有名な「俺ら4人の年収 あわせて8,000万超ドヤッ」の不動産屋と面談してみた結果【1/2】
どうも、ラノベ作家のM銀です。
数年前、軽い気持ちで“例の”ワンルーム不動産業者の話を聞いてみたら、まぁとんでもない目にあったので、その時の話をラノベにしました。
これまで様々な営業マンから話を聞いてきた僕ですが、はっきり言って今回のラノベに登場する不動産業者が1番タチが悪かったですwww
このエピソード以来、不動産屋のことが大嫌いになりました。ぶっちゃけ、不動産屋は総じて悪徳なんじゃね?とすら思ってます(偏見)
▼参考:これまで営業を受けてきた猛者たち
👑 厄介な営業マン四皇 👑
①新築ワンルーム不動産業者:カイドウ
… タイマン最強
②アムウ〇イ:ビッグマム
… 搦め手を得意とする部下が多数いる
③プルルデンシ〇ル:シャンクス
… 体育会の繋がりを利用したパワハラ営業
④各種情報商材屋:黒ひげ
… なぜだか、容姿が醜い奴がやたらと多い
※このラノベは異世界における日本によく似た国で起きた空想のお話です。実在の人物や団体とは関係ありません
それでは、本編をお楽しみください↓↓↓
第1章. 悪魔の誘い(デーモンハンド)
〜 プルルルルルル📳 〜
突如鳴り響いた社用携帯の電子音によって、
静寂はかき消された
営業車での中でサボっていた僕はとっさに
「課長(上司)からか!?」と頭に浮かんだ
そして、“疾風迅雷“と形容するに値するスピードで電話に出る
「はい、M銀です」
電話の主は聞き覚えのない声の男だった…
そして、電話越しに唐突に言った
「『節税』に興味はありませんかぁ↓」
当時、社会人2年目だった僕には、一体なんのことなのかピンと来なかった
「あの〜 どういったご要件ですか?」
「仕事中なので、手短にお願いします」
(まぁ サボってたんだけど…)
電話の主は、下品な関西訛りのヘラヘラした口調で続けてこう言った
「あかん、大変失礼しましたぁ↓」
「日本エヌリードの鎌田と申しますぅ↓↓」
「『不動産投資』のご提案ですぅ↓」
僕の脳内では、
そもそも、コイツはこの社用携帯の電話番号をどこで仕入れてきたのだろうか??
おそらく、会社の同僚の中にリスト業者に連絡網を売った裏切り者がいるんだろうな…
「不動産屋の営業はマジキチ」ってよく聞くけど、一度体験してみるのも面白いかもなwww
といった思考が駆け巡った結果、怖いもの見たさでこう答えてしまった
「あ、興味あります」
「ぜひ、お話を聞いてみたいですね」
僕の返答を聞いた瞬間、ヘラヘラ口調の電話の主の声色が、わずかに変化したのが分かった
そして、
流れるようにアポの日程を調整し、その週の土曜日に「不動産投資についての簡単な説明をする」ということで、会って面談をすることになった
「一度マジキチ営業マンを体験してみたいな♪」くらいの軽い気持ちでアポを入れてしまったものの、この時の僕は知る由もなかった
これが、長期間にも及ぶ戦いの幕開けになるということを ー
第2章. 二人組(ツーマンセル)
〜 土曜日、都内某所 〜
待ち合わせ場所に指定されたのは、みんな大好き某有名ファミリーレストラン『ガステ』
▼『ガステ』でエライ目にあった話
僕は『ガステ』に着くと、二人組で来ていると聞いていた不動産の営業マンがどこにいるのかを探すため、キョロキョロと店内を見渡した
すると、
その様子が見えたのか、一人の男が僕に向かって手を振っていた。なぜか、広い店中で最も奥にある出入りがしづらいテーブル席に座っていた
テーブル席の手前側には、営業マン二人既にが座っており、僕は奥側の席に座るように促された
僕は軽く会釈をしながら、二人組の営業マンに簡単なあいさつをして席につく
「M銀です、今日はよろしくお願いします」
一人は明らかに若く、20代前半くらいの容姿
