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いじめやハラスメントに繰り返し遭ってきた方々へ:存在不安と劣等感についての私論

私は昔からいじめられっ子で、かつハラスメントにも遭いやすい人間でした。

いろいろな経緯があって私は20代の終わりに瞑想、ヨガ、導引術に出会い、そして31歳で「DNAアクティベーション」や「アデプトプログラム」に始まる形而上的な学びに出会いました。

これらを軸に自己探求を進めていった結果、「私はなぜいじめられやすいのか・ハラスメントに遭いやすいのか」を自覚できるようになりました。

端的に言いますと、その根本理由は「存在不安」と「劣等感」にありました。1つめの存在不安とは、特に明確な理由もなく「私は『ありのまま』でいてはいけない」と常に感じていることを指します。2つめの劣等感とは、同じように特に明確な理由もなく「私は人より劣っている」と常に感じていることを指します。

その度合いは人によって様々ですが、幼少期に人から物理的・精神的に虐げられるなどの体験を積んできた人は、存在不安と劣等感が強くなる傾向があるようです。

私は両親との特殊な関係により、この「存在不安」と「劣等感」を強く埋め込まれていたようでした。そして、これらの感覚が強い人は、不思議なことに、周囲からいじめの対象・ハラスメントの対象になる傾向があります。言い換えると、「人間としての自己価値」が低いため、なぜか自然と周囲の人間から「こいつは適当に扱っていい」という対象になるのです。人間とは実に不思議なもので、他人のこうした心理的傾向を敏感に察知するようです。

そして多くの場合、こうした「存在不安」と「劣等感」は、同じく存在不安と劣等感が強い親により埋め込まれることがほとんどです。親が存在不安と劣等感を強く持っている場合、自分の実の子どもであっても、半自動的にいじめおよびハラスメントの対象としてしまうらしいのです。これにより、自らの存在不安と劣等感からくるネガティブな感情を解消するわけです。実子を思わず“道具”として使ってしまうというほどに、自らの存在不安と劣等感は強烈に人間を動かす「病」であると称してもいいでしょう。

しかも、幼少期にいじめおよびハラスメントの被害にあった子供は、一種の自己防衛的な心の動きとして、いじめおよびハラスメントの被害経験を、潜在意識の深い領域に押し込んで忘れようとしてしまうそうです。その結果、子どもは「存在不安」と「劣等感」を埋め込まれたまましかもその自覚がないまま、大きくなっていきます。すると就学後、本人がなぜかいじめっ子を「引き寄せる」、という現象が起きるというわけです。いや就学後どころか、その後の人生でも長くハラスメントなど形で影響を受け続けます。

では、どうすれば、「存在不安」と「劣等感」を植え付けられた子ども(あるいはかつて子どもだった大人)本人は、自身の潜在意識に埋め込まれた「余計な思い込み」を減らせるでしょうか。

私の経験からいくつか紹介します。①瞑想、②気功、③ヒーリング、以上3つの方法について、それぞれごく簡単ですが解説していきます。

■①瞑想

私は20代の終わりから瞑想を続けており、今では欠かせない習慣になっています。断続的ではありますがほぼ毎日続けて20年ほどになります。瞑想は心身にたくさんの恩恵をもたらしてくれます。

特に、今回の記事のテーマである「存在不安」と「劣等感」について言えば、瞑想が備える「メタ認知力」向上の効果が、大きくプラスに働きます。メタ認知力とは、自分の感じ方・考え方を第三者的に捉えられるようにする力で、人生全般のコントロール力を高めることにもつながる、非常に重要なスキルです。

メタ認知力が向上することで、自分の頭の中で渦巻いている「セルフトーク(ひとりごと)」もよく観察できるようになってきます。すると、例えば「おれはできない」「自分はもうだめだ」などとつぶやいている自分を発見しやすくなります。実はこうしたネガティブな内容のセルフトークに、存在不安や劣等感がよく表れています。

こうしたセルフトークの状態に自ら気付けること――これが、小さいように見えて、大きな前進、偉大なる第一歩です。人の意識には「自覚するとそれをコントロールしやすくなる」という特徴があります。「こんな考え方はもういらない」と意識し始めれば、次第にこれを押さえ込むような行動を、少しずつ、しかし自然と取るようになってきます。

私は日記をつけることも併せておすすめしています。そうすると、セルフトークの内容について、その変化の差分がわかりやすくなります。1年2年くらいではわかりにくいかもしれませんが、4年5年と観察していると、開始した時点に比べると大きく自分の意識が変わっていることが見えてくるかと思います。

