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形而上学の学びは、人に何をもたらすのか?――アデプトプログラム体験談02

「形而上学」は、古来から秘伝として伝わってきた「人とは何か、世界とは何か」を系統立てて読み解く知的分野である。

コロナ禍が続く中、「自分とは何者か」「どうすればより幸福になるのか」「どうすればより自分らしい人生が歩めるのか」という認識を深めることが、非常に大切になってきた。この認識を深めるのに、形而上学は役に立つ。

そこで、このnoteでは、私自身が形而上学を学ぶ中で得られたこと、また形而上学を学ぶ人々の声を聞きながら、皆さんに資するコンテンツを提供していく。

今回はシリーズ「アデプトプログラム体験談」の第2回。アデプトプログラムとは、モダンミステリースクール(MMS)が管轄・提供している形而上学の講座である。

他者の歩みと、自らの体験とリンクさせることで、より深い理解が期待できる。このシリーズを通じて、そのような深き理解を支援していきたい。今回はMMS公認ガイドのAaya(あーや)さんに話を聞いた。

自分の本当の姿を取り戻す、それは本当にできること

形而上学に基づく自己変革プログラム「アデプトプログラム」と、その人ならではの可能性を拓くツール「DNAアクティベーション」とは何なのか、それを受講者・体験者とともに紐解いていくインタビュー・シリーズ。今回はヒーラーとして、また俳優やMC(司会者)としても活躍しているAaya氏(MMS公認ガイド)に話を聞いた。(聞き手は筆者=真実の剣 - THEMIS, with The SWORD of TRUTH)

Aayaさんは俳優、歌手、MC(司会者)として活動するほか、MMS公認ガイド・ヒーラーとしても活動中だ。

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Aayaさんはアデプトプログラムを知る前からも、多くの聴衆の前に立って自分を表現する仕事を手がけてきた。「自分がやりたいと思ったことを実現する、そのような人生を送ってきた」と話す。

女性としての自信を失う中で、足を踏み入れた世界

しかし、それでも幸せをつかめなかった人生の側面があった。男女のパートナーシップである。当時交際していた男性との間で大きな問題が発生し、「女性としての自信を失った」(Aayaさん)。ショックで苦しみに覆われる一方、日々の仕事は美しさや楽しさを演出する世界である。笑顔をつくりながら仕事に力を注ぐものの、心の内側とのギャップにさらに苦しんだ。

そのギャップを見ないようにと、Aayaさんはますます仕事に打ち込んだ。収入は増えたものの、苦しみは癒えず、絶えず心を占拠し続けた。

心の分離に苦しむ中で思い出したのが、以前耳にした「アデプトプログラム」という文言だったという。

Aayaさんが最初にアデプトプログラムのことを知ったのは、近しい友人の口から出た話題だった。アデプトプログラムを受けたら、人生のいろいろなことがうまく進み始めた――。この話を思い出したAayaさんは、MMS公認ガイドによる事前説明会「アデプトゼロ」を聴講。「アデプトプログラムで最後に行われるイニシエーションを受けたい」と思い、間を置かずにアデプトプログラムを受講した。20代半ばのことである。

特別なところに招いてもらった感覚がした

アデプトプログラムを受講して印象に残った話題の1つは、地球を構成している様々な領域のことだった。形而上学では、古来から不可視の領域に様々な知的存在がいると説いている。「昔からファンタジー、アニメ、特撮の世界が好きだった。このような世界が実はそのまま存在しているのだと聞いて、とても面白いと思った」と振り返る。

もう1つ印象に残ったのは、地球を管轄している高度な存在の話題だという。「日本人の多くは、自分では無宗教だと主張しながらも、神社が好きだったり、土地に敬意を払ったりと、実質的には(自然や地球の様相に高度な知性を見出す)アミニズムを信仰しているようなもの。この私なりの見方を別の角度から説明してくれる話題が出てきて、我が意を得たりと思った」。

2日目のイニシエーションを受けた時、「特別なところに招いてもらった感覚があり、ワクワクした気持ちになった」という。

その後も引き続き仕事に力を注ぎつつ、MMSが開催している講座「ヒーラーズアカデミー1」を受講した。ヒーラーズアカデミー1を修了すると、「DNAアクティベーション」が提供できるようになる。

ヒーラーズアカデミー1で印象に残っているのは、イニシエーション時に自然と涙が出てきたことだという。「当時の私は、ヒーラーになることを目指していたわけではない。けれども、DNAアクティベーションが施術できるようになったこと自体が、とても嬉しく感じたのではないか」と当時のことを振り返る。

そのようなAayaさんが本格的に形而上学の学びを進め、ガイドとして活動し始めるようになったきっかけは、「世界平和」というキーワードを耳にしたことだった。「ヒーラーズアカデミー1を受講している最中に、『(講師から)この形而上学の学びをさらに進めていけば、私たちと一緒に世界を平和にしていく活動に参画することになる』という趣旨の話題が出た。この話に非常に心惹かれた」(Aayaさん)。

世界平和というキーワードに引きつけられた背景には、彼女のティーンエイジャー時代の問題意識がある。「中学生時代、世界平和について真剣に考えた。『大人がくさっている』との結論に至り、過激な思想に憧れたことを思い出した」(Aayaさん)。また、幼少期から、アニメや特撮を通じて、悪と闘うヒーロー・ヒロインの在り方に憧れていたこともあるという。

「昔から心の奥底にあった『こうありたい』という理想の姿が、この学びの道で追求できると分かった。また、実際にその通りだったことが分かった。だからこそヒーラーそしてガイドとして活動し続けているのだと思う」(Aayaさん)

