では、「リアクション」って大事だよね、というお話を書きます。
ごく当たり前のことですが、改めてこのことを痛感した出来事とあわせて書こうと思います。


先日、↓の施設に行ってきました。

ごくごく簡単にどういう場所か説明すると、「本当に目が見えない状態」を体験することのできる施設です。
照明が一切なく、本当に何も見えない所で、白杖などを使いながら、参加者の方と会話しながらしばらく過ごします。
本当に何も見えない、という環境は初めての体験でした。


会場に入り、施設・イベントがどういうものか、スタッフさんの説明をいつもどおりぼーっと聞いていたときに、はっとしました。
担当していただいていたスタッフの方が、視覚障害をお持ちの方だと気づいたからです。
なんとなく説明にうなずいたりしても、相手には無視されていると感じられるはず。
意図的に声に出して返事をしたり、努めてリアクションをすることで自己の状態を表現する必要があることに気づかされたのです。

実際にイベントが始まり、何も見えない状態で一人放り出されると、ものすごい恐怖でした。
あの感覚は実際に体験しないと分かりづらいですが、自分の手すら見えない闇の中で、一人孤独にいることを想像してみてください。

暗闇の中、他の参加者の方と、「ここにいます!」「何かにぶつかった!」など、いつも以上に自分の挙動や反応を主張し合うことで、不安を解消・安心することできたのです。


この時感じた感覚は非日常のものでありながら、日常生活でも意識すべき学びがありました。
コロナ禍を経て、リモートでコミュニケーションする増えてきました。
顔も知らない相手と仕事をすることも多くなったでしょう。
ついつい今までどおり、対面での対話と同じような態度を取っていませんか?私はついついしてしまいがちです。
私達が考える以上に『非言語情報は伝わっていない』ことにもっと自覚的になると、皆が幸せになれると思います。
カメラがONなら、わかりやすく反応してあげましょう。少し大げさなくらいに。
カメラがオフでも、問いかけに対する素早いリアクション、自分の状態の表明を意識的にしましょう。悩んでいるようであれば、悩んでいることを表明しましょう。
ごく当たり前のことですが、きっとできていないシーンは多いはず。
ちいさな工夫だけで、相手がどれだけ安心できるでしょうか。いかに関係性が良くなるでしょうか。

明日はいつもより1回だけ多く、リアクションしてみませんか?

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