■②気功

古代中国を起源とするとされる気功法は、東洋医学および東洋哲学に基づく心身技法です。気功を続けていくと、不思議なことに「確かに気と言われるようなものは存在するようだ」という実感が出てきます。

なかには科学的根拠を疑う向きもあるようですが、調べてみると実践者の医学的計測データもあるようです。また脳機能科学者の苫米地英人博士の気功に関する書籍には、気功の原理について、科学的な視点を用いた仮説が書かれています。この内容は実践者の観点からも興味深く、とても参考になるので、一読されると良いでしょう。

ここでは気功の技法や効果の詳細はさておき、「存在不安」と「劣等感」の克服に絞って紹介します。

気功の訓練を習慣化し、日々実践していくと(こうした活動を「気を養生する」などと言います)、先の瞑想のような効果が得られます。つまり、自分の意識の状態や身体の状態を客観的に把握する能力が高まります。例えば「気感」と言われるものはその代表で、自分の体において、気のパワーがどう伝わっているかという感覚が自覚しやすくなるのです。

これにより、先の瞑想で述べたように、自分がふだんどのような思考形態を持っているのかを把握しやすくなります。加えて気のパワーが強まるごとに、意識の操作がしやすくなります。例えば「自分はもうこういう考え方は持たなくていいのだ」と決めて繰り返し繰り返し思考のコントロールに取り組むことで、だんだんとセルフトークを制御しやすくなるのです。

それがいつ可能か、というのは人によって異なりますがが、しつこくセルフトークの制御に取り組むことで、次第に自分の頭の中で鳴り響く「ネガティブなセルフトーク」は小さくなり、それに応じて生活のクオリティが少しずつ高まります。実際、私がそうでした。

■③「DNAアクティベーション」などのヒーリング

3つめに紹介するのは、「DNAアクティベーション」などのヒーリングです。ヒーリングにはいろいろな種類と、その種類に応じたいろいろな効果があります。この「存在不安」と「劣等感」について私がDNAアクティベーションを挙げる理由は、DNAアクティベーションはその人が本来持っている可能性に一気に光を灯す効果があるためです。

私たちには「偉大なる存在」が一人ひとりに対して個別に設定してきた、オリジナルの個性と才能を備えていると言われています。しかしそれが現代においてはいろいろな形で封じられ、使われないようになっています。これに対してDNAアクティベーションは古来伝わる手法により、一人ひとりが持っている個性、可能性、才能を活性化できるという非常に特殊なヒーリングとなっています。

もし、地上を生きている全員がそれぞれ素晴らしい能力を備えており、しかもそれは比較し得ない唯一無二の個性である、ということが少しでも実感できれば、存在不安や劣等感を持つ必要などあるでしょうか? 私はこのDNAアクティベーションを受けた後、そうした「もしかしたら自分はそのような存在かもしれない」という片鱗を、人生で七転八倒する中、少しずつですが掴めるようになってきました。

また私は、2009年からこのDNAアクティベーションを提供できるヒーラーとして活動しています。私自身、このDNAアクティベーションによる恩恵をたくさん受けてきましたが、ヒーラーとして興味深く感じるのは、施術したクライアントの皆さんが、まさに「自分を生かす」行動を次々と取っていくことでした。それは本人がDNAアクティベーションの効果を信じていようと信じていなかろうと関係なく、また本人にとって変化の自覚があるかどうかも関係なくです。

何がDNAアクティベーションの科学的根拠か、と聞かれても出すことはまず難しいとお答えするしかありません。しかし私の長年の経験上、このDNAアクティベーションはそもそも右脳的な理屈を超えたものであり、また根拠がないにもかかわらず「これには大いなる存在が関わっているかもしれない」と感じさせる、非常に特殊なバイブレーションを備えているツールであると思っています。

先の「存在不安」と「劣等感」の話に戻しますと、人によっては長期間にわたり過酷な状況に置かれた結果、どんなに頑張っても、それまでに植え込まれた存在不安と劣等感に負けてしまうことがままあります。そうした泥沼状態に風穴を開けうるのが、このDNAアクティベーションであるというのが私の見解です。そして何よりも私自身が、このDNAアクティベーションを通じて、その泥沼を抜けてきたという自覚があるのです。

もちろん、DNAアクティベーションを一度受けただけですべてが解決するわけではありません。またDNAアクティベーションというヒーリングが一人ひとりが持ちうる個性・能力・可能性を表出させるということが分かっていながらも、やはり存在不安や劣等感に悩まされることもままあります。そのため私はDNAアクティベーションを受け、施術できるよう学びつつも、自分の課題を解決するべく、たくさんのことに取り組んできました。

