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どんなに憎い相手でも、神はその人の将来に期待しているかもしれない

私は少し前に、「あなたが今メインに手がけている仕事は、スピリットがやりたいことの1つだ」と伝えられました。

スピリットとは、人間の核を成す本質的な存在のことで、古来続く形而上学・神秘学においてはこれをもって「私たちは生まれたことがなければ死ぬこともない、永遠の存在である」と説いています(詳しくは「アデプトプログラム」をご参照ください。公式ページはこちら

これを伝えられて私はとてもうれしく、また人生の景色がまるで変わってきました。というのは形而上学的に考えれば「スピリットがやりたいこと」とは、言い換えれば「この世界を創造したサムシング・グレートがやりたいこと」でもあるためです。

もちろん今後もその仕事を磨き上げていく必要がありますが、当時、「ひとつ大きな目標を成し遂げられた」という達成感で満たされたことを、よく覚えています。

ここから転じて1つ、大きな気づきがありました。

私は過去、ひどく暴力的な性格を併せ持っていました。もう20年以上の前の話ですが、相手にかっとくると暴言で相手を罵ることがままあり、また相手が男性の場合は手を挙げることも少なくありませんでした。20代の時は、ひどくいびってくる会社の先輩に我慢ならず、髪の毛を掴んで引っ張り続けたこともありました。若かったですね、私も。(今から思えば、この先輩は単なるハラッサーでした)

そんな暴力的な性格を変えたいことや、そもそも心身の調子を大きく崩したこともあって、私は20代の終わりから瞑想などの霊的修行に惹かれ、毎日のように必死になって取り組み続けました。そんな日常の中で30代の前半に「DNAアクティベーション」やアデプトプログラムに出会い(DNAアクティベーションの公式ページはこちら)、そして今の私に至ります。

最近、暴力的な要素が前面に出ていた昔の私のことをふと思い出し、はたと気がついたことがありました。それは、「どんな人でも、神が認める仕事をする存在にまで変わりうる可能性がある」ということです。

まさに私が20数年をかけてそれを例示したわけですが、神はいつでも人一人ひとりをよく見ていて、人が自分の本質に目覚めるよう、諦めずに、さまざまな形で働きかけているのではないか、と思うのです。

■どんなに憎い相手でも、将来、神が認める仕事をするかもしれない

ということは、自分にひどく理不尽なことを仕掛けてきたどんなに憎い相手であったとしても、その人物が今この地上で生きているのであれば、宇宙がその相手が今ここに存在することを許可しているのだ、とも考えられます。――そうでなければ相手はもう、存在していないはずです。

そして、いつかはその人も、神が認めるほどの仕事を成し遂げる可能性があるとも考えられます。

その観点で見ると、たとえ憎い相手に対して猛烈な殺意を抱いたとしても、それを行使するのは神の観点で見た場合、正当なことではない、と考えられそうです。私はこの考えに至った際に、実母や過去の職場における上司を含め、私にひどいハラスメントをしてきた人々に対する恨みが少し和らいだ気がしました。

もちろん、それはひどいことをしてきた相手の行為を無条件に受け入れろ、という話ではありません。必要であれば自分を守るために距離を置くべきでしょう。とはいえ神の観点から見た場合、例えば相手を徹底的に追い込むようなアクションはやり過ぎではないか、ということです。

「全てを創造した神が存在する」という前提で物事を捉えた場合、我々はどんな態度や行動を選択するべきかが見えてきそうな気がしています。

もちろん私もまだまだ、この道を探索している途中ですが、あちこちに存在する創造主の片鱗を見いだしながら、日々を丁寧に生きていきたいと考えています。

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