イベントやSNSといった戦術は、戦略によって統合されて活かされる
オンラインサロン?
浸透しつつあるとはいえ、
いまだ多くの方にとってはなじみのない言葉。
この言葉をどのように扱うべきか。
日々、頭を悩ませている。
何ごとも「当事者」になることで、
前提にバイアスがかかり、
告知やPRに失敗することはよくあります。
初見者最適からズレて、
あるいはかけ離れた前提で
「●●ってこんなんですよ!ぜひ!」
と言った感じで
自己陶酔に陥ることは珍しくありません。
今取り組んでいるプロジェクトでは
まさにこの状態。
前提の整理、
つまりオンラインサロンって
どういうものなのか?
または僕たちのオンラインサロンは
どういうものなのか?
について見直し、
言語化の修正を行っています。
価値の本質を見極め
適切な発信ができるよう努めています。
■僕たちのオンラインサロンの特徴として、
「自由に参加できる」
というものがあります。
ビジョンを理解した上での
イベント企画と実施。
ビジョンに一貫した内容であれば
自由に構想し、
やりたいことができる環境が用意されていることは
このオンラインサロンの強みの一つです。
競争優位性
と言ってもいかもしれません。
めざすべき場所、あるべき姿が
明確に言語化され、規定されているのはそのため。
条件付き自由
という建てつけです。
ゴールをすっ飛ばした自由は
受け入れられませんが、
ゴールに一貫しているという
説明責任を果たせるのであれば、
多少強引であっても、
そのような解釈ができればOK。
自由を扱うのにも
ルールやセンスが求められるということです。
■さて、
「自由」という言葉が出てきましたが、
いざ「自由」を与えられると
人は躊躇してしまう。
そんな現象は
今に始まったことではありません。
エーリヒ・フロムの「自由からの逃走」には
こんな一文があります。
ナチズムの諸原理にたいしてどんなに反対していようとも、もしかれが孤独であることと、ドイツに属しているという感情をもつことと、どちらか選ばなければならないとすれば、多くのひとびとは後者を選ぶであろう。
ヨーロッパにおける
封建制度が瓦解するのは
ルネサンスや宗教改革を経て、
日本では明治維新を通して
「自由」が庶民にもたらされました。
多くの犠牲者を出して実現された
自由への憧れ。
しかしそんな高い買い物は
どれほど庶民に幸せをもたらしたでしょうか?
刺すような孤独や責任
に耐えかねた庶民は、
高価な代償を忘れ、
自由を放棄して
全体主義に傾斜していきました。
ナチズムなどはその最たる例です。
自分のことは何でも、
自分で決められるという自由な状態は、
手に入れるまではテンションがあがりますが、
手に入れた途端、
権力者による庇護を求めるようになります。
人間って
どこまでいってもわがままです。
■ちょっとおおげさな喩え
を持ちだしましたが、
「自由」におびえている人が
今もたくさんいるという僕の意見も
僕自身を例にあげて解説すると、
リアルに感じられるかもしれません。
何を隠そう?
データやアンケートを盲目的に信じて、
あちこち振り回されていたのは、
他ならぬこの僕。
「去年はこれが売れた」
「一番人気はこの色」
「属性によって好みが違う」
という誰でもできる
テンプレート上のデータ整理
によって導き出される具体的な情報に頼り、
一向に本質にいたらず
右往左往していたかつての僕には
「こうしたい」
という自分の自由意志が
いっさいありませんでした。
「これでいいのか?」
と常に結果におびえ、自分を見失い、
あげくのはてには
「あのときはこうすることが合理的だった」
とかなんとかいって、
失敗したときでさえデータに頼る始末。
自由に対する責任から
徹底的に逃避していました。
■「自由にできる」
という僕がかかわるオンラインサロンの強み。
ですが上述のとおり、
自由こそが
多くの人の「心配」や「不安」
を助長するものなのかもしれません。
この強みを今後
どのように打ち出すべきか?
現時点での僕の答えは
「拠って立つコンセプト」
をいかにつくり上げるか?
戦略ストーリーを描き、全体構想を抱き
自由に創造されたコンテンツを
いかに統合できるかどうか、
にかかっていると思っています。
ひとりで全部できません。
多くの人の協力なしに組織は成立しません。
自由に分業をしながら
かつ「分断」しないような状態をつくること。
そんな経営の本領が発揮されるためには
「拠って立つコンセプト」が必要不可欠であり、
自由に条件を与えることで
安心や安定がもたらされると思っています。
■というような
戦略の思考プロセスも共有
できるオンラインサロンでは
一緒に悩んで考えてくれる
仲間を募集しています。
今日もサロンメンバーと打ち合わせでしたが
なかなか議論が白熱しておもしろい。
いろんなイベントや企画
オンラインサロンでの投稿やSNSによる発信など
さまざまな打ち手がいかに
拠って立つコンセプト
つまり「ミッション」や「ビジョン」
に一貫しているか。
部分が統合され、全体としての
美しい戦略ストーリーが描けているかどうか。
そんな話に華が咲きました。
一緒に語り合える仲間を探しています。
ただいま無料キャンペーン中です。
興味ある方は、ちょっとだけのぞいてみてください。
今日も最後まで読んでくれて
ありがとうございました。
それではまた明日。
おつかれっした!
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