人生について多角的な見方ができるようになった

アデプトプログラムを受講した人(イニシエートとも呼ばれる)は、「自分とは何者か」という問いを自ら突き詰めていく人生を歩むことになる。

Aayaさんはアデプトプログラムを受講してからの歩みにおいて、何が大きな恩恵と受け止めているのか。このように筆者が問うたところ、様々な事項を挙げてくれた。ここでは主要なポイントのうち2つを触れる。

1つは、人生について多角的な見方ができるようになったこと。「それまでも自分の『好き』を追求し、それを実現してきた人生だったが、気づかぬうちに持っていた固定的な考えが薄れた。このことで、自分のことも含め物事を前よりも深く理解できるようになった」と語る。

もう1つは、かねて課題であった男女のパートナーシップについて、解決に至る道筋を見出したことだ。

Aayaさんはイニシエートになった後にも、「(男女関係で)前と同じような構図に直面した」と打ち明ける。

「内側の世界が外側に反映している」ことが真に理解できた

しかしながら、彼女がそのプロセスで掴んだ光明は、「内側の世界が外側に反映している」という形而上学が語る真実そのものだった。「自分の内側にある原因が、ただただ同じ構図の現実を引き起こしている。このことが次第に理解できるようになった」とAayaさんは語る。

これを受け、Aayaさんは「自分の価値をまず自分で認めてあげること」に継続的に取り組んでいるという。「(一般的に重要なことだとして)よく指摘されるポイントだが、これの本当の重要性が理解できるようになった」(Aayaさん)。

人は望む・望まないは別として、環境に影響される存在である。特に家族や学校など、幼少期からティーンエイジャーに過ごした環境は、物事の捉え方や判断基準に大きく影響を与える。その体験は、時には心の傷として残り、自信を失い、人生で無意識のうちに不幸せな選択をしてしまう要因にもなる。

だからこそ、人には深い癒やしが必要だ。だが、不要になった価値観や考え方の癖を取り除く作業は時として、心にしまい込んだ痛みを再燃させることも招きうる。

「(過去の嫌な記憶や体験という)蓋を開けることはつらさを伴う。だが、新しい生き方を選択するにあたって、それが本当に必要で大切なことだとわかった」

本当の意味で輝ける人生を歩むためのツール

我々が生きている時代は変化が激しい。モノからサービス、そして「体験」へと、人が価値を見出すポイントは抽象度が高い領域へと移りつつある。その動きの反映として、精神面での幸福を希求する人が増え、「自分を知る」「自分は何者か」といったフレーズが各所で聞かれるようになってきた。

しかし、こうした概念についての情報を、書籍やインターネットで得たとしても、自分の血肉にならず、結局人生が変わらないという姿が往々にして見られる。

Aayaさんは自身の体験を踏まえて、「DNAアクティベーションやアデプトプログラムは、(人や世界の本質的な概念に対する)レセプター(受容体)を身につけるようなもの」と例える。

「『引き寄せの法則』などのいろいろな情報が世に出ている。私自身も子どもの頃からこうした話題が好きで、自ら実践できていたところもある。けれども、本当の意味で良い人生を歩むためには、物事の一面的な理解を超えて、つらいことも楽しいことも含めて受けとめながら経験していく姿勢が欠かせない。そのような生き方を可能にするのが、これらの形而上学の教えやツールだと考えている」(Aayaさん)

Aayaさんがガイド・ヒーラーとして現在一番力を入れているのは、アデプトプログラムの開催だ。「アデプトプログラムで手渡されるマジック、そしてイニシエーションを通じて、自分の本当の姿を取り戻せる。また、本来持ちうる力を使って、自分らしい人生を切り開くことができる。この真実を、以前の私と同じような問題意識や苦しみを味わっている人に伝えたい」(Aayaさん)。

過去の苦しみは喜びへの鍵に

『ゲド戦記』の作者として知られるSFファンタジー小説作家、アーシュラ・K・ル=グウィン(1929ー2018)は、「物語を語らなかった社会などは存在したためしがない」と説いた。彼女は自ら物語を紡ぎ、人類社会に埋め込まれた物語の存在感や重要性を示した。なおル=グウィンは形而上学を学んでいたとも伝え聞く。

ひるがえって物語とは、我々が直視すべき困難の象徴でもあり、七転八倒してもまた起き上がるという不屈の生きざまの抽出物だ。Aayaさんが語る過去の苦しみは、裏返せば喜びへの鍵であり、人という存在が秘めた可能性を示唆しているといえるだろう。

■Aaya氏のプロフィール情報
MMS公認ガイド・ヒーラー。他にも俳優、歌手、MC(司会者)、チャネラー(エジプトの女神・バストとの契約を持つ)、スピリチュアリスト、メタフィジシャン(形而上学の学び手)、デーモンハンター、ボイストレーナー、セラピストなど多彩な顔をもつ。様々な活動を通じて自由な生き方のモデルを示しつつ、「もっと自由な生き方をしてみたい」と願う人に向けて、形而上学に基づいたヒーリングアートを届け続けている。ブログInstagramほか、アデプトプログラムへの問い合わせは予約サイト(リザスト)から受け付けている。

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いかがだっただろうか。

このシリーズでは「形而上学の世界への招待状」として引き続き、インタビューなどを通じて形而上学のへ入り口部分を紐解いていきたい。なお、「形而上学の学びは、人に何をもたらすのか?――アデプトプログラム体験談01」も併せてご覧いただきたい。

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