日記抜粋(12月-2 伊豆熱海鎌倉)

12/5 月曜
8時過ぎに家を出る。無事に新幹線には乗れて熱海にも着く。11時過ぎに到着したのだがチェックインにはまだ時間がありMOA美術館に行くことにする。客層が観光地化しており最悪である。あそこまでペチャクチャ喋る人に年金なり保険料を払うのがバカバカしくなるくらいの思いであった。それにひきかえ、岩佐又兵衛の緻密な作品、黒楽光悦の器は充実しているものである。帰りがけに隣にある宗教施設の売店でお土産を買って帰る。恐らくここでしか買うことはできまい……その後は伊豆山神社まで歩く。
ホテルはボロいが私にとっては全く許容範囲である。せっかく安く行っているのだからなおのことだ……バイキングは少しちゃっちいがお酒も込みで、中華料理が妙に旨い。学生などは1割程度で残りは老いらくの夫婦連れというところである。一人で来ている人は目下自分くらいのものだ。温泉は混雑する時間帯を避けたのでほぼ貸し切り。クセのない湯である。終わってからは日本クロアチアを見る。結果はまあ言わずもがなではあるが、後半途中からは試合展開も退屈になってきていたのであまりおぼえていないのが正直なところである。あれよあれよと言う間にズルズルPKを外していきあっという間に終わってしまった気分である。

しっかり座らせてもらいました

12/6 火曜
足腰、左半身が痛い。ヘルニアとかでなければよいのだが……予定を変えて鎌倉に行くことにする。伊豆が雨というからだ。とは言え極めて空気は冷えており、信号の故障が相次いで発生したとかで大船という駅で一時間弱足止めを食らうことになる。腰越に留め置かれた義経の気持ちもかくや。駅構内でとんこつラーメンを食べて鎌倉へ。鶴岡八幡宮→大蔵御所→東勝寺→神奈川県立美術館→建長寺→円覚寺→北鎌倉駅というルートで歩く。道中大河ドラマ館と鎌倉国宝館も見に行く。おみくじで望ましい運が出ており大変良かったと思う。まさか4~5時間でここまで回れてしまうとは思わなかったので最終日どのように行動しようかと思う。
相変わらず食べ放題でお腹がいっぱいになるが老害みたいな人がどうしても目についてしまう。エレベーターでは絡まれかけるし客層が終わっている。スペインモロッコを前半だけ見るが良い試合であった。

頼朝と義時の墓(推定)参り


12/7 水曜
……しかし良い時期に私も旅に出たものだ。義時ばりの悪運の強さである。迷った挙げ句伊豆北条三島に行くことにする。まず伊豆箱根鉄道がラブライブサンシャインのラッピングであった。まずは修善寺に行く。かまいたちアインシュタイン和牛がロケに来ている横でそばを食べ、源頼家範頼の墓参りをし、温泉に入りダラダラと過ごす。その後は駅でお土産を買い込み韮山へ。大河ドラマ館と願成就寺は閉まっていたが墓参りや史跡探訪はすることができた。三島神社で引いたおみくじは嫌な内容であったので奮励しようと思う。相変わらず腰も痛い。坐骨神経痛ではないかという結論に至った。

伊豆箱根鉄道のラッピングカー
頼家の墓

12/8 木曜
何もすることがなくなってしまったので熱海に行く。秘宝館にいくが昭和という感じのしつらえであった。おそらくカップルなどで行くともっと盛り上がったのであろうが、私としてはこんなものかという感じであった。しかしロープウェーから見る太平洋はまごうことなき絶景であり、濃紺の外海はそれだけでもテンションが上がる。関西人ならなおのことである。寒さ腰痛に耐えつつもカフェラテを飲む。下山してアジのたたきを食べる。新鮮な魚であった。海釣り公園での釣りはまさかのトリックサビキで驚く。竿も長いし至極不便であったがなんとかトウゴロウイワシをたくさん釣る。ネンブツダイは物欲しげに見てくる猫とカモメに上げることにする。熱海駅へ向かうときに砂浜で途中下車。暮れゆく夕日、昇る満月をただひたすら40分ほど眺めて、写真をとる。新幹線に乗る前にボンゴレビアンコを食べる。にんにくの味が身にしみる。家の鍵を親がなくしたこともあり迎えに来てもらって無事帰宅。洗濯など諸々の雑務を済ませお土産を仕分けるなどして1時半に寝る。

外海を見るのはテンション上がる

12/9 金曜
大学にお土産を持って行く。諸用を済ませ先生に連絡事項を伝えるなどして帰る。誰も髪を切ったことに気づかれないのは少々意外であった……

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