ただ、翻って私自身の過去を見てみると、その道のりの重要なマイルストーンにはいつも、このDNAアクティベーションがありました。また、私自身がヒーラーとして施術することによりこのDNAアクティベーションの威力を実感してきたからこそ、自分自身も一人のクライアントとして(つまりこれを読んでくださっている皆さんと同じ目線で)、このDNAアクティベーションをフルに活用できたのであろうと思っています。

DNAアクティベーションについては次の記事もぜひご覧ください。

■困難・苦悩・課題は、自分のことを知り、深める糧になる

ここまで、瞑想、気功、DNAアクティベーションなどのヒーリングという3つの手法を紹介してきました。私もまだまだいろいろな問題を抱えていますが、これらのツールを活用することで、自分という存在に根拠なき自信をもち、そして前向きに日々の活動に従事できるようになってきました。

私はこれまで20年にわたり、自分の中にある様々な問題を何とかしようと、あちこちの学びの門戸をたたいてきました。そして気づいたら50代の声が聞こえる年齢になってしまいました。正直、私自身には「自分の問題を解決するためだけに人生の貴重な時間を費やしてしまった」という思いもあります。

ですが、最近は逆に、「私はなんてラッキーだったのだろうか」と喜びを感じることも増えてきました。その背景にあるのは、偉大なる先人たちも説いてきた「困難・苦悩・課題は、自分のことを知り、深める糧になる」という普遍的な事実です。

そして私は、過去の人生の道のりにおいて、瞑想、気功、そしてDNAアクティベーションというツールに出会えました。これはもしかしたら、何もない平穏無事な人生、あるいは出自・立場などの社会的資源や物理的資源に恵まれた人生よりも、ずっと幸運だったのかもしれないと思っています。

苦しんでいる方、そしてその苦しみを乗り越えて、自らの可能性を拓きたい方に、この記事をお届けします。

■「真実の剣」note記事をご覧いただきました方へ

「真実の剣」のnote記事をご覧いただき、ありがとうございました。併せて、ぜひ、下記のヒーリングや瞑想ワークショップの情報もご覧ください。

「真実の剣」ヒーリングおよびセミナーWebサイト

創造力高まる最高の休息 MAX瞑想システム/MAXメディテーションシステム™

「神スイッチ・オン」、あなたが持ちうる可能性を拓く DNAアクティベーション®

宇宙の根源から来る光で「喜びにあふれた人生」を――エンソフィックレイ・ヒーリング
★サービスプラットフォーム「MOSH」でも、DNAアクティベーションとMAX瞑想システムを受け付けています。販売ページはこちらからどうぞ

■あなたの一人の神としての特性を開く「DNAアクティベーション」

DNAアクティベーションは、伝統ある形而上学の学校が古来引き継いできた、最重要のヒーリングメソッドの1つです。

DNAアクティベーションでは、後頭部から背中上部にある、皮膚から上1cm~2cm程度の領域に対して専用のワンドでアクセスします。これにより、受ける人のエネルギーを活性化していきます(出所:MMSジャパン「DNAアクティベーション」ホームページ)

かつては王族や神官など、限られた人にのみDNAアクティベーションの存在が明かされてきました。つまり、ごく一部の人物しか、このDNAアクティベーションの恩恵を受け取ることはできませんでした。

しかし、今は形而上学の学校・モダンミステリースクールが一般公開に踏み切ることにより、正式なトレーニングを受けて認められたヒーラーなら、施術ができるようになりました。これにより、市井で活躍するより多くの人々が、このDNAアクティベーションの恩恵を受けられるようになっています。

これを受けた人は、まさに形而上学が語る最大の教え、「I am God.」の一片――素晴らしき自らの潜在的な可能性が拓かれます。徐々に心の平和、心の豊かさ、さらには自らの人生を切り開いていくことができるようになるでしょう。

私がDNAアクティベーションを最初に受けたのは2005年9月のことでした。そしてDNAアクティベーションの施術法を最初に学んだのは、2009年でした。初めて学んでから10年以上もの月日が経過していますが、このヒーリングの威力については発見の連続です。

受けた人が備える可能性を最大限に開く、古来の叡智・DNAアクティベーション。このヒーリングの恩恵を、ぜひ、多くの人に受けていただきたいと思います。

DNAアクティベーションの解説ページはこちら

DNAアクティベーションをお受けになりたい方からのお申し込み・お問い合わせ、歓迎いたしております。下記のnoteお問い合わせフォームから「DNAアクティベーション希望」とお書きになって送信ください。折り返し、当方から連絡いたします(東京・池袋/目白がメインの活動場所ですが、各地への出張も可能です)

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