緊張しているのか、どこか虚ろな目をしていた
もう一人の男は、30代半ばくらいだろうか
ニコニコと下品な偽りの笑顔を浮かべている…
すぐに「コイツが電話の主だな」と分かりました
「どうも、日本エヌリードの鎌田ですぅ↓」
「こちらこそよろしくお願いしますぅ〜↓↓」
「こっちの彼は、新人の佐藤」
「こう見えて新卒トップの成績なんですよぉ↓」
話を振られた佐藤さんは、1dB(デシベル)も声を出さず コクリ とだけ僕に向かって会釈をした
新卒トップだと言う佐藤さんは、それ以降『精巧に作られた肉人形』かの様に ピクリ とも動かず、ひたすら虚空を見つめていた。僕には彼が優秀な男には到底思えなかった
こうして簡単なあいさつを済ませた後、本題である不動産投資のしくみについて、1時間ほど説明をしてもらうことになった
鎌田さんは、不動産投資に関する知識が全くない初心者である僕からの質問にも快く答えてくれた
(佐藤さんは、ずっと無言を貫いてたけど…)
しかしながら、マジキチ営業マンと何かしらのToLOVEるに発展したら面白いのになぁ…と思っていた僕にとっては、悲しい結果でもあった
「う〜ん、なんか期待外れだったなぁ」
「噂に聞くほどマジキチじゃないやん…」
と嘆きながら、僕は過去に対決した強敵だったマジキチたちとの戦いの記憶を思い返していた…
…
………
………………
………………………………
…………………………………………………………
〜〜〜〜〜〜〜〜 回想 〜〜〜〜〜〜〜〜
【浪人編】
ある日、予備校の前で「神は…まもなく…世界を…滅ぼす…」みたいな訳の分からん中身スカスカの映像を流している奴らがいて、僕はそれを冷やかしで10分くらい見ながら、内心馬鹿にしていた。
そしたら、その思想に共感した若者だと勘違いされ、「あなたは今すぐ洗礼を受けるべきだ!」とか言われた挙げ句、怪しい黒塗りのバンに強引に乗せられることに。
暫くして山奥にあるドラマ『TRICK』に出てくるような、インチキ宗教団体の総本山みたいな建物(協会?)に無事到着。「このままだとガチでやばい!」と怖くなり、隙を見つけ命からがら山奥から逃げ出した、あの時 ー
【大学編】
ある日、秋葉原を歩いていたら、突然キレイなお姉さんに声をかけられた。男子校出身の僕は「まさか…これが逆ナンってやつなのか!?」とウキウキ気分でお姉さんについて行った。
少し歩いて、近くにある色鮮やかな絵画が沢山飾ってある小さなお店に案内された。しかし、気づくとお姉さんの姿がない。どこにいったのかな???
すると、店の奥から怖いお兄さんが スーッ と現れ、素人にも明らかに偽物だと分かるラッセンのイルカの絵を買わされそうになった、あの時 ー
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
奇想天外な体験をしてきた僕にとって、変わり映えのしないサラリーマン生活は退屈で仕方がなかった。刺激を求めて会うことにした不動産屋は、僕の退屈な日常を壊してはくれなかった…
しかし、それは早とちりだった
彼らは僕の期待を裏切らなかったのである
この直後、
鎌田は醜悪な本性を現すこととなる ー
◆なぜ、鎌田と佐藤はあえて広い店内で1番奥のテーブル席に陣取ったのか?
◆なぜ、鎌田は一言も話さないコミュ力0の肉人形佐藤と二人組で来たのか??
◆なぜ、佐藤は一言も話さないのに、新卒の中で営業トップの実績なのか???
こうした謎を残し、物語は終盤戦へ突入する
次回:佐藤の本当の能力とは? 偽りの笑顔で塗り固められた鎌田の真の姿が露わとなる!?
第3章. 突然変異(メタモルフォーゼ)
乞うご期待!!!!!!!!!!!!
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