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あなたの「いつもの調子」をレベルアップできる方法を紹介します

「ふとした瞬間につい、ネガティブな考えを思い浮かべてしまう」
「すき間時間があると、なぜか過去の嫌な思い出を反芻して、しかもその時の嫌な感情を再び味わい、苦しんでしまう」――

そのような人に向けた、実績ある良い方法があります。

私(ペンネーム:「真実の剣」)は「ポジティブ記憶の指へのマッピング」と呼んでいますが、心理学(主にNLP)、脳科学、あるいはヨガ・気功・形而上学など、先人たちが示した方法を集約し応用したものです。

これは私が過去2年間にわたり実行してきて、大きな効果を実感している、おすすめのです。近年「レジリエンス(回復する力)」の重要性がよく言われていますが、まさに、レジリエンスを高めるための良い方法でもあります。ぜひお試しください。

次から、その手順を記します。

■1:過去の良き記憶を思い出し、紙に書き留める

どんな方でも、うれしかった思い出、成功して誇らしく感じた思い出、気持ちよかった思い出があるはずです。自分にとってポジティブな感情を引き起こす思い出であれば、世間の他人と比較する必要はありません。「小さい成功で他者からすると取るに足らない」と思えるようなものでも、まったくもって問題ありません。それら10個の思い出を、紙に書き留めます。

具体的には、下記のような具合にリストアップしてみてください。

①「気持ちよかった思い出」を5個、思い出して、その情景を文章として紙に書き出します(例:温泉に入って気持ちよかった、旅行先で素晴らしい景色に出会った、恋人と素晴らしい交わりを体験した、など)

②次に、「誇らしく感じた成功体験」を5個、思い出して、その情景を文章として紙に書き出します(例:小学校の運動会でトップになって褒められた、中学校の部活動でメンバーにうまくパスを渡したらゴールが入って勝利に貢献できた、仕事で高い成果を上げて表彰された、など)

これらリストアップした10個の思い出を「ポジティブ記憶」と呼ぶことにしましょう。

■2:リストアップした良き記憶を再び思い出して、当時の情動と5感を再体験する

①上記の①と②でリストアップしたポジティブ記憶の記述(合計10個)を順番に読みつつ、再び、その時の体験を五感を駆使しながら感じてみます。できれば声に出して読み上げると良いでしょう。

当時の情景(視覚)、当時周囲からかけられた良き言葉(聴覚)、当時居合わせた場所の空気感・香り・舌触り(触覚・嗅覚・味覚)。このように意識しながら、読み上げてみます。

②それぞれのポジティブ記憶を、2度、3度と繰り返し読み進めていると、視界が明るくなったり、身体が軽くなったり、あるいは耳元がすっきりして周囲の音が聞こえやすくなったりするかと思います。これは「気持ちいい」「誇らしい」という情動(人を強く動かす急激な感情の動き)が、記憶の追体験により大きく動いている証拠です。記憶によって呼び起こされたこの身体感覚を、覚えておきます(ちなみに、これだけでも、普段よりもポジティブな感覚になっている人も多くおられると思います)。

もし、それほど強く体験できなかったという場合も、焦らず、日を置いてからもう一度取り組んでみてください。再び取り組むと、強く感じられるケースがあります。また、個々のポジティブ記憶について、「別の思い出の方が良いかもしれない」など、いろいろな気づきが起きてくる場合もあります。その際は思い切って、使用するポジティブ記憶を入れ替えてみましょう。

■3:それぞれを自分の指に「マッピング」する

次に、合計10個のポジティブ記憶を自分の指にマッピングする(割り当てる)作業を進めます。次のような手順です。

①10個のポジティブ記憶に、それぞれ番号を振ります。1番=左手の親指、2番=左手の人差し指……といった具合に、ポジティブ記憶を合計10本の指それぞれに割り当てる格好です。

②次に、1番に割り振ったポジティブ記憶を読み上げ、当時の情動を再体験します。身体感覚の変化を十分に感じ取りながら、1番の指=左手の親指を折り曲げます。これを、何度か繰り返します。
※専門分野の観点で解説しますと、これは「アンカリング」と呼ぶ手法で、特定の情動体験と特定の物事を結びつける、認知科学分野で実績のある方法です。

③上記の②を、10本の指それぞれに対して実行していきます。

④一通り終わったら、少し休息を入れます。

⑤10本の指それぞれを、順番に折り曲げていきます。その際に、自分にどのような変化が起きるかを確認してみます。指を折るだけで、ポジティブ記憶の断片(その時の見たこと・聞いたこと)が脳内に再生されたり、あるいはポジティブ記憶に紐付いている情動(気持ちよい、誇らしい)の身体感覚がやってきたりするはずです。

■ポジティブな気分になった脳は、自動的に同じような体験を探しに行く

このような指へのマッピングを行い、日常生活で折を見て、指を一本ずつ折り曲げてみます。カフェに入ってぼうっとしている時でも、お風呂に入った時でも、駅のホームで電車を待っている時でもOKです。日々何となく行うだけで、徐々に「いつもの気分」の状態がレベルアップし、「気持ちよい」「誇らしい」という感覚を常日頃味わえるようになってくるはずです。

さて、これがまた面白い事実なのですが、このようにして普段の感覚――脳機能科学者の苫米地英人氏は「コンフォートゾーン」と呼んでいます――がポジティブなほうへとシフトしてくると、脳は自然と、同じようなポジティブ感覚が得られるような体験につながる情報を、周囲から自動的に探すようになります。

これは、人間の「ホメオスタシス」という機能による自然な働きです。この点は、医学者のマクスウェル・マルツ博士が開発した「サイコ・サイバネティクス」の解説にも、同種の言及があります。非常に興味深い人間の特性です。

うそか本当か、と思えるかもしれませんが、私はこの方法を2年ほど実行し続け、「確かにそうかもしれない」と実感することが増えてきました。

他方、人はこの森羅万象の世界で生きる中で、ポジティブな波も、またネガティブな波も経験します。特にネガティブな波を経験している時、人は気分が落ち込みがちですが、そのようなときに、このポジティブ記憶のマッピングを意図的に、積極的に再生する(指を折る)ことで、突破口が見つけやすくなります。

その理由も苫米地英人氏が述べていますが、人はリラックスしている時に「脳の抽象度」が高まり、その結果として良き問題解決法やアイデアが思いかびやすくなるためです。また当然、リラックスしているほうが行動もスムーズです(スポーツ選手や古武道の武道家を動画を見ると分かりますが、皆さん、力が抜けてリラックスしているのが分かるかと思います)。

以上、「ポジティブ記憶の指へのマッピング」はいかがでしたか。細かい点はいろいろなノウハウがありますが、ぜひ日常に取り入れていただければと思います。

もし、実行方法をより深く、詳しく知りたいという方は、私「真実の剣」のセッションや、瞑想会などにもお越しください。

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